2011年6月5日日曜日

焼津黒潮温泉元湯 なかむら館(1)

11時過ぎに車に乗り込み、セルフのガススタンドで給油をしてから、例によって国1バイパスに乗り約1時間30分、取り敢えずJR焼津駅に到着。
焼津というと漁港の町、大漁旗をはためかせた漁船が海上を埋め尽くし、威勢のいい漁師達が闊歩し、住む人は誰もが毎日かつをのたたきを食べて大声で笑いながら酒飲んで盛り上がってる、みたいな妙なステレオタイプ的イメージを持っていたのだが、実際に行ってみると全然そんな事はなく、駅前もその周辺も大変静かなもので、元々そうだったのか町が衰退しているのかは解らない。
Webでの情報によれば、目的の焼津黒潮温泉元湯 なかむら館(静岡県焼津市駅北1-14-7:054-628-4397)には2台分の駐車場しかないとの事だったので、焼津駅北にある市営駐車場に車を放り込み、そこから5分程歩いて目的地に向かった[1]

ところでこの温泉施設の名称だが、正式名称がいまいち解らない。
わたくしが最も信頼を置いている温泉情報サイト日帰り温泉へ行こう! 愛知県刈谷支部によると「焼津黒潮温泉湯元なかむら館」、iタウンページGoogleプレイスページなんかだと、単に「なかむら館」、他にWebをちらほら見ていると「湯元なかむら館」「元湯なかむら館」「焼津黒潮温泉 元湯なかむら館」などまさに百花繚乱状態であり、どれが正しいのだろうと思う。
一応ここでは、玄関の硝子戸に書いてあった「黒潮温泉元湯 なかむら館」Web上での表記が最も多いように思われる「焼津黒潮温泉元湯なかむら館」を元にし、現場の玄関の硝子戸の表記に順して「焼津黒潮温泉元湯 なかむら館」としておこう。

到着したのは13時30分頃だった。
Web情報では、営業開始は13時とか14時とか諸説があるのだが、到着時点では既に開いていた。
正解が13時なのか、本当は14時開始なのだけど今日はたまたま早く開いたのかは解らないけど、まあどうでもよいことだ。
お昼ご飯を食べ終わったくらいには、まあ大抵は開いているとでも覚えておけば良い。

店の方が誰もいなかったので声をかけると、奥から品の良さそうなご婦人が出てきた。
挨拶し、料金400円を払って早速浴場に入る。
女湯の方には既に先客がいるとみえ、世間話らしい会話がしきりに聞こえてくる。
男湯の方は、貸切状態(まただよ。わたくしが行く温泉は何故こんなにも客がいないのだろう)。
浴槽はなんて言うんだろう、きちっとしたスクェアな感じの形状で、ベスト入浴人数は3人くらい。
一部が浅くなっており、腰湯状態で寛げる感じ。
壁面から鉄パイプを突き出させてあるだけの無骨な吐湯口からは、少量ながら温泉が注ぎ込まれており、同等の量のお湯が浴槽の縁から静かに流れ出ている所謂掛け流し。
見るからに、まことにいい感じである。

掛け湯をすると、成る程確かに可成り熱いお湯だ。
熱いは熱いけどしかし、静岡市の山の中にある口坂本温泉浴場(静岡市葵区口坂本652:054-297-2155)の内湯程には熱くない感じだ。
ぬるめのお湯が好きなわたくしでも、何とかなるくらいの湯温だ。
浴槽に身を沈め、お湯を手にすくって、噂に違わぬ塩辛くて強い苦みがする温泉を味わいながら、
「うん、熱めのお湯も中々いいじゃないか」
…等と思っていられたのは最初の5分だけ。
それを過ぎるとしきりに汗が噴き出し始め、その量は尋常ではなく、10分過ぎる頃には頭がぼーっとしてきた。
これはいかん倒れるぞ、と感じたため一旦浴槽から出て、洗面器に水を溜め、それにタオルを浸して首の後ろ側と手首を冷やす。
落ち着いたらまた浴槽に身を沈め、またぼーっとし、浴槽を出て手首と首筋を冷やす。
それを、そうだなあ、4回くらい繰り返して温泉を楽しんだ。

で、結論。
いい温泉を、近場でまた見つけちゃった。

[1]
実際には、建物の玄関すぐ脇にある3台分(2台だと余裕、車庫入れが上手い人ばかりであれば3台分)のスペースの他に、建物すぐ裏(JRの線路側)に数台分(3〜4台分くらいかな)と、JRの路線と反対側徒歩数秒の場所に可成り多くのパーキングスペースを確保しているので、車で来ても全然問題なし。

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