2021年4月10日土曜日

温泉に行かない日(479) 純温泉サポーターズクラブに入ってみた

先週、倉真赤石温泉に行った際、気になる掲示があった事を書いた。
繰り返しになり恐縮じゃが、それはこのようなマークと云うかロゴと云うかがデザインされたステッカーのようなものじゃ。

© 純温泉協会


これまでとんと聞いたことのない団体でなんとなく怪しげでもあり、気になったワシは帰宅後に蜘蛛の巣の世界で調べてみた。
するとこの協会は、山口貴史さんという方が代表を務めておる任意団体であり「源泉掛け流し」とは何かというかなり哲学的(勿論科学的でもある)疑問を抱いた山口さんが自分なりのあるべき温泉の定義を定め、それを「純温泉」と名付け、守り盛り上げていこうという事を目的としている団体であることが判明した。
山口さんが見出した純温泉の定義とは単純と云うかクリアなもので、
源泉をそのまま利用している温泉であること
じゃ。
なんじゃいそりゃあそのまんまやんけ、とワシは一旦思ったが、もう少し詳しい条件もあり、それは、
  • 源泉が高温の場合、適温にするための加水はOKです。(但し、源泉の個性を損なわない程度)
  • 源泉が低温の場合、適温にするための加温はOKです。
  • 噴気造成泉はOKです。
  • 溜湯方式(貸切利用でかつ1組毎に換水)はOKです。
  • 循環ろ過装置を設置していないこと
  • 浴用の温泉水への塩素系薬剤等の添加による消毒はしていないこと
  • 浴用の温泉水への入浴剤等の添加はしていないこと
  • 適正な清掃及び衛生管理を行っていること
となっておる。
つまり、要するになんじゃろ、源泉の持ち味を壊さず、かつ衛生的に提供されている温泉といったところじゃろう。
これであればワシとて納得できる。

ところでワシはこのブログに温泉銭湯のことを書く際には、その温泉銭湯の泉質とかがわかるようにタグを貼ることにしておる。
どのようにタグを貼ればいいのかワシはうじうじと悩みに悩み、結局ラベル(タグ)に付ける温泉・銭湯情報についての説明というページに記載しておる通りの基準でタグを付けていくことにした。
ウジウジと悩みに悩んだというその内容が、純温泉協会サイトの純温泉とはのページに書かれていることと結構似ていて、かつワシのウジウジ考えたやつよりも理論整然、根拠を持って書かれておるのに感銘したわけじゃ。
まさに「膝をぽんと打つ」というやつじゃ。

そして更にサイト内をウロウロしておると、【純温泉サポーターズクラブ】のご案内なるページを発見した。
そこには、
「純温泉サポーターズクラブ」は、純温泉が好きな方、純温泉協会の理念や活動にご賛同頂いている方、純温泉(の施設)及び純温泉協会を応援して頂ける方が対象です。
日本で徐々に減りつつある自然のままの温泉「純温泉」をご一緒に守りませんか?盛り上げませんか?
とあり、一読後ワシはこれに加入することを即断し、申し込みフォームを送信し、翌日には年会費を払った。
優柔不断なワシにしては素早かったな。
因みにメンバーとして認められると、名刺100枚・オリジナルステッカー・オリジナルタオルが貰えるようになっておる。
で、ステッカーとタオルは早速本日、ワシの手元に届いた。
封筒の裏にはこのようなシールが貼られており、中々におしゃれじゃ。

© 純温泉協会
画像はほんの少し修正しておるよ

そしてタオルとステッカーはこのようなものじゃ。

© 純温泉協会

因みにこのステッカーはクルマの外に貼っても大丈夫なよう耐候性仕様になっておるらしい。

© 純温泉協会

あと名刺じゃが、来週届くことになっておる。
このようなワシには勿体ないくらいおしゃれなデザインのものじゃ。

© 純温泉協会
画像は相当修正しておるよ

いつも形から入るワシにとって、これらは心が鷲掴みされるような特典じゃ。
勿論そのような物質的なものだけでなく、月1回の会報(メール)の送付や、ちょっとした学習会やオフミのようなイベントも(武漢ウイルスが落ち着けばじゃが)行われるという。
行ける範囲のところで開催されるならば、勿論参加したいと思う。

ワシとしてはこのような真面目な会に参加することにより、多少なりとも温泉に関するいろんな知見が得られれば良いと思うので、楽しみつつ末永くメンバーとして活動しようと思っとる。
ただ、ワシはワシなりのポリシーがある。
それ即ち「温泉銭湯に貴賎なし」という考えじゃ。
街場にある塩素の香り高い昔ながらの銭湯がダメだとか、(基本は混むから好きではないが)スーパー銭湯はいけすかんとかいう考えは基本全くもっておらん。
温泉が上とか銭湯が下とかと云うみみっちい考えは全く無いのは申し上げておく必要があるじゃろう。
しかしじゃ。
折角いい泉質の温泉なのに、その風情を完膚なきまでに壊し去るような湯の使い方は勿論頂けないのは当然じゃ。
このような温泉は残念ながらたまさかに見られる。
泉源から湧き出た温泉が素晴らしいものであらば、勿論何の混ぜものもせず出来るだけそのまま入りたい。
となれば、勿体ないかも知れんがやはり源泉掛け流しが一番で、そのような温泉をワシらに提供すべく日々努めておられる湯主・施設を、この会を通じて少しでもサポートできれば良いと思っておる次第じゃ。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。