久しぶりに「時間的秘湯」(立ち寄りは土日祝の11時~14時のみであり、つまり時間的制約が強かった)を体験しようかなあと思い立って今日行ってみたんだけど、かんざんじ荘のある大草山の麓に設置された案内看板の表に何か白い紙が貼ってあるのには気づいとったが気にはならなかったです。
大草山をグイグイ登っていって(自転車に非ず。車です)山頂まで到達すると駐車場があるんですが、その駐車場にある案内看板にも表に白い紙が貼ってある。
なんじゃろ、と思って車を降りて見てみると、
・・・・・・・
ん?
・・・・・・・
へ?
はは、は、ははは。
ほれ、最近ワシほれ、高齢化に伴って視力が弱ってきとっての、もちいとよく見てみるか。
うむ?
ん?
ううむ。
ううむ。
そうか廃業か。
たった数週間前に廃業か。
たった数日前から数週間前に廃業したという体験は数回あるが、ううむ、残念。
ここはかつて宿泊施設としては極めて競争率が高く、特に年末年始やGWなどはほとんど予約不可能であったと仄聞しておったんだが…
まあ、そのようなハイシーズンだけ客が集まり、通常期に客が来なかったとすれば、営業的には厳しかったのかもしれん。
よし、仕方あるまい。
これは現実だしな。
理解するためにきちんと文章に起こしとこう。
-----------------------------------------------
営業終了のお知らせ
『浜名湖かんざんじ荘』は2018年1月7日をもちまして「遠鉄リゾート」としての営業を終了しました。
10年間のご愛顧、誠にありがとうございました。
今後は姉妹館「ホテル九重」「ホテルウェルシーズン浜名湖」へご用命いただければ幸いでございます。
【お問い合わせ先】
・ホテル九重 予約センター☎053-487-1112・ホテルウェルシーズン浜名湖 予約センター☎053-487-1111
-----------------------------------------------
うーんこの作業、かつて山王峡温泉しらかば荘でもやった悲しい作業だなあ。
ただ山王峡温泉しらかば荘では、まあ身も蓋もない感じの書きっぷりであったけど、それに比べて今回はどうであろうか?
そう、みなさんも引っかかると思われるポイントが一箇所ありますな。
「遠鉄リゾート」としての営業を終了ですな。
何ていうか、
「ワシらとしては、旧国民宿舎時代に無茶振りっぽい感じで運営引き受けて何とか10年やったけどさ、もう無理だし。義理は果たしただろ。やめさせてくれ。でな、多分ワシらより資本がしっかりしとる別会社がなんとかしてくれるかもだぜ」
って感じに読めないかな。
「としての営業」の辺りがなんだかね。
ほれ。
最近遠州方面も含め各地でブイブイ云わせとる例の会社。
鉄道関係名古屋資本の浜松駅前Mホテルを買い取って営業しとるあんた。
小高い丘の上に建っとる老舗ホテルであるGHHを買い取ったあんた。
かつては音楽の聖地であったあのYRTを買い取ったあんた。
ほれ、カレーが好きそうなあんた。
ほれ。
あんただったら、何とかできるだろ。
ぜひ安く買い取って、上手いこと再開してくれ。
再開して、あのピアノモチーフの浴槽をもう一度味あわせてくれ。
ただし、条件が一つだけある。
再開後のYRTの温泉のあの営業時間、最悪の営業時間。
あれだけはやめてくれ。
たのんだぜ。
2019年4月10日 追記)
その後、復活することが確定しました。
温泉に行かない日(364) 【朗報!】浜名湖かんざんじ荘に復活の兆しあり!をご参照ください。
2020年9月2日 追記)
その後の浜名湖かんざんじ荘(リニューアル後の名称は「KAReN HAMANAKOかんざんじ荘」になる予定)の動向については、温泉に行かない日(454) 旧浜名湖かんざんじ荘の現状はどうなっておるのかをご参照ください。
貴重なレポートをありがとうございます・・・
返信削除きょう浜名湖オルゴールミュージアムに行ったら、かんざんじ荘が終了したとスタッフのかたが言ってらしたので驚いたんです。
いっぺんも泊まれないうちに終わっちゃったのか~!
検索で見た情報では2018年春に営業再開とのことでしたが、外国からのお客さんを呼ぶ目的であるようなことが書かれていました。
すみません。コメント通知機能がおかしくて、今頃コメント確認しました。
削除大変申し訳ありませんでした。
別途書いていますが、仰る通りインバウンドを狙いにして2019年のGW過ぎに再開することが決まって、現在改修工事が進んでいるようです