2024年6月10日月曜日

温泉に行かない日(528) 山の辺の道(3) 破石➔鹿野園(2)

昨日書き始めて思ったのは、これ書くの結構難しいぞ。
内容的には基本、初老のおっさんが古い野道を歩くというだけのもので、自分自身でも読む方も盛り上がり要素はかなり薄い。
人との出会いもほぼなし。
面白いイベントもほぼなし。
郷土史家みたいなタイプの人はそのつまんなさを補って書き加えることができる知識があったりするがワシにはそういうのは皆無だから、ただ淡々と道程の内容を書くだけのうっすい内容に成るじゃろうと今ここで予告しておこう。

6時41分、十字路に到着。



直進(南)すると円照寺(奈良県奈良市山町1312)、左(東)に曲がると白毫寺(奈良県奈良市白毫寺町392)。
このポイントが山の辺の道で有ることは間違いなさそうじゃけど、どっちが正規ルートなのかこの道標には記載がない。
しかし円照寺ってのは山町、遠いなあ。
通勤時よく見るのはここからほど近い白毫寺なので、根拠ないまま東に向かった。
行く先に白毫寺の山門っぽいのが見えてきて、ワシはその門前から参拝。
どんな歴史や謂れがあるお寺かわかんないので深入りすることなく門前の四角を右(南)に入ってそのまま進む。
この辺から山の辺の道関係の道標がなくなり、途中東海自然歩道の道標は何箇所かあったけど「これは道を外れたな」と不安になり始めた。
奈良市寺山霊苑の前をV字型(左手でギャルピーする感じ)に右折
舗装されているものの人や車の行き来が皆無の道を、近くの溜池に住むウシガエルの不気味な鳴き声を聞きながら歩き進めると、前方に道を遮るガードレールと「通行止」の看板。

© ill-health(ruephas) 2024

こりゃ完全に間違ったなと内心舌打ちしながらそれを突破し、下り坂を歩いていくと奈良県道80号線に合流した。
この地点で地図を見返してみると確証はないものの、さっき迷った四ツ角をそのまま南に直進するのがどうやら正しかったみたい。
でもまあ大外れしたわけではなく無事正規ルートに復帰できたらしいのでこれはこれで良しとしよう。
しかしここからこの県道伝いに進むのか、それとも正しい山の辺の道が他にあるのか一見わからない。
ぱっと見た感じ道標も見当たらない。
もう少しあたりをしっかり見渡すと、県道挟んだ向こう側の歩道に茶色い鉄扉があるのを見つけた。
クルマを避けて道を渡り鉄扉を見るとそこには「山の辺の道『奈良道』」と書かれていて、こちらに入るのが正しい模様。
「鹿が入りますので開けたら閉めて下さい」との但し書き。

© ill-health(ruephas) 2024

© ill-health(ruephas) 2024

ははあ、奈良公園から直線距離で約2kmのここまで来とるな。
鉄扉を入って階段を降り、Google Mapsには載っていない細道に入った。
ここからは今までの道の具合から一変し、野道になる。

© ill-health(ruephas) 2024

まあまあそれっぽい雰囲気になってきた。
ウシガエルも鳴いてないしな。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。