2019年1月28日月曜日

やぎさんが好き!(1) お好み焼き さわ田

やぎさん関係のポストについては今回より「やぎさんが好き!」というタイトルに纏めて書くことにした。
初老に似合わぬこの軽薄さが誠にワシらしいと思うがどうじゃろうか。

昨日、即ち2019年1月27日にワシは浜松の奥の方にある渋川という所に向かった。
渋川に初めて行ったのは今を去ること16年前の2003年7月で、当時その辺りに「渋川温泉湯元館」という日帰り可能な温泉宿に入りたかったからじゃ。
行ってみると、訪問した僅か数週間前である前月に廃業したとの掲示が出ており大変落胆した。
その後は暫く行くこともなかったが、日本に数か所しか残されていないという「凱旋紀念門」を見に行ったりはしとった。

先日、その凱旋紀念門を久しぶりに見てやろうと思いクルマを走らせとったら、なんと3匹のやぎさんが道路を元気よく駆けとるのが見えた。
白と黒とまだらの3匹。
これは明らかに「逃走」じゃろう。
吃驚して路傍にクルマを停め、嬉々として3匹のやぎさんを追いかけていると、後ろからやぎさん達を追っかけてきた人が来て、その人が今回書くお好み焼き さわ田(静岡県浜松市北区引佐町渋川4131-1:053-545-0160:営業は土日のみ:11:00~18:00:お好み焼きが¥350から)の店主でござった。
その時は凱旋門に行く以外にも所要があったので、
「いやあ、ワシも実はやぎさん好きで…」
等と軽く挨拶をして店には入らず立ち去ったんじゃが、それ以降このお好み焼やさんが気になって気になって、近い内に昼飯代わりにお好み焼きを食いに行こうと思い続けておったんじゃが、昨日やっと其の思いが実ったと、そういうわけじゃ。



駐車場にクルマを入れると、正面にある斜面に3匹のやぎさんがおって、盛んに草を食んどる。
きゃあ、こりゃいいなあと思いながら店に入ることもなく暫くやぎさんたちにむかって、
「べへへへへ〜」「べへへへへ〜」
等と声を掛けとると、中から女性の方が笑いながら出てきていろいろ話しかけてくれた。
早速中に入ってお好み焼きを注文。
話をしとると、店のオーナーたるご夫婦揃って上方のニュアンスを残した話し方で、関西方面のご出身ではないかとは思うた。
お好み焼きも美味かったし、恐らくは町工場の後を改修したと思われる店内には、バギーのような4輪のバイクや、かっこいいロードバイクや、黄色いカヤックや、数え切れないくらいのルアーや、水槽で泳いでいるかわいい熱帯魚や、もう要するに趣味系の様々なアイテムが所狭し、では決してないな、品よく且つ適当に趣味良い乱雑さで配置されておる。
可成り遊びに真剣な方とお見受けした。
控えめに見える旦那さんと、可成り快活な感じの奥さんじゃったが、なかなかの名コンビのように思った。

さて3匹のやぎさんの名前じゃが、白いのが「ゆきちゃん」、黒いのが「ゆみちゃん」、一番デカい茶色いのが「きいちゃん」といい、云うまでもなくいずれもかわいい。
可愛いが、挨拶代わりの頭突きはかなり力強い。
頻りにべへへへへ〜と啼きながら斜面の草を食み、そのうち上の方の目に見えんとこや、端っこの方にある小屋に入ったりする。
ワシが「へ〜い、ゆきちゃあああん、へーい、皆さんこっちにおいで〜」といくら声を掛けても決して来ないんじゃが、奥さんが一言声を掛けると、上の方から駆けてくる。
これがまたかわいい。
写真を撮ろうと思うたんじゃが、山の斜面は木製のフェンスで囲われとって、やぎさんは其の中におる形じゃからなかなか上手く撮れなんだ。
一応、こんな感じじゃ。

© ill-health(ruephas) 2019

© ill-health(ruephas) 2019

© ill-health(ruephas) 2019

© ill-health(ruephas) 2019

© ill-health(ruephas) 2019

ほーれ、どのやぎさんも全部かわいいじゃろう。
お好み焼きは美味しいし、お話も楽しいし、やぎさんの話だけではなくてご夫婦がお持ちの趣味が合えばそっちの話もきっと楽しいじゃろうと思う。

あとご夫婦からの情報じゃが、渋川一帯は今「やぎさんの村」になりつつあるらしく、いくつかのお宅(お店か個人宅は判らんが)でやぎさんを飼ったり、更にはそのやぎさんたちの間にこやぎさんが生まれたりしとるらしい。
渋川から暫く眼が離せんことになってしもうたようじゃ。
お好み焼き さわ田のやぎさんにももうすぐこやぎさんが生まれるそうで、生まれたら早速見に行って「べへへへへへ〜」と挨拶する予定にしとる。
皆も是非行きなされ。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。