2011年7月18日月曜日

南アルプス赤石温泉白樺荘(2)

(1)にも一寸書いたが、実は初めての来訪ではなく以前2回程行った事がある。
1回目はオープン直後、2回目は今年の冬。

1回目の時は、旧施設との泉質のあまりの落差に驚愕した。
あの素晴らしいとろみ、あの素晴らしい硫黄の香り、あの素晴らしい湯の花は消し飛んでいた。
そのかわり浴室を強く支配していたのは爽やかな塩素臭であった。
がっかりだ。
旧施設の時は充分なオーバーフローがあり、いかにも新鮮な感じのお湯であったが、新施設では一部の湯をオーバフローさせているもののメインは循環であり、それ特有の湯の「へたり」感は眼を覆うばかりであった。
噂であって事実は確認してないけど、フィルタでとろみや湯の花をわざわざ濾し取っているらしいとも聞いた。
もしそうなら、循環系統配管メンテナンスのワークロードを軽くする目的であろうが、どちらにせよ、要するに残念な結末であった。

体に染み込んだ塩素の臭いは帰宅しても消える事はなかった。
その結果、わたくしは某温泉紹介サイトに「私はたぶん、もう行かない」とまで酷評した

ただそれはあまりに素晴らしすぎた旧施設と比較した場合の相対的評価であり、絶対的評価で云えばやはりかなりいい部類にカテゴリできる泉質である事は間違いなかった。
だから暫くすると、
「ひょっとしたらあの時は何かの事情で、温泉が最悪のコンディションだったのではないか」
と思い始め、 で「私はたぶん、もう行かない」と云った割には2回目に臨んだのであった。

今年の1月中旬、降りしきる雪がアイスバーン化した県道南アルプス公園線をノーマルタイヤで滑りながら走って(よゐこは決して真似してはいけませぬぞ)、雪に飾られた新施設に到着。
雪は七難隠すと人は云うけど確かにその通りで、前回よりも随分イメージがよく見えた。
単純バカなわたくしは雪化粧してたおやかな感じに見える建物を見ただけで、それだけで根拠なく、
「お、これはひょっとしたら…」
等と期待してしまうのであった。

早速入浴したが、何となくオープン直後よりマシになっている気がする。
とろみの状況はやや改善したような気がしたし、塩素臭レベルは下がっているような気がした。
すべて「前回よりはなんとなく、そんな気がした」というレベルではあったけど。
やっぱり前回はオープン直後でもあり、気合いが入り過ぎて必要以上に塩素をぶち込んじゃったり、循環系統が上手く機能していなかったのではないかと感じた。
そうであれば良いのにと思って、道が完全に凍り付く夕刻前に施設を後にした。

で、今回。
塩素に関しては、気になる人は気になる程度のレベルであった。
別の言い方をすれば、気にならない人には気付かれない程度になったのかな、という事だ(けど、やっぱ塩素の臭いは立ってるよ)。
つまりまあ、投入量を上手くコントロール出来るようになったのかな。
特筆すべきは湯の花で、内湯では一切見られなかったが、外湯の湯口付近では僅かながら観察出来た。
それだけで気分的には↑である。

内湯と外湯では温度が異なっており(意識的なのか結果的なのかは知らない)、ぬるめの湯が好きな人でも熱めのお湯が好きな人でも共存出来る辺りは何となく旧施設のようだ。
あの素晴らしい硫黄の香りは今後復活する事はないと思うが、源泉の使い方をさらにもう少し上手くしてもらえれば、ひょっとしたら気分は「2度と行くか」から「たまには行くか」に変化するかもしれない。
あと半年経ったら、もう一度行ってみよう。

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たぶん。