1991年か92年に北海道に行った時、飛行機に乗っている途中変な感じはしてはおったんだが、飛行機降りてトイレで見てみたら、前歯の上の歯根が物凄く腫れていて顔つきが出歯亀の様になってしまったのであった。
保険証は持っていたので近くの歯医者に行ったら、
「あー、膿んじゃってるねこれ。取り敢えず歯茎を十字切開して排膿するかな」
と云われて有無を言わさずメスで腫れた部分をまさに十字に切開され、周辺をグイグイ押されて膿をだされた。
篦棒に痛かった。
「いや〜、まだ出きってないなあ。前歯の裏に穴開けてそっから排膿するから」
へ?!
有無を言わさずいきなり穴を開けられさっき切開した辺りをぎゅうぎゅう押されると、穴から膿が大量に流れ出してくる。
篦棒に痛かった。
で、一応それで治療は終わり京都に帰ったんですけど(当時は京都に住んで大阪に通っていた)、なんとそれ以来、基本的には今までそのまま前歯を放置しておったのであった。
大人としておかしい。
で、段々とおかしくなって来ていることはなんとはなくわかっておったんだが、兎に角歯医者が怖いワシは放置を続けておった。
で、7年位前かな。
流石にヤバいと思ったワシは開院したばかりの浜松の某歯医者に行って治療を始めたのだが、何とか仮歯を入れた時点でなんと治療放棄してしまい、暫くその仮歯のまま過ごしておった。
そうこうするうちに5年前に富士市に単身赴任が決まり、仮歯のまま富士市で働いておったんだが、ある朝起きると、前歯がスースーしておる。
そう、仮歯が外れておったのだ。
布団の中を探し回って外れた前歯を無事発見し、取り敢えず嵌めて出勤した。
嵌めただけの前歯は食事の度に外れるし非常に困っておったし、ある朝起きたらやはり仮歯が外れてあろうことか二つに割れてしまっていた。
これはいかんと度胸を決めて富士の歯医者に通い始め、根治を前提にまた仮歯を付けてもらった。
もらったのだが、本当にオレはバカだな。
また治療放棄。
仮歯のママの生活。
ある日、学会で盛岡に行くために新富士から新幹線に乗る時があり、朝飯に駅で買ったサンドウィッチを駅で食っておったら2代目仮歯がパンにくっついて外れてしまった。
仕方がないのでそのまま盛岡まで行き、盛岡の歯医者で仮固定してもらった。
それでなんとかしのいだのだが、実は前歯以外にも奥歯が酷い虫歯で大穴があいており、まともに食事も出来ない状況であったこともあり、出張が終わり富士に帰ってからは真面目に歯医者に通うことを決意し、今回は治療が継続している。
で、本日。
26年ぶりに前歯がほぼ完璧に復活した。
前歯が治ったらぜひ喰いたいと思っていた手羽先を購入し、復活なった前歯でかじっておるが、こんな普通なことができることが本当すばらしい。
しっかり噛めるのは人生の基本であるとワシは強く訴えたい。
あとは左奥歯を通常の保険治療で完璧にし、抜いてしまった右上の奥歯部分にインプラントをする。
これが終われば、ほぼ完了。
今後の目標は、りんごを前歯で食べることである。
せっかくなのだからもっと旨い手羽先をお店で食えばいいのかもしれないが、なんせ歯の治療代にカネが飛んでいっているので、仕方ないのだ。
こちらからは以上である。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。