2024年10月31日木曜日

やぎさんが好き!(72) Cafe de Crark

10月最後の週末は免許更新と衆院選があったので久しぶりに浜松に帰った。
24日は奈良で病院受診してそのまま名阪国道に乗って東に走り、湾岸線・東名を経由して浜松着。
自宅にも寄らず、高丘にあるどんたこ 浜松高丘店(静岡県浜松市中央区高丘東1-3-18:053-489-6459:11:00~22:00:月曜定休だったはずだけど今は営業してるかもしれない)で昼飯。
そのあと浜松市役所に行って期日前投票をやってのけてその日は終わり。
翌日は運転免許センターに行って居眠りしながら更新完了。
国一バイパスで俺をとっ捕まえやがったお巡り、てめーのことは死ぬまで忘れない。
おかげで青い免許じゃ、くそったれめ。
翌々日は今回帰省の最大目的であるCafe de Clark(静岡県浜松市天竜区谷山45:090-1754-1874:11:00~16:00:定休は水~金だけどやってる時もあるので公式Instagramで確認してくだされ)に行ってきた。
ここに住んでいてワシが大好きだったやぎのマサオが今年8月1日に亡くなって、お墓参りじゃないけど兎に角行かなきゃとずっと思っていたんじゃ。
ワシとCafe de Crarkとマサオを初めとしてここに住まわっとるやぎさんたちについては別途書いとるから暇な人は暇なときに読んでくれい。

マサオがいないClarkはやはり少し寂しい気もしたけど、その代わり弟分の諭吉がいつの間にかかなりデカくなっとってマサオの後釜らしい面構えになっておったのは頼もしい限り。
人を見ると後退りしていたゆずもまたデカくなって人見知りしなくなっとった。
更に期間限定ながら2匹のやぎさんも参戦しておって、マサオ亡き後のClarkはワシらがちゃんと支えるんじゃというような気合が感じられて安心した。
Crarkのおねえさんにマサオの死因を伺うと、どうやら寄生虫にやられたとのことで食欲が減退し、栄養不足になったのが原因ではないかとのことじゃった。
ワシは全国山羊ネットワークという組織に所属しとるので、そこの会報である山羊の友というのが年に数回手元に届く。
毎号巻頭には山羊の相談室というコーナーがあり、そこでたまに寄生虫にやられてしまったけどどうすればいいですか、という相談があるのを知っておった。
例えばこんな具合じゃ。
相談事項:(2023-11)飼育しているヤギの1頭が極端に痩せています。
 ヤギを5頭飼育していますが、うち1頭が11月から痩せてきて毛つやが悪くなりました。2月末に獣医さんに診てもらって栄養剤の点滴や寄生虫の駆虫薬を注射してもらいました。食欲もなくどうしたらよいのでしょうか。(岐阜県)
一旦かかると治癒はなかなか難しいらしく、処置のタイミングが遅れるとマサオのように亡くなってしまうこともあるようじゃ。
命あるものは何時か亡くなるのはどうしようもないので仕方ない。
おねえさんはマサオが付けとった鈴を店の入り口あたりにぶら下げていてくれたので、ワシはそれに手を合わせてマサオの冥福をお祈りした。

今は奈良で仕事をしとるので以前のようにはなかなかお邪魔できないけれど、浜松に帰った時は出来るだけ寄って、諭吉ゆずに「お前らちゃんと頼んだぞ」と気合を入れつつ、大好物の酸っぱいミカンを食べさせてあげようと思っとる。
ちなみに(個人的には名物メニューだと思っとる)「マサオコーヒー」(カフェオレです)は継続してくれておる。
これを飲みながらマサオの思い出をたどるのもいいじゃろうと思う。

マサオの絵が飾られとった
© ill-health(ruephas) 2024

諭吉の鼻っ面
このつぶつぶ模様が諭吉の特徴
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密かにワシを窺うゆず
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一時参戦中のやぎさん2匹
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マサオがつけてた鈴
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マサオコーヒー
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2024年10月21日月曜日

Ride before you look!(53) メルくん用トルクレンチ選びに悩む(5)

さて、10月19日より待望の熱帯雨林プライム感謝祭が始まった。
昨日の20日は明日香村方面にやぎさん探索に出たんじゃが、出かける前に予て目星をつけとったいくつかのトルクレンチに関してどのような価格になっとるかざっと確認してみた。
結果は次のとおりじゃった。

① 良匠 FIRSTINFO TOOLS 6.35mm
  感謝祭前価格:¥11200
  感謝祭中価格:¥10640(5%OFF)

② UYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セット
  感謝祭前価格:¥18999
  感謝祭中価格:¥12999(32%OFF)

③ SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
  感謝祭前価格:¥12410
  感謝祭中価格:¥10548(15%OFF)

④ ParkTool TW-5.2
  感謝祭前価格:¥16012
  感謝祭中価格:¥16012(感謝祭対象外)

むうん…
ドラフト1位指名予定じゃったParkTool TW-5.2は大方の予想通り感謝祭対象外で一切の値引きなし。
これは残念。

値引き率で最も頑張ったのはUYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セットじゃが、その上で他の2品より高額。
酒にしてもこのような道具にしても何にしても一般的には基本は高いものが良いのじゃが、このアイテムはトルクレンチ3本組でこの価格であることに注意が必要じゃ。
1本あたりにすると4333円でこれは如何にも安い。
しかも感謝祭じゃからと言ってあっさり大幅値引きしてくることにむしろ不信感を覚える。

良匠 FIRSTINFO TOOLS 6.35mmはビットまで揃っていて別途買う必要はなくその点有利じゃが、プライム感謝祭期間になっても人柱数が増えておらず素人が買うのはちと危険な感じは変わらない。
UYECOVEのやつよりは信用できそうな雰囲気はあるんじゃが。

2位指名予定のSK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060は値引き後の価格では最安値をつけた。
SK11というブランド自体は調べてみてもまあまあ信頼できると思われるので心がちょっと動いた。
しかして、対応する最大トルク数が60Nmというのが気になる。
というのは、世の中に数多存在するトルクレンチ評論家によれば、デカい力で締められるトルクレンチは、低トルクでの精度が落ちるという説が根強く語られておるからじゃ。
これの兄弟商品としてSDT3-030という最大トルクが30Nmというものがあるが、プライム感謝祭価格で14922円とやや高額であることもこの噂を物語るものであろうと思われる。
あと気になるのは音。
指定トルクに近づくと音が鳴って知らせてくれるんじゃが、それがどうもやたらにデカいらしい。
それで購入者レビュー動画で例の音を確認してみたら確かにデカい。
この手の工具は雑音が多い現場で使うことが多いので音がデカいことには合理性があるんじゃが、ワシは部屋の中で使うことも想定しておるのであまりデカいと隣近所に迷惑じゃ。
部屋の外で使うにしてもアパートの住人が不審に思うかもしれないくらいの大きさじゃった。

というような理由で、この1ヶ月位の間なんだかんだと自分の中で大騒ぎになっておったメルくん用トルクレンチ導入は、プライム感謝祭完了間近の今の状況において「一旦見送り」とした。
価格の面でも安いほうがそりゃ嬉しいが、そもそもこういう精密工具はやはり現物を確認するのが大事じゃろうと思ったからじゃ。
精密工具の世界でも中華を始め各国諸ブランドのものが多くなってきており、調べても度の国のメーカーなのかもわからないことも多い。
画面の世界だけで選ぶと、安物買いの銭失いになる可能性があるし、高くてダメダメなやつを掴んでしまったら目も当てられぬ。
これから暫くはホームセンターや工具専門店を回って実際に手にとって見て、どういうメーカー、どういうブランドの工具が良さそうか自分なりに確認してから買おうと思った次第じゃ。

ちなみにトルクレンチは買わなんだが、台所用の棚とテレビ台、それとシェーバー用の洗浄液(インクジェットプリンタのインクカートリッジ同様、消耗品で儲ける算段なんじゃろうが正規品はとにかく高い)は安く手に入れることが出来たのでそれはそれで満足じゃ。

2024年10月20日日曜日

やぎさんが好き!(71) 石舞台古墳駐車場横

こう毎週毎週昼呑みばっかりしてたんじゃ人生爛れてしまう。
いやすまん、もう爛れとるがこれ以上の爛れは感心せん。
そう思い立ったワシは明日香村の入谷というところに行ってみようと思いたち、まっ黄っ黄のスイスポくんに乗って出かけた。


入谷は「にゅうだに」と読む。
ここの集落にはどうもやぎさんがおるらしいとの情報を得ておって、店舗や動物園系のとこにいるやぎさんとは異なり、集落住まいのやぎさんの場合直接触れ合える可能性が高い。
しかし結果から言うと、やぎさんには出会えなんだ。
現地の人にやぎさん事情を伺うと、以前は結構おったが最近では減ってしまって今では1匹しかおらんとの返事じゃった。
その1匹を求めて集落をちょっと探してみたが、他府県ナンバーの派手な色をしたクルマで来た初老があちこちキョロキョロしながら集落を歩くさまはいかにも怪しいわけで、通報されかねんと思って深入り出来なんだ。
ただし、この入谷という集落にある奥明日香天空展望台(奈良県高市郡明日香村入谷:大仁保神社境内:駐車場は手前にあり7〜8台は駐車可:駐車場からは500mほどちょっとした坂道を登って行きます)からの眺めは素晴らしい。
無料の双眼鏡も設置されてって、それを使えばなんと大阪は天王寺にあるあべのハルカスを望むことが出来る。
観光要素はそれしかないが、行く価値ありじゃと思う。

しかしワシとてやぎさん業界の超末席を汚しておる初老。
転んでもタダでは立ち上がらぬ。
てか、転ぶことを予測して予め立ち上がっておった。
実は入谷を訪れる前に立ち寄っておいたのは、あの有名な石舞台古墳(奈良県高市郡明日香村島庄254:0744-54-4577:¥300:9:00〜17:00:駐車場あり)じゃ。
ここに関しては、やぎさんが公園内の除草作業を請け負っておるという複数の情報を得ておったので、公園内をくまなく探せば出会える可能性が高いと踏んだからじゃ。
奈良県道15号線と同155号線が出会う石舞台前交差点のすぐ東に無料駐車場があり、ワシはそこにスイスポくんを停めて、さて腰を据えてやぎさんを探すかと思い歩き始めようとしたら、いきなりワシのやぎさんセンサーが激しく反応した。
この強さは至近距離に違いない。
おう!と思いその方向を見やると駐車場のすぐ脇に柵に囲われた広場があり、中に3匹のやぎさんがおる。
やあ、おったなあと嬉しい気持ちになって駐車場から10歩ほどのところにあるやぎさん広場に歩み寄った。
いずれも小型で、1匹は白、2匹は白黒まだらのやぎさんじゃ。

柵の中にいても除草してます、キリッ!
という感じで写真に収まるやぎさん
© ill-health(ruephas) 2024

みな大人しいやぎさんで地面に生えた草をちまちま食べとったが、ワシが「ほれ、やぎさん達や」と声を掛けると2匹のやぎさんが警戒する様子もなくワシの方に近づいてきた。
1匹は広場中央にあるやぎさん台の上に寝そべり、その半眼で世の中の様子をイネムリしながらも慎重に観察しとるようじゃった。

黙念とへたり込むやぎさんと
それを静かにただ見守るだけの二宮金次郎さん
© ill-health(ruephas) 2024

やぎさんとは不思議なもので、広場にはいくらでも草が生えとるのに、引きちぎった草の葉っぱを差し出すといくらでも食べる。

角は大丈夫じゃろうかと若干心配
© ill-health(ruephas) 2024

そこらに生えとる細長い雑草をちぎっては食わせ、ちぎっては食わせとると横を通りがかった犬さんを連れた散歩家族が興味深そうにワシの所作を眺めとる。
小さな女の子がこっちをじっと見とる。
やぎさんへの草やりに関心があるように見える。
そこでワシは引きちぎった草を女の子に渡し、どうもここのやぎさんは頭突いたり噛んだりすることはないからこの草をあげてみるかいと言って草を渡すと、素直に受け取ってくれたがまだ怖いようでなかなかやぎさんに近寄ってくれん。
こりゃいかんなあと思い、ほれこれこのように差し出せば勝手に食ってくれるんじゃよと手本を見せたその瞬間、散歩の犬さんが何かに反応してばっと動きワンと鳴いた。
そうしたらその鳴き声にビビったか驚いたかした2匹のやぎさんがどっちもやにわに躍り上がり、ガツンと頭突きあった。
まあその頭突きあいは軽いものですぐに収まったが、女の子はそれを見て弱く首を振り結局草をあげることができなんだ。
残念じゃ。
しかし君。
全国に子供さんは沢山おるが、如何に弱いとは言えやぎさんの頭突きあいをみた子供さんはごく少数じゃろう。
このような珍しい光景を見られたのは幸せじゃ。
これを糧にしてこれからを生きていくがよいじゃろう。
ということを思いながら、彼らが去ったあとも草をあげ続けるワシなのであった。

やぎさん広場の全景
© ill-health(ruephas) 2024

あと、せっかくなので奥明日香天空展望台からの風景も何枚か載せとこう。

展望台はかなりな急坂の上なのに
サイクルラックがひっそりと…
ここまで足をつけずに来れるチャリ乗りは変態認定
© ill-health(ruephas) 2024


この手の景勝地によくある案内
右端に「アベノハルカス」とある
しかし正式には「あべのハルカス」ですよ~
しかしこっからホントに見えるのかねえ?
© ill-health(ruephas) 2024

© ill-health(ruephas) 2024

盆地っぷりがなんとなくわかる
© ill-health(ruephas) 2024

無料双眼鏡を通しての眺め
あ、見えるぞあべのハルカス
見えない人は今こそ心眼力を発揮しなされ
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2024年10月10日木曜日

Ride before you look!(52) メルくん用トルクレンチ選びに悩む(4)

前回取り上げた各工具をまとめるとこうなる。

TableタグがめんどくさいのでNumbersで作った表をキャプチャした
情けないのう、すまんのう、謝るワイ

この辺を件の店長だか副店長だか店長代理だかに説明して意見を求めたわけじゃ。

そんで、その返事は次の通り。
「俺はParkToolのやつ以外は使わないな。それ以外は使う気にはなれない」
とのことじゃった。
ふうん…そうか。
ちなみにやつが使っとるのはこれらしい。


© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates

価格:16012円
対応Nm:2~14
熱帯雨林での評価:4.3(18件)

見ればわかる、高っかいやつやん。
件の男曰く、これは一応プロ仕様で多くのショップで使っているとのこと。
プロ向け道具のためか一般コンシューマが買う件数が少ないようで熱帯雨林での人柱数は14件、うちコメントしてるのは僅か3人(日本国民2人、英語圏国民1人)。
但しいずれもまあまあ好意的な内容じゃ。
件の男のコメントや熱帯雨林でのコメントを総合して考えると、精度はかなり正確でその点は安心できそうじゃ。
また、メーカーに送れば長期使用した後に発生する狂いを校正(=修正)してくれるサービス(有償だろうねえ)もやっとる。[1]

弱点としては、まず高い。
更にビットが付属してないので別途購入が必要で追加の出費が必要じゃ。
それと対応トルク範囲が2~14Nmでちと狭い。
ただ今一度、ロードバイクの締め付けトルクをざっと確認してみると、強力系パーツ以外は大体14Nmで収まるみたいなので、実使用的には問題なさそう。
しかし本当にワシごときにここまでちゃんとした精度の道具が必要なのかどうか。
いやむしろ素人であればきちんとした道具に頼ったほうがいいのか。
もう少し安ければ迷うことはないんじゃが…

なので、これを買うかどうかはアマチュアであるワシがここまでの精度にこだわる必要があるかどうかが判断の分かれ目になる。
製品自体は恐らく大枚16000円はたく価値は充分にありそうじゃ。
そこまでいらね、という事じゃったらSK11のデジタルトルクレンチになりそうな気がする。

来週末の10月19日~20日まで熱帯雨林プライム感謝祭があるので、期待薄じゃがもしかしたら安くなっとるかもしれん。
その時点での価格も見てから決めることにしよう。

[1]
これは間違い。
やってませんでした。

申し訳ございません。トルクレンチの校正はお受けしておりません。

どっか社外品でもやってくれる校正サービス会社はないものか。

2024年10月9日水曜日

Ride before you look!(51) メルくん用トルクレンチ選びに悩む(3)

今までの経緯も含め、ワシが欲しい道具の条件を考えてみた。
まず、ロードバイクの各パーツをどのくらいの強さで締める必要があるかじゃが、これについては様々情報がある。


などなど。
探せばいっくらでもある。
これらによると、ボトムブラケットとかカセットスプロケット(富士山のことじゃな)、ペダルなどといういかにも強力(ごうりき)が必要な部分を除き、おおむね1Nm~15Nm程度をカバー出来ていれば大丈夫のようじゃ。
要強力パーツはそもそも頑強にできているはずじゃから多少強すぎても壊れんじゃろうし、そもそもボトムブラケットや富士山などはそう頻繁に交換したり調整するようなことはないし、やるにしても自分自身でやるかといえばやらなそうな気がする。
いや、富士山交換は自分でやるかもしれんがそれは別途考えよう。
この1~15Nmという範囲の強さをカバー出来て、かつ「測る道具」ではなく「締める道具」が欲しい。
走りに出かけてから各所をちょこちょこ調整するには例のBIKE HANDのYC-636があるので携帯性は特に求めない。

トルクレンチといえば以前知り合いの自動車屋で借りたやつは、指定の強さになると先端部がカクっとなって力が抜け、それ以上締めたくても締められない構造のやつで大変感激した。
あのような感じで指定の力に達したらそれ以上締められないとか、あるいは「これ以上はだめですよ」的な合図が出るようなものが欲しい。
まあそりゃ安いに越したことはないが、安かろう悪かろうはダメじゃから場合によっては多少値が張っても仕方ない。
そういった条件を満たす道具はないかネットの世界で探してみた。
まずはやはり定番の熱帯雨林からじゃ。
トルクレンチで検索するとまあうじゃうじゃあるもんですなあ。
多くは自動車やオートバイ用の強力系トルクレンチじゃが自転車に使うような小さい力に対応したものも見受けられる。

貧乏なワシは「価格:安い順」にセットして使えそうなものを上から順にみていった。
従って以下の記載は結果的に安い順となる。
目についたものを書いてみる。
また、価格などの記載情報はすべて2024年10月現在のもので、写真は失礼ながら熱帯雨林ページのキャプチャじゃ。



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価格:2180円
対応Nm:0~12
熱帯雨林での評価:4.0(515件)

構造的にシンプルなためか壊れた系のレビューはない。
しかしこれは実質的に今ワシが持っとるやつと同じ。
あまり買う意味はなさそう。



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価格:2380円(タイムセールで23%OFF)
対応Nm:2~24
熱帯雨林での評価:4.0(258件)

パッと見よさそうな感じじゃけど、低い評価のレビューを見ると要するに、すぐ壊れたとかイチかバチかで買ってみたけどやはりだめだったというものが多く、やはりこの価格帯は危険かと思われる。
なので価格を1万円以上に設定して、締め付けトルクを~15Nmのものを探してみた。



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価格:11200円
対応Nm:3~16
熱帯雨林での評価:4.0(4件)

お、これなんかよさそうに見えるぞ。
適応トルクもちょうどいいし、レンチ本体の他にビットも付属しとる。
色もかっこいいし評価もそこそこ。
これは購入候補になるじゃろう。
ただ、評価件数が4件しかなく要するに人柱の数が少ないのが気がかり。
問題がまだ出きっていないので評価が高いのかもしれない。
でも、ワシ的にはこれいいなあと思う。



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価格:12000円
対応Nm:2~14
熱帯雨林での評価:3.6(5件)

マッチョマン?
ヘンな名前のメーカーだなあ。
標榜している製品スペック自体には問題なさそうじゃけど、人柱人数がとても少ない上にその評価の中に「ただのレンチ。トルクの指定が機能しない」なるものがあるのでパスかな。



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価格:18999円
対応Nm:1~25 ・ 5~60 ・ 20~220 の3本セット
熱帯雨林での評価:4.4(124件)

価格がいきなりジャンプアップしたけど、3本セットじゃから。
1本あたりに換算すれば6333円。
もしこれにしといたら、それこそボトムブラケットやペダル交換まで対応できてしまうのが魅力的。
評価も高めでレビュー件数も124件と人柱には充分な数。
批判的なものは数件(いずれも海外)で、日本人によるレビューは概ね良好。
精度については、
「精度ですが、手持ちのKTCのトルクレンチと比べても若干の差はありますが実用は困らないレベルだと思います」
など具体的に記載されたものが見受けられ、そこそこの精度が確保されとるように思われる。
弱点はビットが付属していないことで、別途購入する必要があるなあ。
それと、20~220のやつはメルくん的には必要ない(とは言ってもあればあったでまっ黄っ黄のスイスポくんのタイヤローテ時に使えるけど)。
これなしにして安くならんか?
あとなんといっても、このブランドがどこの国のものかが調べてもさっぱりわからん。
なんとなく中華くさい。
評価がいいので大丈夫とは思うけど、中華を信用しきっていないワシであるのも事実なのであった。



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価格:12410円
対応Nm:3~60
熱帯雨林での評価:4.5(1327件)

だったら、上記のUYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セットじゃなくてもこれでいいじゃんと思う。
調べたら、SK11というのは日本の藤原産業という工具メーカーのブランドで、創業が明治30年という超老舗企業。
評価も4.5とまあまあで人柱も少なくとも 1300人以上存在する。
1300人の平均評価が4.5なのは頼もしいと思う。
今までとは打って変わってデジタル式のトルクレンチで、指定トルクになると「かくっ」となるのではなくて、ピーピー音がして知らせてくれるという方式のようじゃ
同社の製品ではこれとは別にSDT3-030という対応トルクが~30Nmのやつもある。

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STD3-060に比べて適用Nmの範囲が狭い割になぜか17556円と5000円くらい高い。
理由はわからんが、もしかしたら範囲が狭いほうが精度が高いのかもしれん。
弱点は電気仕掛けなので電池交換の手間が発生するのと(ドライバーが必要らしい)、指定トルクに達した際の音がかなりデカいらしく、室内で使うにはちょっと憚られるという点。
奈良のアパートは築浅ではあるけど壁はそんなに厚くない。
入居時には「騒音にはくれぐれも気を使ってくれ」と申し渡されておる。
電池に関しては使うたびに交換するわけでもないし、音に関しては多くの場合作業は外でやるじゃろうし、部屋ん中でやるにしても音が出る穴を何かで塞げば少しは抑えられるじゃろう。
というわけでまあいろいろ調べてみたがワシ的には、

・良匠 FIRSTINFO TOOLS 6.35mm
・UYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セット
・SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060

あたりがいいんじゃねえかいと思った。
で、その辺について件の店長だか副店長だか店長代理だかにプロとしての意見を求めるために連絡してみた。

2024年10月8日火曜日

Ride before you look!(50) メルくん用トルクレンチ選びに悩む(2)

さてどうするかというと、そういった工具を買えばいいわけじゃ。

とか何とか前回書いたが、実を言うとその類いの工具は持っとる。
この工具の一般名称は「トルクレンチ」という。
締め付け具合が数字で確認できるように工夫された道具じゃ。
2ケあって、1ケは下の1枚目の写真のやつ。
2018年7月に熱帯雨林で買ったBIKE HANDという台湾メーカーのプレート型トルクレンチでYC-636ってやつ。
なんで買ったのか覚えてないけど、切羽詰まって買った記憶は全くないので一応持っとこっかな~程度の動機じゃったと思う。
お値段は税込み1799円じゃった(2018年当時。今見たら2676円じゃった。ひぇ~、びっくりじゃ!)。

とても小さいです
測ってないけど15cmはないと思う
© ill-health(ruephas) 2024

当時は知識もクソも何もなかったので、レビューの内容がそんなに悪くなく、かつそんなに高くないやつという判断基準で買ったはずじゃ。
とても小さくて軽いので通常の六角レンチとともに自転車に積んで走っとる。

このショップについては現在欠品中

このレンチは「締める道具」ではなくあくまで「測る道具」で、手で締めた強さが適切かどうかをチェックするのが目的と聞いた。
かつ、形状的に奥のほうにあるネジに届きにくいし、あと測る力の上限が10Nm(ニュートンメートルとかいう単位らしい。文末にとてもわかりやすい説明をしておいた[1])という弱点がある。
奥のネジに届かせるには延長用の長いアダプターみたいなやつ(正式名称がわからん)を買えばいいんじゃろうけど、なんかめんどくさくて買わずにおった。
さらには、浜松から奈良に引っ越す際に思いっきり忘れていて奈良にはない。

で、そのうち前に書いた通りサドルぼろんぼろん事件が発生してネジを緩めたり締めたりする必要が出てきた。
サドルとサドルポストはアルミじゃからこれまた既に書いた通り、ちょっとばかり締めすぎてもまあまあ大丈夫に思えるが、しかし一方で締め付けの強さが7Nmと書いてある。
ご指定されちゃっとる。
しかし7Nmとご指定されてもワシにはわからん。
百戦錬磨の自転車整備人じゃったら手作業でもある程度の感覚はあろうが、ワシはロードバイクに乗るのもメンテするのもずぶの素人。
またそれより心配なのはシートポストをフレームに固定するこりゃなんだろ、わっかみたいなやつ。

どういう名前なのかわからんわっか
© ill-health(ruephas) 2024

これはフレームに直接関係してそうなのできっちりしたい。
わっかには指定の強さが書いてないが調べると5~6Nmらしい。
これ以上強く締めてしまったらパキンとなってしまうかもしれん。

そこで職場の関係者にトルクレンチの所有具合を片っ端からあたると、かつてクロスバイクに乗ってはいたが今は飽きて乗っとらんという男を発見。
その者に道具の有無を確認したら幸いにも、
「ああ、あります。僕もう自転車乗らないからあげますよ」
と言われてタダで貰い受けたのがこれじゃ。

自転車に乗ってなかったらこれ見ても
なんに使うか絶対にわからなんだじゃろうなあ
© ill-health(ruephas) 2024

TOPEAKという会社のTOL23500というトルクレンチで、原理はBIKE HANDのやつと同じ。
ただ違うのは、12Nmまで測れるのと長い棒になっとるから奥の方のネジも締められるという利点がある。
ただし自転車のサドルバッグとかパーツボトルにいれて運ぶのはできない。
またBIKE HANDのやつと同じくこれも「締める道具」ではなく「測る道具」。
じゃから、普通の六角レンチで締めこのトルクレンチで測り、足りなければまた六角レンチで締め、再度強さを測り直し…、という感じで非常に手間がかかる。
しかしこの道具を使い、取りあえずこれを使ってサドルの交換はできたわけじゃ。

作業終了後改めてこれら2ケの道具の評判を調べてみると、使いやすいとか安価でいいとか、またBIKE HANDのやつに関しては携帯するのに便利だぞ、などがあるがその一方で、
「あくまで目安として使っているだけ」
「精度についてはこんなもんかな」
「素人なりに大丈夫かなと思って使ってます」
「神経質な人だったらちゃんとしたやつを買うのが吉」
というものが目立ち、精度について太鼓判を押しているようなものは見当たらなかった。
「精度についてはこんなもん」とか「素人なりに大丈夫かな」というコメ主は一体何を基準にして書いているのか訊いてみたい。
精度が要の道具で精度について確信が持てんのはやはり気持ち悪い。
一応言っとくがワシは決して神経質ではない。
冬場などは数日風呂に入らんでも平気の平左じゃ。
バスタオルは1週間使い続けじゃし。
ただただ貧乏なだけで、メルくんを破損せしめたら次のロードバイクを買う金なんぞないから壊したくないだけじゃ。
多少高い道具でもってウン十万円するメルくんを使い続けられるのであれば安いものじゃろう。

[1]
ニュートンメートル(newton metre、記号:N m, N·m)は、国際単位系 (SI) における力のモーメント(トルク)の単位である。
1ニュートンメートルは、「ある定点から1メートル隔たった点にその定点に向かって直角方向に1ニュートンの力を加えたときのその定点のまわりの力のモーメント」(計量単位令による)と定義されている。
ニュートンメートルは、ジュール(エネルギー、仕事のSI単位)と次元的に等しい。しかし、エネルギーや仕事をニュートンメートルで表すと混乱を招くため(力のモーメントはエネルギーではない)、ニュートンメートルは力のモーメントの単位としてのみ使用すべきである。
ニュートンメートルという単位は、分野によってはよく使われる割には名称が長いので、アメリカの一部の人は "newton meter"(meterはmetreのアメリカ綴り)を略して "neuter" と呼んでいる。

どうだ、わかりやすいだろう。

2024年10月5日土曜日

Ride before you look!(49) メルくん用トルクレンチ選びに悩む(1)

ワシはEddy MerckxのEMX-3(「メルくん」と呼んどる)というだいぶ古いロードバイクを持っとって、しかし全くガチではない根性レスな自転車乗りじゃから暑いとき寒いときなどは決して乗らないし、3%以上の坂道には絶対に近寄らないようにしとる。

2018年4月29日
浜松市天竜区西雲名の秋葉橋
この頃は結構走れたんじゃがなあ…
© ill-health(ruephas) 2024

春や秋のような気候がいい頃合いになると、見た目はフツ~な一般人のような服を着て(つまりあの例のピッチピチなサイパンやジャージを着ることなく)平地をだら~っと走るのが好きじゃ。
何故一般人を装うのかなど言うまでもない。
疲れたり坂を登るときなど、気軽に下車して歩くためじゃ。
ガチな格好だとそうは行かないのは自明の理というもんじゃ。
型落ちで安く買ったSidiの靴も一応持っとるがめんどくさいし、自転車降りて散歩ができないのでスニーカーを履いて走る。
乗り初めのころは100kmくらいは何とか走れたけど、加齢に伴い膝がやられてきたため今ではせいぜい上限が80kmくらいのもんで、普段だと30~50kmくらいを目安に走っておる。

で最近、最初に買って自転車に付けとったFORZAのサドルがあまり乗りもしないのにボロンボロンになってきた。

交換前
まあまだ使えそうだけどねえ
しかし流石にねえこれは
© ill-health(ruephas) 2024

そのため、四国の丸亀で自転車屋の店長だか副店長だか店長代理だかをやっとる子供に先日窮状を訴えたところ、中古だけど今と同じFORZAのサドルをタダで送ってきてくれた。
有難い話じゃ。

交換後
サドル、本音を言えばママチャリのやつがケツには優しいのではないかい
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しかしまだまだ暑いころじゃったので交換しただけで乗りもせずにそのまま放置しとった。

しばらくすると件の店長だか副店長だか店長代理から「中古のカンパのホイールあるけど俺別にいらないからあげる」との連絡が飛び込んだ。
「はあ何だぁ?カンパだぁ?タダだとぉ?すみませんええっとマジでしょうか?」
「うん。いらんし」
「勿論貰い受ける」
店長だか副店長だか店長代理だかは、最近主流になっとるディスクブレーキの自転車を使っとるのでキャリパーブレーキ(ホイールを直接ぐいと挟み込むやつ)にしか対応できないこのホイールはいらんということじゃろう。
カンパというのはCampagnolo(カンパニョーロ)というイタリアの自転車コンポメーカーの略称で、品質は折り紙付きじゃがその分非常に極めてとてつもなくどえらく高価であることで名高い。
従って多くの者たちは貯金を叩いて購入し、購入後は決して自転車に装着することなく床の間に飾り、朝昼晩と手を合わせるというのが通常じゃ。
カンパのコンポを普段遣いできるのは、フェラーリを小遣いで買える階層に限られるじゃろう。
そのCampagnoloのZONDAという中古ホイールをタダで貰い受けたわけじゃ。
ホイール交換ということはホイールについとるスプロケットと呼ばれる富士山みたいな形をした歯車も交換せねばならんし、今使っとるRacing3からZONDAに変えることで幅が23から25に少し太くなるのでブレーキシューの位置調整もせねばならん。
富士山付け替えについては幸いにも以前交換用の工具(やっすいやつじゃよ)を買ってあったのでそれでできるし、ブレーキシューの調整も手持ちの六角レンチセットを使い、しかしブレーキはクルマも同じじゃがある意味命に関わるので店長だか副店長だか店長代理の遠隔指導を受けながらまあできた。

2024年9月14日
作業中
メンテスタンド持ってこなかったのでこのスタイル
今度買わなければ…
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交換完了
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ホイールの交換後もまだまだ暑い日が続いとったんでヘタレなワシは走ることはなかったが、ちょっと涼しくなった9月23日にサドルやホイールの取り付け具合の確認のためにちょっと走ってみたわけじゃ。
走り始めて5m(5kmじゃないぞ。50mでさえもない)、サドルがずるずると後ろ側にズレた。
むう…
締め付けの強さが足りないようじゃ。
ワシは初心者でかつビビりなもんじゃから、自転車各部のネジを強い力で締めるとそこの部分が破損してしまうのではないかと常に恐れとるので今回も弱めに締めたらしい。
特にメルくんはワシにとって身分不相応なことに高価なフルカーボンフレームじゃ。
カーボンは軽くて強靭じゃが、局部的に強い力が加わると破損しやすいという特性を持っとるので、浜松にいた頃は可能な限りミソノイというショップでメンテをしてもらっていたくらいじゃ。
しかし今回はフレームではなくシートポスト(サドルを取り付けるパイプ)とサドルの話であり、どっちもアルミじゃから多少強く締めすぎても破損することはないし、万が一破損したとて比較的安価に交換できる(とは言っても両方交換したら万札が飛んでいくが…)。
新品じゃなくとも中古品がたくさん出まわっとるし。
ワシは自転車から降り立って、パーツボトルから六角レンチ(専門家的にはアーレンキーっていうんですかね)を取り出してサドルを正しいと思われる位置に勘で戻し、ネジをこれまた勘で増し締めした。
その結果、サドルのぐらつきはなくなり、その日はチェック目的だったので走行距離を10kmほどに抑えて帰宅した。

しかし、自転車には今後も乗り続けないとならん。
メルくんに乗って平地をダラダラ走るのは楽しい。
しかし前回走った10kmというのはワシのことは置いといて普通の自転車乗りからすると数歩歩く程度の距離であって、出来れば週末には散歩の代わりに30〜50kmくらいは走りたい(これとて普通の自転車乗りなら町内散歩程度)。
その距離を安全に走るには素人なりに最低限の整備をしてメルくんを健全な状態にしておきたい。
走行中にサドルがズレたり外れたり、ハンドルが緩んだりしたらそれこそ命に関わる。
先だっても名古屋でロードバイクの前輪が外れて転倒か 65歳の男性が死亡[1]なる事故も発生しとる。
自転車各所のネジの締め付け具合は大事じゃ。
一方でさっきも書いたが、締めすぎてフレームや部品が壊れるのもこれまた嫌じゃ。
となると、感覚ではなくきちんとした正しい強さで各所のネジを管理したい。
そのためにどうすればよいかははっきりしていて、きっちり締まってかつパーツやフレームの破損が起きない力、つまり正しい力でネジを締める道具が必要ということになる。
さてどうするかというと、そういった工具を買えばいいわけじゃ。

2024年10月6日6時44分
大和郡山西九条の佐保川
この日はSIDIを履いて走ってみた
車体も膝も問題なさそうじゃった
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[1]
ニュースサイトのためリンク切れが予想されます。
本文をコピペしときます。
27日、名古屋市南区で65歳の男性が自転車で転倒し死亡する事故がありました。
事故があったのは名古屋市南区にある大江川緑地の遊歩道で、26日午後10時ごろ、前輪が外れた自転車の近くに男性が頭から血を流して倒れているのを、通行人が見つけ通報しました。
男性は意識不明の重体で病院に運ばれましたがおよそ2時間後、収容先の病院で死亡しました。
警察によりますと男性の近くに倒れていた自転車は、車輪が着脱しやすい構造のスポーツ用のロードバイクで、警察はこの自転車の前輪が何らかの原因で走行中に外れ、転倒したのではないかとみて調べています。
2024年、愛知県内では27日現在で、あわせて100人が交通事故でなくなっています。

9/28(土) 19:07 配信
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