2020年5月9日土曜日

Ride before you look!(42) 遠州鉄道旧奥山線を制覇できるか

富士市には何故、傾いだ石祠タイプの山神社が大量に存在するのかについては、現在暇を見つけて関連テキストを読んどるところじゃから、それが終わったらまた書くつもりじゃ。

ところで奥山線という軽便鉄道が静岡県西部に昔あった。
今は無い。
1964年に廃線となったとのことじゃ。
奥山線については、25年位前に誰かから聞いて知っておった。
ワシは普通の人よりかは若干鉄分が高いほうなので、当時少し興味を持って図書館とかで関連図書を読んだ記憶があるがまあそれ限りで、それ以上特に深く探求することはなかった。
軽便鉄道と云う用語に初めて触れたという人もあるかも知れんのでワシなりに噛み砕いて説明してしまえば、普通より狭くて細い線路に、あまりパワーがない汽車や電車を走らせていたと云えばわかるじゃろうか。
詳しくは各々調べなされれい。
線路が狭くて細い分、路線敷設のコストは安く済むしその維持費も安価じゃ。
汽車や電車もあまりパワーがないから、同様に安く建造できる。
その代わり大量輸送や高速化は当然望むべくもないわけじゃが、あまり人口集積が無いエリアじゃけども鉄道が是非欲しいと云った少し田舎の方では嘗て盛んに作られておったらしい。
その一つが奥山線という事になるのじゃろう。
蜘蛛の巣で調べてみると、この奥山線は浜松市街(現:クリエイト浜松辺り)をスタートして基本的に北に向かって走り、奥山(現:遠州鉄道細江営業所奥山車庫の辺り)というその名の通り山の方までつながっとったようじゃ。
路線の長さは26km弱。

で、なんでこんなことを書いたかというと、この路線を全部自転車で走ってみたらどうじゃろうか思っとるからじゃな。
既に書いたとおり、嘗てこの軌道を走っておったのは貧弱な汽車や電車であったということは、つまり急坂を通しておるわけがなかろうと思ったからじゃ。
比較的平坦な路線になっておるに違いない。
抑、鉄道は坂路に弱い。
その上貧弱な軽便じゃったら余計に弱いじゃろう。
そうなると、坂路が苦手なワシにでもやってのけられるかも知れん。
距離的にも25km、往復しても50kmじゃから非常に適度じゃと思われる。
当然このようなことは既に何人何十人何百人の老若男女がやってのけておるには違いないと思うが、ワシにゃあそんな事は関係ありません。
やったら面白いに相違ないと思うだけじゃ。
勿論、日常生活の中やサイクリングでその一部を走ったことはある。
まだロードバイクなどというものに興味も関心も何もなかった時分でさえ、現コンコルド浜松の辺りから亀山トンネルを抜けて住吉あたりまでは、廃線跡が快適なサイクリングロードに整備されとるので、(今考えればクソ重い)折りたたみ自転車でたまに走ったものじゃ。

ワシは取り敢えず廃線時点の駅を調べてみて地図に落とし込み、それをもとにして全線完乗を目指すことにした。
その地図というのがこれじゃ。

旧奥山線Map

これを眺めつつ、近いうちに早速取り掛かってみようかと思っとるよ。
因みに今年の目標の一つに「ビワイチ」というものを考えておるが、当然諦めてはおらんもののこういった世情では実際なかなかにむつかしいと思う。
ワシの脚力では一周160kmの琵琶湖を1日で周り切ることは無理であり、そうなると当然最低1泊場合によっては2泊せにゃあならんが、このご時世ホテルも旅館も何処もやっておらんからじゃ。
じゃからそれはそれとして置いといて、当面はこのような感じでテーマを決めながら近隣を自転車で経巡るというのも興味深いやもしれん。

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