2016年4月13日水曜日

Ride before you look!(1)[1] ロードバイクに乗り始めました

これまで、ロードバイクを手に入れたい日記というタイトルで幾つか書きましたが(現在事情により幾つかのポストは非公開)、ロードバイクについては経緯があってもう手に入れてしまいましたので、今後はタイトルを改メ、手に入れてからのことを書こうかなと思ってます。
手に入れたのは中古のバイクで、愛称はまるちゃんです。

手に入れた直後、バイクにコンポ他を組んでくださったショップからクルマで少し走ったところにある河川敷で習熟ライド。
人生初ロードバイクでしたが、全く乗れないのではないかと事前に相当恐れていたのに反して何とか乗って走ることは出来ました。

いやほんと、走りだして走るだけなら[2]誰でも乗れます。
51歳の俺でも、何とかいけます。
私の場合は幸いにもその場で教習してくれる人物がいましたから良かったですが、ネットで調べた知識だけでも30分もあれば多分誰でも走りだすことは出来ます。
走りだすまでの過程を自分の感覚で云うと次の通り(素人らしくフラットペダルのケース)。
  • バイクの左側に立ち、
  • デュアルコントロールレバー(カンパとか高級コンポを使ってるヒトは読み飛ばしてくれ)を握ってブレーキを掛け、
  • おもいっきりハンドルを右(自分とは逆の方)に切りながら車体を可成り深く自分側に倒して(つまり車体の左側を、自分が立ってる方の地面に出来るだけ近づけるんだ)、
  • その状態で右脚を後ろのタイヤとサドルを越すようにして跳ね上げて(だから車体を地面に倒せば倒すほうが楽)サドルには座らずトップチューブを跨ぎ両足を着き、
  • 跨いだら左脚をしっかりと地面につきながら、
  • 右脚で右ペダルを前方向、つまり進行方向に向くように水平よりちょっと上くらいになるまで回してあげて、
  • 右脚を自分が普段乗ってるママチャリを漕ぐ時よりはちょっと前、つまり土踏まずではなく、親指の付け根のかかと方向にある、あれはなんて言うんですか肉球みたいな丸い部分を右ペダルの真ん中に乗せ、
  • 気持ちの踏ん切りがついたら、
  • ブレーキかけるのをやめて、
  • ちょっとバランスを取りながら右脚でペダルを踏み出して体を浮かせてサドルの後ろの方にケツを乗せ、
  • 少し走りだしたら左脚も肉球の部分を左ペダルの真ん中に乗せ、
  • それから未来に向かって走りだすんだ[2]
こんな感じ。
2〜3回練習すれば誰でも出来ます。
で、これができれば、つまり走りだすことさえできれば走れます。
アタリマエのようだけど「走る」前には「走りだす」ことが当然必要で、でも初心者はこれが不安なんですよね。
走りだすことが出来るかどうか、がね。
でも、見る前に乗れ、乗り出せ!
だと思います。
壁は思ったより高くないから。

だけど、安全に停まる事を1人で習熟するのはかなり難しいです。
走りだすよりも綺麗に停まることの壁の方が遥かに高いと思います。
乗り出すことをテキストにするのは何とかできるけど、ブレーキングをテキストで表現するのはちょっと難しいよ。

私、クルマ好きで山道だろうが高速だろうが適度に飛ばせるんですが、それは基本「停まること」に多少の自信があるからです。
クルマのブレーキングについては、元トラック運転手のオヤジに結構教えられましたからね。
オヤジ曰く、「阿保でも走れるが、阿保では停まれない」んだそうです。
今のクルマは誰が踏んでもガックンせずに停まれるらしいですね、機械仕掛けでね(俺、機械仕掛けのクルマは大嫌いだけど)。

二輪といえば私は昔、エンジン付きの二輪に乗っていました。
自動二輪免許取得の為に行っていた教習所の教官がたまたまそういう人だったからだと思いますが、走るより停まることを凄く教えられました。
リアブレーキ(右脚で踏む方ですね)はバランス取るためのほんのお触り程度で、基本はフロントだけで停まれ、というのが教えられたブレーキングです。

でも同じ二輪である自転車では、いや違うな、ロードバイクではその辺の常識は殆ど通じないです。
少なくとも初心者は。
エンジン付きバイクよりももっと積極的に、体重の荷重を後ろに移さないと上手く停まれない。
エンジン付きバイクと同じようにフロントだけで停まろうとするとジャックナイフになっちゃいます。
特にパニックブレーキの場合は。
だから私のような慣れない初心者は、多分リアとフロントを同じにするのがいいと思うけど、慣れてきてスムースに体重をリアに掛けられるようになればフロントをやや強めにしたほうが良いかもしれない。

兎に角、走るより停まる。
エンジンの有無にかかわらず、車両に乗るの時にはこれが大事と思いました。

[1]
これは「見る前に乗れ」という意味のつもりで、言うまでもなく大江健三郎の「見る前に跳べ」のオマージュです。

[2]
このあたり、つまり「走りだすまで」を非常にしつこく書いてますが、初心者として云えば、そのあたりの所作さえもわかんないんですよね。
達人たちが書いているブログサイトには、そのような初心者の不安については全く触れていないのが不満ですね。
「走りだして、走るだけなら」と云うのは普通意味が重複していて日本語として失格だけど、「走りだす」のと「走る」のは本質的に全く違うことですので、敢えてこう表現しました。

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たぶん。