オレの親友が死んでしまった…
B:
親友とは?
A:
スティーブ。
B:
ああ、ジョブスですね。
いつ知り合ったんですか。
A:
20年くらい前かな。
B:
本当に知り合ったんですか?
単にAさんがスティーブの存在を知っただけ、ってことじゃないですよね。
A:
ははは、そう思うのも仕方がないかもしれないな。
でも実際は俺たち、20年前から、
「スティーブ、マサ」
と呼び合う関係だったよ。
で、1年くらい前かな、スティーブが予告もなくオレんちに来たんだよ。
予告なしにふらっと来るってのはスティーブの流儀なのかな、何時もそうなんだよね。
でさあ、スティーブが珍しく暗い感じだったんで、
「どうしたスティーブ?いやに考え込んでるじゃないか?飛行機の中でまたCAにでも振られたのか?悪い癖だぜスティーブHaHaHa」
って極めて秀逸且つ斬新なアメリカンジョークをかましてみたんだが、スティーブはくすりともせず、
「今度のiPhoneどうすればいいか、解らなくなったんだ」
っていうんだ、吃驚したよ。
あれだけ自信家のスティーブにも決められないことがあるんだって。
B:
それでどうしたんですか?
A:
「さあ、それはオレにも解らないなスティーブ。オマエや、オマエのスタッフが決める事だろう。だけどな、スティーブ。オレの勘だけど、iPhone5はやめとけ。今は4のアップグレードにしておけよ、スティーブ」
って伝えておいたんだ。
最初は何だか、
「やっぱり5がいいんだ、発表もわざわざ10月5日にしてたのに…」
ってまるで5歳のガキみたいに駄々こねてたんだけど。
結局最後はオレの忠告を受け入れてくれたんだな。
B:
そんな重要な話まで!! (*゜□゜*)ぎょぉぉ!
悲しいですね…
これからAppleはどこへ転がっていくんでしょうか?
A:
うんまあ、オレとしてもある程度は腹をくくってるよ。
B:
それは、Appleが潰れちゃうかも…、という事でしょうか?
A:
いや、そういうことじゃない。
オレが今の会社に費やす時間を、ちょっとだけAppleに振り向けることにしたんだ。
ティムがそう言うんだ、よろしくって。
まあオレとしても「それはしかたないね、ティム」って返事しておいた。
B:
おぉ!!
Appleの開発の仕事に戻るということですか!!!
A:
ははは、いやもう開発の仕事は出来ないさ。
そうじゃなくて、ティムは経営の方の手助けをしてくれって言うんだ。
次のiPhone5の時は、私の代わりに発表してくれって。
ティムは恥ずかしがり屋だからね。
B:
えぇーーー!!!???
Appleの経営の仕事!!!
しかも、iPhone5のプレスリリース担当!!!
こんな会社で仕事してちゃダメですよ!
A:
……。
所でBさあ、オマエ「エントロピー」って言葉、知ってるか?
B:
う、うん。
知ってる。
今俺たち、エントロピーですね…
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根っからのAppleユーザであるわたくしにとっては、スティーブの突然の逝去は極めてショックな出来事でした。
スティーブ=ジョブスのご冥福を、本当に心よりお祈り申し上げます。
私たちAppleユーザは、スティーブ亡き後であっても、Appleがこれまで通り、いや、これまで以上に更に革新的・魅力的なアイテムをリリースし続けてくれると信じています。
Steve Jobs
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。