2011年7月18日月曜日

和合の湯(4)

連休最終日、たっぷり寝坊をしようと思っていたのに起床したのは午前5時55分。
こんな所にも高齢化の証が…、と哀しい思いに浸りつつ、既に届いていた朝刊に眼を通して最近の政治状況(寸暇を惜しんで急げよ政治屋どもめ。右も左も関係ねえ。お前らが今出来る唯一の仕事は苦境に立ってる東北地方を文句なしに幸せにする事だ。脳たりんのお前らには多分出来ねえけどな)と中国共産党の腐り切った体質に苦々しい思いを抱き、お茶漬けを食べ、煙草を吸い(ざまあみろ松沢、喫煙者はどっこい健全に生きているよ)、連休中に訪れた温泉に関するブログを書き上げ、 ぼーっとしているうちに昼になってしまった。
で、お昼としてインスタントラーメンを食べ(嗚呼、なんて不健康な食生活)、さてどうしようと考えて、結局行ったのは和合の湯でありました。

いつもは車で行くのだけれど、今日は自転車を使った。
ケロリン桶と財布と煙草をバックパックに詰め、登ったり下ったりする道を駆け抜け和合の湯へ到着。
極めて長い時間を各種浴槽で過ごして脱衣場から出て向かったのは食事コーナである。
実は以前から、和合の湯で一浴した後、麦酒を呑みたかったのだ。
(よゐこは真似をしてはいけませんが)(*)自転車で来たのはそのため。
冷や奴と麦酒のセットを頼み、事前に買っておいたドナルド=E=ウェストレイクの新刊「泥棒が1ダース」を読みつつゆっくりと麦酒を呑み、至福の時間を楽しんだ。
隣のテーブルでは私と同じくらいの年齢の清楚な女性が、独りで苺ミルクの氷をこれまた旨そうに食べており、その姿を見ているだけで「人間っていいなあ」と思ってしまう。
かつてわたくしが子供の頃、かき氷を一気食いすると頭がキーンっとなったもんだが、彼女はどうなんだろうと思ってしまった。

颱風が近づいているらしく、窓の外に見える雲の動きは正に「風雲急を告げる」感じ。
麦酒を呑み終わり、買ったばかりのウェストレイクをビニール袋で慎重に包装し、帰宅したのであった。

連休最終日、和合の湯で結構いい感じの夕刻を楽しんだのであった。

(*)
道路交通法65条には「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」とあり、同法第2条第1項第11号により「車両等」には自転車も含まれるとされている。
従って、酒飲んで自転車乗るのは、酒飲んで自動車に乗るのと同じ罪が科される。原則としてな。
念の為だが、同法による自転車の定義は、
ペダル又はハンドル・クランクを用い、かつ、人の力により運転する2輪以上の車であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、総理府令で定める基準に該当するものを含む)」。
 …という事は、酒飲んで一輪車で帰る場合はお咎めなしってことか。
或いはペダルを外した状態であればそれはもう自転車ではないので、サドルに股がって「足を前後に強く振る」方式で帰ったら、やっぱりセーフなんだ。
ふーん、そうかあ、成る程なあ。
法律って、面白いねえ。

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