2012年9月29日土曜日

温泉に行かない日(107) 父親の入院とテルマエ・ロマエV

如何にも意味ありげなタイトルですが、父親の入院とテルマエ・ロマエVには何の関連もありません。
ただ、二つの事を纏めて書いているというただそれだけの事であります。

昨日、田舎の父親が地元のERに担ぎ込まれたとの報が入り、急遽仕事を休んで帰郷しました。
まあ彼は70過ぎとそこそこ高齢であり、体のあちこちにガタが出ているようで、そう言う意味では正常に加齢しているという事でしょう。
70になっても80を過ぎても元気満々ってジジイは、私に言わせりゃあそれは妖怪です。
とは言っても子供としては当然心配な訳。
母親によれば数日前から腹が痛い腹が痛いと訴えていたそうで、遂に辛抱たまらず救急車でかかりつけ医(内科系)にいったら、即、地域の二次救医療機関であり、かつて本人が消化器のオペをした病院に転送されたそうです。
結果として診断は「上部消化管穿孔」。
上部消化管って言う事はつまりまあ十二指腸かどっかに穴があいたんでしょう。
オペはなしで、治療方針としては暫く絶食して自然に治癒を待つ、所謂「保存的治療」というヤツ。
本人が高齢な事、以前同じような部位のオペをしている事が治療方針に影響しているんでしょう。
ひょっとして腹腔鏡がニガ手な医者に当たったのかねえとも思いましたが、多少入院期間が長くなろうとも侵襲性の高い辛い治療を受けるよりは本人にとってはいいのかなと思いました。
また彼は、以前オペした時に禁酒を申し渡されていたのにも関わらず、隠れて継続的に飲酒してたみたいで(一昔前の高校生みたいで凄くシンパシーを感じるけど、確実に今回の病因でしょうな)、入院しちゃえば少なくともその期間は酒も飲めない訳だから、そういうメリットもあるかもしれません。
そのまま断酒して欲しいと思う。
ERでの救急処置を受けた後はICU病棟に入院。
治療計画書によれば、3週間入院であります。
母親と入院に必要なものを用意し病棟に預け、サインした書類の内容や看護師から受けた説明を父親にかいつまんで解りやすく説明し、各種入院手続きを済ませ、その日のうちに自宅に戻りました。

今回は車で帰郷したのですが、帰りの高速では主要JCTで事故を起こした生禿げたバカオヤジのおかげで大渋滞が発生しており、10分もかからず通過出来る区間に1時間以上を要したため心身ともに疲れ切り、翌日(つまり今日だね)の仕事も休ませてもらう事に。

で、本日。
10時前まで死んだように眠りこけていて先程起床。
シャワーを浴びてひげを剃り、歯を磨いて先日買った「テルマエ・ロマエV」を読んでました。
前巻からなんだか変な方向に物語が進んでいる気がするのですが(否定的な意味ではないです。私らパンピーには思いもつかない面白い方向という意味)、Vもそれを引き継いでいて読み飽きません。
ただ、物語の本質には全く関係ないものの気になったことがあって、それはV巻の最終部分に挿入されている、作者ヤマザキマリさんのエッセイ(コラム)「ローマ&風呂、わが愛 Vol.20」に書かれているワンセンテンスです。
「とりあえず今の私は『テルマエ』終焉に向けて、チャリオットの馬のごとく鼻息荒く怒濤の展開を進めて行きたいと思います」
終焉か。
「あぶさん」とか「こち亀」みたいに長く連載が続く漫画ってのは当然稀で、殆どが連載開始後数年のうちに終焉して行くとは解ってるんですが、テルマエ・ロマエという漫画のファンとしては、出来るだけ長く読みたいという希望を持つのは当然でしょ。
ヤマザキさんのテキストは「では皆様、またVI巻でお会いしましょう!」で終わっているため、少なくともこれで出し抜けに終わってしまうのではないようです(当たり前か)。
一読者としての希望は勿論、次のVI巻の終わりでは「では皆様、またVII巻でお会いしましょう!」、さらに次には「では皆様、またVIII巻でお会いしましょう!」というテキストが出来るだけ長く続く事です。
ヤマザキさん、出来るだけ長く私らを楽しませてください。
ルキウス[1]も頑張ってよ。
お二人さん、何卒お願いしますね~!

[1]
ルシウス・ルキウス問題(テルマエ・ロマエの主人公ルシウスの綴り・発音について)は、Wikipediaテルマエ・ロマエのノート参照。
古典ラテン語専門家、或いは専門家気取りの方々によるWikipediaらしい、頭のカタ~い論議が繰り広げられております。

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