2024年6月9日日曜日

温泉に行かない日(526) 山の辺の道(1)

温/泉/週/記、唐突に再開します。

昨年10月にアブレーションやってから、親父が亡くなったりとか私生活上いろいろあったんじゃが、最大の変化はやはり転職して奈良に引っ越したことかなあ。
転職した理由はいくつかあるけど、前の職場を役職定年になって基本仕事がヒマになり給料も下がりモチベーションもその分綺麗さっぱり下がってしまったので、ここではもうやれないと考えたのが元で、就職先を奈良の法人に決めたのは自分の経験とか才能とが知識がそのまま活かせそうなところで、かつそこにはそういうことが出来る人がいなくなってしまっていたから。
もちろんサラリーも希望するものだったのもある。
家の近くにそういうとこがあれば一番良かったんだけどなかなかそう上手くはいかないよねえ。

で、奈良に引っ越したのが2024年の1月末。
2月から働き始めてまる4ヶ月経過してだいぶここでの生活にも慣れてきた感じ。
中部地方より東に住む人は一般的に関西弁が苦手とされてるようですが、ワシの場合はもともと最初の就職した場所が大阪で、前の法人に転職したときも一時期宝塚に住んでいたりして関西弁へのアレルギーは皆無。
業務そのものに関しても職場環境に関しても、もちろん百点満点とは言えないけどまあぎりぎり合格点。
その分私生活も楽しめる状況だなあ。

ただ残念なことに、奈良には温泉がない。
出向していた富士市から地元浜松に戻ったときも「いやあ、温泉銭湯ねえなあ」と悲しかったんですが、奈良はそれ以上にない。
奈良県全体とか近隣都府県まで含めればあるかもですけど、少なくとも近場にはあまりない。
銭湯がいくつかある程度。
また、やぎさんもおらん。
皆さん御存知の通り、しかさんだったらそれこそ馬に食わすぐらい嫌になるほど溢れかえってますけど、奈良にあってやぎさんは絶滅危惧種じゃなあ。
ちなみにしかさんじゃが、奈良公園近辺だけではなく、例えば奈良公園から4Úkmほど離れたとこにあるワシのアパートの近くの神社にも住んどるし、話によれば生駒山を越えた東大阪近辺にまで出張っとるということらしい。
まあそれは置いといて、やぎさんがいない、温泉銭湯もあまりないというのはワシにとっては極めて厳しい。
そういう意味では引っ越してから今までつまらん生活じゃった。

ところでワシはここ数年散歩が好きじゃ。
自転車も好きじゃけど、距離100km到達前に膝が痛くなる症状が改善されておらず依然として乗るのが怖いんじゃが、歩く分には今んとこ問題ない。
どんだけでも歩ける自信がある。
じゃから引っ越してきてから近所を中心にちょこちょこほっつき歩いとったんじゃが、ある日アパートの近くを歩いとった際、道端に毛筆体で「山邊道」と刻まれた小さな石標があるのに気づいた。
こりゃ何じゃと思い、石標があった道を暫く歩くとところどころに小豆色した「山の辺の道」の道標があるのがわかった。
うむ、なんじゃこりゃ。
何じゃろこりゃ多分、土地柄からして歴史街道的なものなんじゃろうと思って気になり始めた。
少し調べてみると、山の辺の道(山辺の道/山辺道/山邊道)っていうのは日本史上最古の道というなんかすごい道らしい。
道なんざはじめ人間ギャートルズの時代からあったはずと思うんじゃが、、記録に残る最古の道とのことじゃ。
こりゃいっぺん歩いとくのが吉じゃろうと思ったワシはもう少し調べてみた。
事前に詳しく調べると実行に移した際のライブ感が喪失されて面白くないじゃろうから、本当に軽〜くサクッと調べるに留めたが、道は奈良盆地の東側の縁を通っていて、だから山の辺の道と呼称しとるわけじゃろう。
どこからどこまでというのはいくつか意見があるようじゃけど、飛火野あたりから桜井まで続く道らしい。
住んでいるアパートがあるのは奈良市北部なので飛火野はすぐ近くにある。
早速Google Mapsで飛火野周辺を調べてみると、あの有名な新薬師寺(奈良県奈良市高畑町1352)の少し北側、百々屋(奈良県奈良市高畑町1286)というお茶販売店の近くに山の辺の道の道標があり、これが道標の北限みたいじゃ。


よしわかった。
ホントかどうかはわからんが、ワシとしてはここを山の辺の道の起点と定め、基本事前調査抜きで実際に歩き通してみようと決めた。
Google Mapsで「山の辺の道」を検索してみると結構な数の結果がヒットし、多くは道標関係なのでそれを頼りに行けるじゃろう。
なお一部に「『山の辺の道』という表記は間違っていて、歴史などを考えると『山辺の道/山辺道/山邊道』が正しい」という七面倒臭えことを主張するやつもおるが、ワシとしては一般的な表記である「山の辺の道」で押し通そうと思う。
ただし道中にある史跡や古墳などには、宮内庁が正式に用いておる「山辺道」を用いてる場合があり、そういった場所を記載するときにはもちろんそちらを用いるよ。

3 件のコメント:

  1. 転職されていたのですね。やぎさんとの触れ合い日記面白く読ませていただいてましたが、やぎさんいないのは残念ですね。

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    1. ん?元部下さん?誰だろ、たくさんいてわかんないぞ。
      まあいろいろあって転職しましたけど、それ自体は問題ないんですけど、八木さんがいないのは本当に問題でしてね、何とかならんかなあと毎日思ってます。温泉もないしねえ。

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  2. このブログの存在を知る部下がそんなにいてるんですね。
    ごく限られた人物だけと思ってました。
    いろいろお忙しいと思いますが、
    お身体お大事にしてくださいね。
    ちなみに、ふふ奈良は温泉扱いですか?

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。