2012年3月22日木曜日

源泉掛け流しの宿 オーベルジュ湯楽(1)

湯河原と言えば、小学生の頃の想い出がありますね。
父親は、当時で言えば日本で最大手の運送会社に勤務してて大型トラックの深夜定期便の運転手してました。
わたしが小学生の頃と言えば日本は高度経済成長で華やかなりし頃であり、父親が勤めてた様な一部上場企業ともなれば挙って自前の保養所を建ててたものです。
湯河原にも親父のカイシャがおったてた保養所があって、家族で行ったという想い出があるという事ですね。
幼少の頃の出来事ゆえ残念ながら詳細は覚えてないんですが、その保養所は海を見下ろす斜面地にしがみつくようにして建っていた記憶だけはやけに鮮明に覚えてます。

で、湯河原と言えばまた、錚々たる文人・文化人・有名人・芸能人等々が居を、あるいは別荘を構える場所としても有名ですよね。
従いまして、私如きビンボー無学ごく一般的庶民には一切縁なき土地と判断して、小学生の時以来足を踏み入れた事はありませんでした。

しかしこのほど、ふと思いついて湯河原体験をしてみたのでありました。
体験先は源泉掛け流しの宿 オーベルジュ湯楽(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上528:0465-62-4126:以下は「のみ」情報:15:00~:大浴場¥1050:貸切風呂¥1575/人/40分:いずれも要予約:他に食事と組み合わせたプランもあり)。
湯河原は一般的にJR湯河原駅から奥に行けば行く程アッパーな感じになって行くのですが、ここは比較的入り口に近くて、頑張れば何とか宿泊出来る程度の料金です(が、矢張り普通よりは高いですけど)。
ここのお宿のお風呂は、毎分70ℓという余裕ある源泉湧出量のため全て源泉掛け流しなのですが、なんて言っても一番良かったのは貸切の露天風呂。
最近でこそ少し増えてはきましたが、貸切露天風呂っていうのはまだまだ珍しい存在ですよね。
ここはその貸切露天風呂であり、超でかく(小規模スー銭での露天風呂くらいの大きさで、これより狭い露天風呂しかない温浴施設を私はいくつも知っている)、ウッドデッキ調の休憩スペースが2ヶ所も有り、ポットには常時冷たい水が用意されてて、タオルは使い放題であり、ひげ剃りも用意されている。
泉質はMTMMに近いんですけど、兎に角全然へたっていない超フレッシュなお湯のあの気持ちいい香りと肌触りが素晴らしいですね。
これで1人1575円ですぞ。
露天温泉で心置きなく水泳可能。
行かなきゃ損ですよ。
他にも岩風呂(貸切風呂・未湯)・古代檜風呂(内湯)・石造りの大浴場(内湯)が装備されています。
泊まれれば、もっと楽しいと思うのですが流石にね…

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