2011年7月9日土曜日

平山温泉龍泉荘(3)

私に取っては「クセ」になる温泉の一つであるここは、何回来ても飽きない。
ということで7月最初の週末は平山温泉龍泉荘で楽しんだ。
ここの浴室の構造は町中にある銭湯のそれと似ていて、「かなり頑張れば隣の浴室(男にとってはつまり女湯)が見れない事もない」感じなので、要するに女湯の声がまる聞こえ。

まあ、そういう温泉や銭湯は結構多いのだが、いつも思うのは「女どもは元気だなあ」ということ。
例えばこの平山温泉なんかだと、隣にいるばあさんたちはたいてい病気や薬などのことを話している。
で、病気の話題なんだから陰々滅々としているかというと全然そうではなく、極めて明るく笑いを交えながら、自らの病や不味い薬の話をしたり、腕の立たない医者のことをこき下ろしている。
声には張りがあり、とても元気そうに感じる。
一方我が男湯の方はどうか。
私を含め3人の男どもが温泉に浸かっていたが、寂として声なし。
じっと目を瞑り、だまっているままだ。
私を含めて。
時折、尻の辺りを掻いたり、静かに浴槽から出て開け放った窓の近くに行って火照った体を冷ましたり、希に「……う」と意味不明な呻きを漏らすのみであり、私を含め会話は一切ない。
浴室内を満たしているのは、倦怠感の伴った沈黙のみ。

女が長生きと言うことは、この辺にも現れているようである。

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