2020年5月6日水曜日

プロジェクト "山神社"(58) 合祀・境内社について⑧

実は、神社合祀令について蜘蛛の巣の世界を検索すると、もしかして皆さんも知っておるかも知れんある有名な学者の名前が引っかかることに少し前から薄々気づいとった。
その学者の名前は南方熊楠(みなかた くまぐす)という。
ワシゃこの学者のことは殆ど知らん。
専門書ではなく、大昔に誰かの気軽な本(確か日本酒の本)で読んだ限りのことしかわからんのじゃが、それによればこの人は確か細菌学者か何かで、酒飲みで、奇行家で、ゲロを吐くのが上手いという何だかとんでもない知識しかない。
まあ大分前に読んだ本じゃし、記憶違いかも知れんが。
なので、このような奇行好き酒好きの細菌学者が、一見お門違いの神社合祀令とセットになって検索に引っかかるのか不思議に思ったわけじゃ。
例えばシンプルに神社合祀令だけをキーワードに検索すると、あくまでワシの場合じゃがWikipediaの記事がトップヒットする。
で、それ以下は次のとおりじゃ。
検索に引っかかった10項目のうちの4項目について南方熊楠が入ってきておる。
トップヒットしたWikipediaの神社合祀の中にも熊楠の記述があった故、実質的には5項目じゃなあ。
なので先ずワシは常套手段として南方熊楠の云う人そのものをWikipediaで見てみた。
わかったのは博学多才で言語堪能の天才的学者ということじゃ。
昔の日本にもこのような凄え人がおったんじゃなあ、いやあ寧ろ昔じゃったからこそ存在し得たのかのう、等と思いつつ記載を読みすすめると、
1907年(明治40年) - 前年末発布の神社合祀令に対し、神社合祀反対運動を起こす。
という記載があった。
ははあ成程これじゃな。
さらに、
1909年(明治42年)9月 - 新聞『牟婁新報』に神社合祀反対の論陣を張る。
とある。
Wikipediaではこの2項目があるだけじゃが、何らかの形でこの人が神社合祀令に歯向かっていた様子は伺える。
そこで気になるのは、上記検索結果のうちの最後の2項目。
一番下の青空文庫とは、相当の年月が経過し版権が切れた図書について無料若しくは安価で提供しとるもので、その上の「(口語訳)」というのはそれを誰かが頑張って口語訳してくれたものじゃと思われる。
当然、苦労して文語体のテキストは読みたくはないのでそっちをポチッとしてみたわけじゃ。

で、今読み始めた。
大分長い文章で、口語訳とは云ってもやはりわかりにくい。
兎に角一通りしっかり読んでみて、続きはその後としようと思う。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。