儂は九年前の十二月に温泉に行けない日(一) 経済的引きこもりという題名の投稿をした。
事情をよく覚えていないんじゃが当時は何か非常に金欠であったらしく、ま、勿論今でも金欠じゃが今より程度が酷かったようで、焼津の中村館辺りに行ってあったかい温泉に入ってほっこりしたいが金がないから行けん、みたいな内容じゃ。
温泉銭湯なんて高くても精々千円前後の料金じゃから、今は流石に其の千円が出せんから温泉に行きたくとも行けんなんてことは無い。
しかしながら、今や逆にいくら金を積んでも温泉銭湯に行けんという状況になっとる。
少し前に書いた如く、日帰り温泉銭湯、旅館などの宿泊施設のやつも含めて、現在近隣の入浴可能施設はほぼ完全に全滅しとる。
昨年暮れくらいの時点で、今このような状況に陥るとは想像だにしておらんかった。
儂は温泉銭湯が好きなんじゃが年を負うごとに万事が億劫になってきておる。
行きたいとは思っても行くのが面倒だ、行って人が溢れ返しておったら気分が悪いだとか何だかんだと思い始めると「まあいいや。温泉はまた今度にしよう」となることが儘ある。
或いは、温泉に行きたいし行くのも面倒とは思わんという日も時々あるんじゃが、そんな時今度は儂の優柔不断な性格が温泉行きを妨げる。
自分で作っとる温/泉/週/記 地図というのを眺めて「今日はどこに行こう、あそこがいいかここがいいか」等と考え始めると案外長い時間が経過してしまい、結局決められずどこにも行けんと云うことも珍しくない。
今思うと残念な行動及び思考様式じゃとつくづく思う。
行きたかったら兎に角行けば良いのにと思う。
例えば迷った時には「取り敢えず一番近くにあるところに行く」とか、早く起きて時間がある時はなかなか行くことが出来ん接阻峡あたりまで行くとか、予め方針を定めておけばいいかも知れん。
多くの温泉銭湯は大型連休明けに再開するとなっとる。
まあこれはあくまで現段階のことであって、昨日辺りには最近とみに国民からの信頼感が低下しておる白布顔当てのおじさんが「緊急事態宣言はあと一ヶ月伸ばす」というような発言をしておるから実際どうなるかはわからん。
しかし兎に角、再開したら迷わず行く。
そして世の中が平常に戻っていって昨年までのような状況になったならば、先程書いたような行動様式を定めてじゃんじゃん行く。
これは決めた。
勿論、人が集中する状況は避けたほうが宜しいじゃろうから、再開直後は敢えて避けることはやむを得まい、というか寧ろ避けるべきじゃろう。
従いましてその様子も伺いつつということになろうが、兎に角、早く普通に温泉銭湯に入ることが出来る日々が戻ってこれば嬉しいと切に思う次第じゃ。
其のためにも「人から伝染らぬよう、人に伝染さぬよう」充分に用心して当面の日々を過ごすことを心がけようと思っとる。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。