2021年4月23日金曜日

温泉に行かない日(480) まる10年

四捨五入すれば還暦に垂んとするワシじゃが、何か一つのことをまる10年続けたことはないと、今こそ胸を張って云おう。

ないです。

このブログ以外には。

まああれじゃ。
確かにサラリーマンは平成ヒトケタ以来30年以上やっとるが、これはやらねば最悪餓死するから嫌々でもやり続けねばならん。
一方嫌々ながらではなく、嬉々としてやり続けておることが実はある。
お解りじゃろうが、酒と煙草(今は加熱式)じゃな。
しかしこれらはよく考えてみれば「がんばってやり続けている」のではなく、単に「意思が弱くてやめられぬ」状態なのでここでの論評は差し控えよう。
そんな意志薄弱なワシではあるが、やめても続けても何に対しても全く影響のないこのブログだけは、なぜか本日でまる10年と相成った。

すげえな。

因みにこのブログの前には、たおやかに勤務中という内容が全く無いやつを3年くらいやっとったので、足せば13年位か。
ワシはどうも自分の人生とか一般社会にとって無意味なことについては長いこと続けられるという天邪鬼な性格を持っておるようじゃ。
まあ多分「このブログを書く」というのは、自分にとっては酒とか煙草とかと同じカテゴリーに属する嗜好というか娯楽というか、何か中毒性のある行為ということなのかも知れん。
そもそも文章を書くのがガキの頃から好きではあったのは事実じゃし。

前年はどんな事を書いておるかと思って今読み返してみた。
いやあ、イキんどるな。
讀賣の中島並にイキんどる
どうせイキむんなら、記念日としてキリがいい今回にしとけば良かったのに。
昨年の今日といえば、武漢ウイルスの蔓延度合いが強力になってきた時分なので苛ついとったのかも知れん。
しかしまあ昨年のことは昨年のことじゃし、折角まる10年経ったわけだし、今後は妙にイキむような人生にサヨナラをして、更に脱力してイキていこうと思う。
このブログにしても、既にそのような状態ではあるが更に脱力度合いを強力化してやっていきたい。
即ち、「温/泉/週/記」なるタイトルに関わらず温泉の件であってもなかっても、面白いとか、興味を抱いたとか、気になったことがあったら書いていこうと思うとる。
ただし、先日「純温泉協会」がやっとる「純温泉サポーターズクラブ」に加入したことでもわかる通り、矢張り温泉が好きじゃし気になるし、基本は温泉という軸は守っていこう。

昨年の今頃は、
「来年にはきっとワクチンも行き渡るだろうし、ひょっとして治療薬が出るとか出来たとか云う感じになって、せめて自由に少し遠くの温泉に行けるようになっとるといいなあ」
などと思っておったが、矢張り現実ってのは思う通りには行かぬもので、寧ろ英国型じゃ南米型じゃとある意味当時より状況は深刻になっておって、隣の愛知県の温泉に行くにも憚られる始末。
一方そんな生活の中でも、わざわざ遠くまで行かずとも近隣で面白そうなことを探して遊ぶ技が大分に身についてきたように思う。
人間の特徴は「上手にヒマつぶしが出来る」ことらしいが、そうであれば「より上手に楽しくヒマつぶしが出来る」人が人間としてはより上位ということになるじゃろう。
今後はそっちを鋭く追求し、ここで書いて参る所存であります。
また前回書いた通り、今まで通っておった伝統的な温泉が時の経過により変化し始めておることもあり、そういった事を見つけて書いておくのも興があると云える。
じゃから、今の世の中のいろんな制限の中で楽しんで遊んで、気が向けばその事をここでダラダラ書いて安楽に過ごして行こうと思う。
イキんでも、疲れるだけじゃからねえ。
気楽に行くのが一番じゃよ、と改めて感じ入った10年目じゃ。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。