2021年8月22日日曜日

温泉に行かない日(506) 汗で白くなった帽子は復活可能か?

ワシは大変な汗っかきじゃ。
ワシが如何に汗っかきかについてはこれまでにも何回か触れとるが、春が過ぎて少し気温が高くなってきた後に熱いラーメンなど喰うと、尋常ではない量の汗が流れて顎からぽたぽた滴るほどじゃ。
多分基礎代謝がいいんじゃろう。
酒飲みで運動嫌いなワシがこの歳になってもデブってこないのは、このせいじゃと思う。
そういう意味ではありがたいが、勿論弊害もある。
例えばクルマのシートじゃ。
シートのあちこちはワシの汗の塩分により、部分的にではあるが結構白くなってしまっとる。
きれいにしたいものじゃから、緩めに絞った雑巾で叩いてみても思うようには取れてくれん。
なんとなならんもんかと思って少し調べてみたら、世の中には「リンサー」というものがあるとわかった。
これはノズルの先からミスト状になった水を吹き付けて吸引する一種の掃除機のようなもので、そのさまを撮影した動画などを見ると、一見きれいなシートであっても、吸引された水を溜めるタンクには濃い茶色の水がじゃんじゃん溜まっていくのがわかる。
この手の製品はやはり西独のケルヒャーのやつが有名じゃろうと思って価格を見たら6万円とか7万円とか、貧乏人にとってはまさに天文学的数字が目に入る。
こんなもん誰が買うか。
もう少し安いのはないか探すと、アイリスオーヤマのリンサーが1万ちょっとで売っとる。
まあこれなら何とか手が届くが、如何せん(当たり前じゃが)電源が家庭用100V。
ワシのクルマは敷地外の契約駐車場に停めとるから使えん。
ううむ、これじゃあだめじゃなと諦めたが、更に調べるともっと安価な方法があるとわかった。
それは100円ショップとかホームセンターで普通に売っとるアルカリ電解水をシートにスプレーし、汚れを叩き出すようにして雑巾でぽんぽんとやると、まあまあ汚れが取れるという情報じゃ。
これなら数百円で済むし、元々が水でケミカルな素材ではないから車内の樹脂部分に誤ってかかってもなんの影響もない。
これじゃこれじゃと思って早速試してみた。
使用したのは「水の【激落ちくん】®」[1]
処理前の写真を取り忘れたんじゃが、ちょっと多いかな?と思うくらいにたっぷりとアルカリ電解水を汚れた部分に吹きかけ、すぐさま乾いた雑巾でぽんぽんするときれいだった雑巾が見る間に茶色く変色し、その分シートの方は本来の黒色に戻っていった。

これは処理後の写真
光の具合で白く見えるが
実際にはほぼ本来の黒に戻っとる
© ill-health(ruephas) 2021

ワシは喜び、汗で白くなっとる車内の各部分を片っ端から掃除していった。
どんどんきれいになっていき、ワシは満足したわけじゃ

さてクルマの他にも汗で白くなっとるのが愛用の帽子じゃ。

一見普通に見えるワシの帽子じゃが…
© ill-health(ruephas) 2021

何年か前に買った安物の帽子じゃが大変気に入っておって、春過ぎて晩秋までは大抵これをかぶって外出する。
日差しを遮るためじゃが、無論ハゲ隠しのアイテムとしても重用しとる。
この帽子もまた、塩害にあっとるわけじゃ。
上の写真ではあまりわからんが、結構やられとる。

黒いリボンの上の部分が特に白くなっとるが
それ以外にも鍔の部分も若干白い部分が見える
写っとらん後ろの部分は結構白くなっとる
© ill-health(ruephas) 2021

もしかしたら、こいつも「水の【激落ちくん】®」を使えばなんとかなるやもしれぬと考えたワシは早速やってみた。
一応念の為、帽子の内側にあるタグを見てみた。
そこには、
型くずれしますので、洗濯はおさけ下さい。その他、光、水、雨、汗、摩擦等で色落ちすることがありますので、御注意下さい。
と書かれておる。
また品質表示として、
指定外繊維(紙)90%
ポリエステル  10%
とも書かれておる。
ははあ、この帽子は紙製じゃったかとワシは少し驚いたが、まあ兎に角用いるのは所詮水じゃし問題はなかろうと判断した。
ワシは先ず黒いリボンの上の一番白くなっとる部分にぷしゅうぷしゅうとアルカリ電解水を多めに吹きかけ、用意しておいたキッチンペーパーで少しだけ力を入れて拭いてみた。
その直後の写真がこれじゃ。

まだ濡れとるから結果はわからん
© ill-health(ruephas) 2021

何となくきれいに取れたような気もするが、乾いて見るまでは何とも云えん。
ちなみに、拭き取りに使ったキッチンペーパーがこれじゃ。

何だか薄汚い写真ですまんのう
謝るワイ
© ill-health(ruephas) 2021

茶色くなっとる。
多くは拭き取りにより色落ちしたものと思われるが、まあ多少ならばそんなのは構わん。
この中には拭き取られた汗汚れも含まれとると信じたい。
拭き取りを終えた帽子は暫く陰干しを試みることにした。
で、1時間ほど経過すると乾いたのでどんな結果か確認してみた。

おお!
想像以上の出来栄えと云って宜しかろう
凄いぞ!水の【激落ちくん】®
© ill-health(ruephas) 2021

やあ、だいぶんにきれいに取れとるようじゃ。
リボンの上の部分にあった白色がきれいに取れとる。
多少色落ちしとるかも知れんが見た目には全くわからんし、もし色落ちしておるようじゃったら逆に汗汚れがついとらん部分も掃除して全体に色落ちさせればいいじゃろう。
あと、右側の鍔の上側に汗汚れがだいぶん白く残っとるが、これは敢えて残しとるのじゃ。
何でかと云うと、「水の【激落ちくん】®」ではなく普通の水道水を使って同じことしたらどのくらい違うのかを検証するためじゃ。
クルマのシートでの経験からすれば多分水道水ではだめじゃろうとは思うが、一応試してみようと思っとる。

[1]
もう少し詳しく書きますと、レック㈱水の【激落ちくん】®
製品型番はS00544で400ml。
価格は350円くらい。
同様の製品は100円ショップにもあるのを確認しましたが、やっぱり何となくちゃんとした製品を買いたくてこれを選択しました。
別売で袋入りの補充液もあります。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。