2021年8月21日土曜日

やぎさんが好き(61) la vie libre

浜松市天竜区谷山(横山橋の近くといったほうがわかりがいいかも知れん)にあったCafe de Clarkは現在フリースペースになり、カフェの機能は春野町堀之内に移り、la vie libre(ら ゔぃ りーぶる:多分「気ままな生活」くらいの意味かな:〒437-0625 静岡県浜松市天竜区春野町堀之内983-2-2:090-1754-1874:10:00~16:00:定休月〜水)で営業しとる。
ここ最近行っておらんので、今日行ってみた。
Cafe de Clarkにはマサオと諭吉という2匹のやぎさんがおって、移転に伴い暫くはla vie libreにおったんじゃが、暫く前にまたCafe de Clarkに戻っとる。
その代わり、多分トカラやぎと思うんじゃがゆずちゃんというめすやぎさんが住んどるという。
ゆずちゃんを見てふれあいに行くというのが訪問の最大の目的じゃ。
Cafe de Clarkは一番最後の道がやや難関じゃった(この難関がしんどくて中々行けない客もおったと聞く程度の難しさ)が、la vie libreの方は大分に楽ちんじゃ。
カフェに着いてクルマを降りると、戦闘状態にあるねこさんのような声が向かいの駐車場から聞こえてくるのがわかった。
ねこさんどこにおるじゃろうかと声のする方に行ってみたら、実はねこさんではなく、随分小さなやぎさんじゃった。
長い紐に繋がれて空き地に生えとる草をしゃこしゃこ食っとる。
お、いたな。
これが多分ゆずちゃんじゃろうと思い、千切った雑草を手にして慎重に接近していった。
しかし、見慣れぬワシの姿を発見したゆずちゃんも慎重に後じさりを開始し、遂には傍らにある犬小屋に退避してしもうた。

かなりちっちゃくて可愛いゆずちゃん
© ill-health(ruephas) 2021

うむ、だめか。
犬小屋の一番奥に入って身を縮め、ワシから視線をそらしておる。
まあ仕方ないじゃろう。
まだお子さんじゃし、人馴れもしとらんじゃろうからなあ。
それでもワシはゆっくり草を差し出すと、くんくんふんふん匂いを確認してからしゃこしゃこ食べてくれる。
小さくともやぎさんはやぎさん。
矢張り草があれば食べたくなるんじゃろう。
外に出てくれんかと思い少し紐を引っ張ってみたが、ゆずちゃんもワシが云うところの「やぎ踏ん張り」で対抗し、中々外には出てくれん。
それでも差し出された草はちまちま食べてくれる。
うーん、まあ仕方ないじゃろう。
ワシは一旦店の方に行って飲み物を飲むことにした。
少し離れて振り向くと現金なものでゆずちゃん、怖そうな初老のおっさんがいなくなったと見てとるや素早く小屋から出てきて草を食っとる。
ワシは念の為再度ゆずちゃんの方に近づいてみると、さ〜っと小屋に戻る。
くそう、慣れるためにはもう少し時間がかかるようじゃ。

店に行き、門番をしとる梅太郎のデカい鼻をぐっと摘んでから、中に入ってマサオコーヒー(カフェオレ)を注文し、店内を自由気ままに闊歩しておるねこさんたちと遊んでおった。
ゆっくりマサオコーヒーを飲み終えたワシは、再びゆずちゃんのところに行ってみた。
近づくと小屋に退避することは変わらんが、気の所為か先程に比べ出口に近いところにおる。
草をあげてからもしやと思い、汗をかいた腕を鼻っ面に近づけると匂いを確認してからペロペロしてくれたのであった。
こりゃ嬉しいぞ。
まあまだ小屋から出てくれんことには違いはないが、最初よりは警戒心が薄れておるように感じる。
そのうち慣れてくれるじゃろう。
思い返せばあの諭吉でさえ、最初は相当な人見知りやぎさんじゃった。
手を差し出すと困った顔をしてさっと逃げて行ったものじゃ。
それがどうじゃ。
今では谷山の方でデカい態度で自由に出歩き、ワシを見つけるととことこ近づき、手にした草をばりぼり食ってから何故か頭突きをするまでに成長を遂げておる。
ゆずちゃんもそのうちそのような人と仲良しなやぎさんになるじゃろう。
今回ゆずちゃんの写真は上の1枚しか撮れなんだが、その代わりねこさんの写真は何枚か撮れた。
最後にそれらをお見せしとこう。

我が物顔で客席を陣取るぬこさんたち
小奴らは何をされてもじっとしとる
肉球をさわさわされてもじっとしとる
© ill-health(ruephas) 2021

暫く後に見に行ったら
2匹ともぐーすか寝ておった
© ill-health(ruephas) 2021

我が物顔で客のテーブルを陣取っとる
此奴は並み居る猫の中で
猫パンチが最も素早く力強い
© ill-health(ruephas) 2021

暫くしたらカウンターの方で
ぐーすか寝ておった
© ill-health(ruephas) 2021






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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。