2013年9月29日日曜日

佐野川温泉(2)

私が今住んでいる富士市にはあまり温泉銭湯がありませんが、そのかわり少し足を伸ばせば結構いい温泉場があるというのは嬉しい事です。
日曜日の午前11時にふと思い立って出かけて、1時間もかからず行ける温泉がいくつかあるのは一寸した人生の喜びかもですよね。
その一つが佐野川温泉(ロードサイドの案内表示や公式ウェブサイトなどでは「佐野川温泉」、パンフレットでは「さのがわ温泉」。まあどっちでもいいっすけどね)です。



そのパンフレットに書かれている「天然硫黄大露天風呂」の表示はまさしくその通りであり、いや、ホントにいい温泉ですね。
今日は2回めの来訪で、この温泉の何がいいかというと全部いいです。
泉質や浴槽の大きさや数、雰囲気、お湯の温度、硫黄の香りと泡付き、客層、全てがいいです。
基本私は熱いお湯が苦手。
ここ佐野川温泉にも源泉を加熱した浴槽があって(加熱してるだけで、他のことは一切してませんから)私にはやや熱すぎて長くは入ってられないんですが、その隣や露天にある完全無垢なな〜んにも手を加えていない、硫黄の香り高き100%源泉風呂に暫く入ればすぐに体がクールダウン出来てホントに気持ちがいいです。
でも今日の場合は何かそれとは逆で、最初ず〜っと露天の源泉風呂にイネムリこきながら1時間以上(!)入っていたんですが流石に体が冷えてきたため、
「ちょっと内風呂加熱浴槽に入るか」
と思い浸かってみたら、やや冷えた体に熱い源泉が誠に気持ちよかったです。
スー銭なんかでは、体がゆだってきたら水風呂に入り、クールダウンできたらまた元に戻りってことを繰り返していて、それはそれで気持ちいいんですけど、ここ佐野川温泉の場合、水風呂じゃなくて源泉。
源泉だよ。
贅沢ですねえ。

長い時間入っているとたまに「貸し切り」状態になる事があって、そんな時は湯口から源泉が吹き出す「ごぼっ、ゴボッ」っていう音が、私以外には誰も居ない浴室内に響き渡ってなんとも言えない風情に満たされます。
でも暫くするとお客さんが入ってくるんですが、ほとんどが爺さんばかりで、そういうのも理想的。
今日は、
  • 岸信介さん
  • こぶとりじいさんのコブを除去したあとの感じの爺さん
  • 西郷どん
  • 骨皮筋衛門さん
等という豪華な面々が出たり入ったりして、そういう爺さんたちの様子を見てるのも本当に楽しいですね。

で、硫黄泉ということでふと気になったのが、私がまだ浜松にいた頃結構通っていた山王峡温泉しらかば荘です。
そこは佐野川温泉と同じくいい感じの硫黄泉なんですが、昨年の5月にいった時「もう日帰りはやりません」という掲示がされてて残念だったんですね。
こじんまりして秘湯感があっていい場所なんだけど、もう復活することは無いのかなぁ。

佐野川温泉で飼ってるワンちゃん①
佐野川温泉で飼ってるわんちゃん
© ill-health(ruephas) 2013
佐野川温泉で飼ってるワンちゃん②
佐野川温泉で飼ってるわんちゃん
上のと同一人物(同一犬物)^^;
うーんかわいいなあ
何かキリッとした厳しい表情ですが、
実際は甘えん坊のようです
© ill-health(ruephas) 2013

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