2019年9月21日土曜日

浜名湖グランドホテルさざなみ館(2)

前回は今年の6月22日に行った浜名湖グランドホテルさざなみ館(静岡県浜松市西区舘山寺町260-1:053-487-3373:番号さざなみじゃよ)じゃが、その前回行った際貰った温泉入浴500円チラシを持参して本日再訪した。

これだけでも雰囲気盛り上がる
お気軽に愉しませてもらいじゃよ
© ill-health(ruephas) 2019
さて、かんざんじ温泉(ひらがな名称に統一しとる模様なのでそれに準じる)はどんな温泉かと云うと、それについてはここさざなみ館の浴室内に掲示してある。
全文をそのまま引用してみよう。
景勝地として有名な浜名湖舘山寺山寺地区を温泉観光地に育てるために1953年(昭和28)舘山寺観光協会が設立されました。
その後温泉掘削に入り、1958年(昭和33)に開湯しました。
かんざんじ温泉の名前の由来は、温泉街の北側の舘山(たてやま)にある曹洞宗舘山寺(そうとうしゅうかんざんじ)より名づけられました。
なるほどね。
しかし掘削する前には温泉のあたりがあったんじゃろうか?
それともイチかバチかの賭けで掘ってみたら運良く噴出したんじゃろうか?
まあどっちでも良いが、兎に角今年の12月末まではチラシ[1]がある限り500円で入れるからせいぜいお世話になることにしようと思う。

前回ポストでも書いたかもしれんが、少なくともここさざなみ館の泉質は限りなくMTMMで全く特徴はない。
塩素臭もやや気になる。
近くにある水神の松公園の足湯(無料じゃよ)は薄濁でなかなか雰囲気があるんで、もしかしたら施設ごとで泉質が異なる可能性もあるが、なにせかんざんじ温泉の日帰り入浴料は如何せん高く、さざなみ館以外のとこには行ったことがないんで実際のところは不明じゃ。
じゃからまあ、泉質マンセー系のオタク入浴客はガッカリするかも知れんな。
まあよい。
趣味は人それぞれじゃからな。

ここのいいところは、1つはフロントの女性を始めとした職員の皆様方の接遇じゃ。
ここさざなみ館のの500円施策は、どうせ風呂が湧いとるんじゃったら安くてもいいから兎に角客を集めて稼働率をあげようというものじゃと思うんじゃが[1]、その策略に引っかかって来た殆ど儲けが見込めんワシのような貧乏客に対しても誠に丁寧な対応をしてくれることじゃ。
「誠に申し訳ありません。定刻の11時を過ぎておりますがまだ浴室の準備が出来ておりませんので、こちらで暫くおかけになってお待ちいただけますか」
いやはや恐縮至極。
フロントの一番端っこの方にあるカウチに膝を揃えてちょこんと腰掛け、館内においてあったチラシ類を手にとって眺めながら時間を過ごした。
暫くしてフロントの女性から、
「準備が整いましたので、どうぞ3階までお上がりください」
ここの浴室は3階にある。
エレベータで3階まで上がると、清掃を終えた若い職員がおってやはり、
「おまたせしました。ごゆっくりしていってください」
との声がかかる。
うむ、有り難いことじゃ。
中に入ると、当然のことながら誰もおらん。
それがここさざなみ館のいいとこの2つめじゃ。
要するに「貸切率が極めて高い」ということじゃ。
前回も(殆ど)そうだったし、今回は完全に入ってから出るまで、非常に広大な内湯も爽やかな風が感じながら入浴できる外湯も完全に貸切状態じゃった。
幸か不幸かさざなみ館の「500円施策」は余り知られていないようで、まあたった2回の来訪ではあるが、おそらくかなりの確率で1人でゆったりを体験できると思われる。
たまには大きな風呂を1人でゆったり愉しみたいと思われる方は、ぜひ来訪なさったらよいじゃろう。
繰り返しになるが、500円の優遇に与るためには割引チラシを確保しておく必要がある。
いきなり現地に行って「500円でお願い申す」と云っても多分ダメじゃろうと思う。
因みにワシが6月に入手したのは、まきばの直売所(立岩牧場)(静岡県浜松市北区引佐町井伊谷3712-18)じゃ。[1]
ここの他のどこにおいてあるかはワシは知らん。
まあ探してみなされ。

[1]
2019年9月22日追記)
さざなみ館の前回ポストでも今回も書いたが、500円チラシは遠く離れた場所で入手した。
じゃからこの仕組みは多分単純施設単独での「集客」というものでなく、西遠地区にある各観光施設がアライアンスのような感じで緩い同盟のようなものを組み、地域観光全体を少しでも盛り上げようとしているんじゃなかろうかと思う。
つまり、立岩牧場のソフトを目的に現地に行ってみたらさざなみ館の500円チラシを発見し「安いし近いし、せっかくだから行くか」という感じでさざなみ館の温泉に入る。
ついでに舘山寺周辺を観光し「せっかく来たんだからついでに観光船で浜名湖周航でもしてみるか」みたいな感じを狙っておるのかなあと思うんじゃ。
ところで、前回初めてさざなみ館を訪れて500円チラシをお渡しすると、代わりにさざなみ館のはんこが押された新しいチラシを貰えた。
これはこれで大変に嬉しいのじゃけれども、もしこの500円施策の目的が「地域観光を全体として盛り上げる」というのが目的なのであるのであらば、この引き換え方式は少し違うのかなあと思ってしまうが、まあワシはあくまで単なる客の立場なので、まあ素直に安く愉しませてもらおうと思っとる。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
2.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
500
温泉コスパ
0.7

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。