2019年9月16日月曜日

温泉に行かない日(393) 無呼吸検査をやってみた(1)

藪から棒じゃけど、数日前こんなモノが自宅に送られてきたな。

案外小さな箱じゃった
© ill-health(ruephas) 2019
「睡眠測定装置」が入っとる宅急便じゃ。

ワシは数十年前から誰かに云われる遥か前より「勝手にセルフ働き方改革」を強力に推進しとるから、出来得る限り早く帰り、出来得る限りたくさん酒を飲み、出来得る限り早めに寝るという毎日を過ごしとる。
それだけじゃったら健康な(と云うか怠惰な)初老という話でお仕舞いじゃが、実感的に云うと「早めに寝る=熟睡」では決してないと感じとる。
多忙で帰宅がクソ遅くて短時間の睡眠しか取れん人でも、えっとなんじゃろ、所謂「熟睡」すれば「長く寝た」人よりもしかして健康的かも知れぬのではと思っとる。
何故そう思うかと云うと、ワシ、何回か夜中に起きてしまうからじゃ。
よく街の薬局とかで「夜中におしっこで起きてしまって熟睡できない人。いい薬あります」等というポスターや幟旗が立っとるが、そういう感じでトイレに行きたくなって起きることもあれば、尿意もなくただ単にふと起きてしまって以降寝られということも非常にしばしばある。
起きてしまうのが午前0時前後ならばまだマシなんじゃが、最悪なのは午前2時とか3時位に起きてしまうことじゃ。
この時刻から二度寝をすると寝坊するのではないかと恐ろしくなって寝れなくなってしまい、朝まで悶々と過ごすことも多い。
まあ総体的に云えばこれは「熟睡しとらん」という状態であり、知り合いの看護師に聞いたならばこの症状は「SAS」に起因しとる事があると聞いた。
SASと云ってもSouthern All Starsの略ではない。
Sleep Apnea Syndromeの略、日本語で云うならば即ち「無呼吸症候群」のことじゃね。
何でも「睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患」とのことで、こりゃ怖い。
呼吸停止とは恐ろしい話じゃ。
人間は息を止めてどのぐらいの間生きとれるかは知らんが、ワシの場合せいぜい1〜2分で我慢できんようになる。
まあ死ぬまでいかんでも、何らかの障害を脳とか何とかに与えてしまうようなイメージが有る。
無呼吸症候群についてちょっと調べてみると、
熟睡できないため、日中に眠気が強くなり、集中力が低下。眠気のため交通事故や労働中の事故につながる可能性が高くなる。
確かに昼間の会議中には大抵眠くなる。
これまでは会議の内容が詰まらんからと断じておったが、そうばかりではないかも知れんという事か。
更には、
無呼吸と低呼吸をくり返すことによって低酸素状態が起こり、心臓に負荷をかける。高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症を起こしやすくなる。最悪の場合は突然死につながる。
おいおい、いきなり来たな突然死。
まあ「突然」だから「いきなり」来るとも云えるけども。
就寝中自分でも知らん間に死んどると云うのは死に方として楽な方かもじゃけど、出来れば概ね75歳位までは生きたい。
まだビワイチもやっとらんしアワイチもやっとらんし、数回前に書いたRuephas冥府の土産プロジェクトも遂行せねばならん。
まだまだ暫くは生きねばならん。

ということで、先日受けた人間ドックのオプションとして「無呼吸検査」を選んでみた。
税別5000円もするが、夜中に呼吸停止して知らん間に死んでしまう事を考えたらまあまあ安いものじゃ。
以前までじゃと宿泊施設が整っとる健診施設に一晩泊まり込み検査を行うという大変面倒な話じゃったらしいが、今ではいろいろ技術が発達したらしく、検査キットが自宅に送られてきて、書かれとる通りにそのキットを身に着けて後は普段どおり寝るだけという可成りお気軽お手軽な方法で出来るようになっとる。
検査データは身につけたキットの内部に自動的に書き込まれ、それを検査機器のメーカーに送り返すならばその結果が解析され、受診した健診施設に詳しい内容が伝えられるといった仕組みになっとるようじゃ。

ワシはキットが入っとる箱を開梱し説明書きを読み、早速検査を敢行することに決めた。
検査前後の暮らしぶりやキット装着の過程、更には検査結果について何回かに分けて書こうと思っとるが、その肝心要の結果について、その内容如何によっては「ウソの報告」を書くかも知れんのでそれはお許しあれ。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。