調べる気もないんじゃが。
まあ春分の日は古来よりお休みということになっておるんで、それに便乗して本日も湯谷温泉に行ってきた。
マサオんとこに行きたかったんじゃが、マサオは雨じゃと自分の小屋からあまり出てこんので本日はパス。
例の「湯けむり温泉葉書」をもう一枚買って先週に引き続き翠明に入りたかったんじゃが残念ながら本日はお休み。
その後何件か当たったんじゃけど、混んどったり時間的に半端だったりして、結果的には旅荘みついに入った。
ご主人は大変丁寧な物腰で、素晴らしい接遇と素晴らしい温泉じゃ。
風情も素敵じゃなあ。
加えて僅か600円で貸し切り温泉に入れるというコスパ最高のとこなんじゃけどしかし、今回はその件は書かん。
今回のテーマは、あの松風苑の件じゃ。
少し前にも書いたとおり、ここ暫くというか結構長い期間開いとらんかったので、どうしたんじゃろうか、もしや廃業なさってしまったんじゃろうかと心配しておったところじゃ。
旅荘みついに行く前にちいと様子を覗いて見るかとクルマを停めて坂道を半分まで登ると何と!
玄関の引き戸は大きく開け放たれており、玄関ロビーの中には暖かそうなオレンジ色の照明が輝いとるではないか。
嬉しくなって坂道の残りを小走りで上がると、残念。
「休業中」の札が掲げられておった。
思わず「あー、だめか。やっとらんか…」と声を出して残念がると、それを聞きつけたのか中から女将さんが出てきた。
うん、この方は何時もフロント番をやっておった方じゃ。
スタンプも押してくれたし、シャワーの調子が悪かったときには「すみませんでしたね〜」と云いながら湯谷温泉の素(入浴剤)をくれたりして大変優しい方じゃ。
「ごめんなさい。暫くお休みしてるんですよ。申し訳ありませんねえ」
しかし、休業中にしては明るい感じの表情じゃ。
「いや実はここ何回か訪ねてみたんですけど何時もお休みでしたので少し心配していたんですよ」
「あらごめんなさい。いらっしゃってたんですね」
「はい、そうなんですよ」
「いや実はね、暫く前に主人が亡くなりましてね。それで続けるのが難しくなったんでおやすみしてたんですよ。ただ旅館は別の人が引き継いでくれることになって、いまその手続中なんです」
「あー、そうなんですか。それは大変でしたねえ」
「ここは国定公園でしょ。その関係でなんかいろいろ手続きが面倒で時間がかかるんですよね」
確かにこの辺は天竜奥三河国定公園になっとる。
「そうなんですか。実際どのくらいで再開できそうなんですか」
「そうですね。まああと2ヶ月くらいじゃないかしら」
「あー、そりゃ良かった。また入れるんですね。愉しみです」
旦那さんが亡くなったというのにこんなことを云ったのはこれは大変失礼なことであったと反省しきりじゃが、女将さんの表情が明るかったし、また入れるのが嬉しいという本音が勝ってしもうた。
女将さんごめんなさい。
ということで、心配しておったのが杞憂に終わった。
あと2ヶ月ということは5月中旬くらいには、飯田線を走る電車の姿と走行音を愉しみながら素晴らしい露天風呂に入れるということになる。
5月末には会社の決算も終わり多分少しは余裕が出来るから、再開の報に触れたらすぐさま席を蹴って松風苑に飛んでいこうと思うとる。
今、iPhoneのスケジューラに予定を書き込んだところじゃ。
ああよかったよう。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。