2019年1月13日日曜日

温泉に行かない日(360) 豊橋◯◯割の不思議(3)

こんな時こそ役立つのがほれ、矢張りGoogle Mapよ。
◯ノ割の◯の部分がイロハでないかという考えを確認するため、Google Mapで愛知県豊橋市神野新田イノ割を調べてみた。
その結果はこうじゃ。



引き続き同様に、愛知県豊橋市神野新田ロノ割はこうなった。



イノ割の左側、西側じゃ。
ならば、愛知県豊橋市神野新田ハノ割はどうじゃろうか。



イノ割とロノ割の南側と云うか東側と云うか下側というか、そんな位置取りじゃ。
これまでのところ、イ〜ハは可成り規則的に並んどる。
この後、残りのニからスまですべて実在し、イ〜ハと同様、キレイに並んどることがわかった。
いろは歌の最後は場合によっては「ン」であったり「京」であったりするんじゃが、念の為調べたところ「ンノ割」はやはりなかった。
あれば、ンジャメナ等と同様「ン」で始まる珍地名として持て囃されたかも知れんが残念じゃ。



「京」については前回書いた通り実在しとる。



即ちイロハ分の48区画ある。
それに加えて、イロハではない「会所前」という土地割も見つかった。



締めて49区画。
ううむ成る程。

キレイに長方形に区画された49区画の土地。
地名を改めて見ると、愛知県豊橋市神野新田。
これらを考え合わせるとこれは矢張り、この地域は開拓地と云うか開墾地と云うか、要するに人工的に作った土地ではなかろうか。
開拓開梱を進め、水路や道路を効率的に配して区画を切ってみたら48区画になった。
通常であれば、例えば北海道は札幌の住所のように、数字を使って行くのでなかろうか。
しかし、しかしじゃ、ここで恐らくじゃが1人の洒落者が躍り出てきたんじゃろうと思われる。
事務方「開拓関係者のみなさん。これで概ねこの新田の区画割りも決まりました」
責任者「おお、皆の長年の懸命な努力がやっと実ったのう」
事務方「全くです。おめでとうございます。そうしますとあとはこれらにどのような名前を付けていくか、ですが、まあアレですね、矢張りここはコンサバにですね、区画が完成していった順に数字を付けていくのがわかりやすいですね」
責任者「うむ、まあそうじゃろう。数字で付けていくのが無難じゃろうな。ほれ、ここの区画。未来的にはファミリーマート豊橋牟呂店を作る予定のここの区画が最初に手を付けたとこじゃから、神野新田1としてこの調子で順番に付けていくか」
事務方「そのほうが行政への手続きやら今後の取扱もめんどくさくないし、そうしましょう決定決定!」
責任者「そうすると順番にこう付けていくと、ほれここ、将来的には自動車技術総合機構 豊橋事務所を作る方向で検討しとるここが最後で、即ち神野新田48か」
事務方「はいそうなりますね。決定決定!地名も決まったし解散解散!早く片付けてさっさと飲みに行きましょう。めでたいめでたい」
洒落者「ん?!待てお前。余りに事務的すぎる事務方。全部で48区画できたと云ったな?」
事務方「はいそうですよ。48です。ということで解散解散!早く飲みに行かないと日が暮れますよ」
洒落者「まて。おい事務方、お前は学校出とるのか」
事務方「(ムッとして)当たり前でしょう」
洒落者「学校で国語の時に最初に習うのは何だ」
事務方「イロハニホヘトでしょう。それがどうかしたんですか全く」
洒落者「イロハは全部で何文字だ」
事務方「え〜っと、待ってください。あいうえおとは違うんですよね。え〜っと(暫く指折り数えて)48文字ですね。最後の『京』か『ん』まで入れて48。だから何なの?何言ってるかちょっとわかんない」
責任者「ハッ!そうじゃ、イロハは48文字。この土地割りも48区画。そおかあ、成る程。おい洒落者、お前が何を言いたいかわかってきたぞ」
洒落者「でしょ?北海道みたく数字だけの無機質な地名なんて愛着も何もあったもんじゃねえ。どうせじゃったらイロハを使いましょうや。今後は地名にステイタスを持たせるのが普通の時代になりますぜ。青山とかね。やっぱ時代を先取りしないと」
責任者「よし、決めた!洒落者案を採用じゃ。イロハ順に土地割の名前を決めるんじゃから、未来的にはファミリーマート豊橋牟呂店を作る予定のここの区画は『イノ割』じゃ。順番に付けていって、将来的には自動車技術総合機構 豊橋事務所を作る予定のここが最後の『京ノ割』じゃ」
事務方「決定決定!これで行きましょう。じゃあ解散解散!早く飲みに行かないと日が暮れちゃいますよ」
全員「よお〜し、早速乾杯じゃあ!」
というような会話がなされたに違いないとワシは確信しとる。
こうして区画名が正式に決まり無事登記され、あるところでは水田が出来、別のところでは畑が耕され、また別の場所では住宅が建てられたわけじゃな。
責任者は開拓の功績を讃えられ、いかにもステータスが高そうな「京ノ割」に、洒落者は地名に関する素晴らしいアイデアをひねり出したということで誉れある1番地、即ち「イノ割」にそれぞれ自宅の建設が許可されたという。
一方事務方は「ヘノ割」に出来たアパートに居住を許可された。


ヘノ割。
彼が何故「ヘノ割」のアパートに住居を割り当てられかについては、ワシにはとんとよくわからぬ。

どっとはらい

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