2021年5月8日土曜日

プロジェクト "山神社"(72) 片岡神社(住吉神社)

さて、本日は土曜日。
予定では仕事に行く心積もりじゃったが様々な事情により本日はお休み出来ることになった。
となれば、温泉銭湯に行くかやぎさんに会いに行くか大山くん参りかと云うことになるが、本日は特に理由は無いが温泉はやめて、やぎさんと大山くんに会いに行くことにした。
ところで武漢ウイルスと、それへのお国の対応が一貫性を欠いているため皆が困惑している昨今じゃ。
この影響を受けてニュースによれば、お隣の愛知県も何だか緊急事態宣言ということになるだかなっただかで、要するに愛知県方面に行くのはやめておくが宜しかろう。
従って目指す方面的には東ということになる。
ワシが個人的に作っておるプロジェクト ”山神社”Map(Google My Maps)を開き、東方面で未参拝大山くん物件を探して見ると、まだ幾つかある。
主だったところでは、
  • 大原子神社(静岡県掛川市)
  • 白山神社(静岡県掛川市)
  • 三嶋神社(静岡県菊川市)
  • 片岡神社(静岡県吉田町)
などじゃが、御前崎にある宮内うどんに寄ってうどん食べてつくちゃんなずちゃんに会ってから、片岡神社(かたおかじんじゃ:地元の方は「住吉神社」と呼称しておる:静岡県榛原郡吉田町住吉2212-1:054-832-0333:境内に駐車場はあるような無いような…)に行くことにした。
宮内うどんでは美味いカレーうどんを食べ、店の向かいにある広い空き地になが〜い紐でつながれて半放牧状態のつくちゃんなずちゃんと頭押ししたり、汗をかいた腕をなめさせたりして遊んでからワシは更に東を目指した。
程なくして目的地の片岡神社のあたりに着いた。
しかし駐車場があるかないかがいまいち曖昧じゃ。
曖昧というのは、確かに境内にはクルマ1台停まっておるが、停まっとる場所も画然とした駐車スペースには見えなくて、境内の中のすみっこの玉砂利の上に停めておるという感じじゃからじゃ。
もしかしたら神社関係者(宮司さんとか)のやつかもしれん。
流石にその隣に真っ黃っ黄のスイスポくんを停めるガッツはなく、ワシは一計を案じて片岡神社から徒歩数分のところにある小藤路公園(ことうじこうえん:静岡県榛原郡吉田町住吉1598-11)にクルマを停めることにした。
公園より神社側にある吉田町学習ホール(よしだちょうがくしゅうほーる:静岡県榛原郡吉田町住吉1567)でもいいかもしれん。
駐車場情報は以上です。


さて、徒歩で戻っていったワシは神社正面に回り込んで脱帽一礼して鳥居を潜り境内に入った。

広くて立派な神社じゃ
© ill-health(ruephas) 2021

いやあ。
こりゃあ広くて立派な神社じゃ。
随分と由緒のある神社に違いない。
また、港町らしく境内には住吉丸と云う名前の漁船もでんと置かれておる。

どうやって搬入したんじゃろか
© ill-health(ruephas) 2021

鳥居と拝殿の間には大きな門があり、そこには「片岡社」と右書きで書かれた扁額が掲げられとる。
このような門はあまり見かけない気がする。

© ill-health(ruephas) 2021

門の右手には由緒が書かれた木板があり、そこには片岡神社の御祭神と境内摂末社の説明が刻まれておった。

© ill-health(ruephas) 2021

それによると、片岡神社の御祭神は、底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長帯毘売命の四神。
帰宅後調べてみると、この◯筒男命三人組の御神徳は海の神、航海の神、航海安全ということがわかった。
成程、土地柄漁師さん等の船乗りさんが信者に多いと思うから、これは合理的な事じゃと思った。
因みに息長帯毘売命の御神徳は女神ながら攻めるのが好きな「武の女神」なので、これまた魚を追いかける漁師の方にジャストフィットかもしれん。
メインの片岡神社の他には奥の院と幾つかの境内末社もあって、ワシらの大山くんはこのいずれかにおるはずじゃと思いよおく見てみたが、どの神社にも御祭神に関する直接的な記載はない。
ただ臭いのはやはり「十二祭神社」じゃろう。
この数の多さは如何にも「例の一件で周辺の小さい神社が強制的にやられました」という感じがするし、大山くんは小神社が多いからその手の対象になりやすいからじゃ(実際にはそうではなかったらしいことが後でわかった)。
先ずは矢張り大家たる本殿の◯筒男命三人組+息長帯毘売命にご挨拶せねばならんじゃろう。
パンパンと柏手を打ってお参りし、本殿裏側にある奥の院と末社探索に出かけた。
見ると3つのお社があった。
まず右手のお社には厳島神社(市杵島毘売命)・稲荷神社(豊宇気毘売神)・津島神社(建速須佐之男尊)が収められておる。
真ん中にあるのは奥の院である星宮神社(天香香背男命)で、詳細はわからんがこの神様のせいでこの辺りの人は鰻が食えなくなったらしい。
この天香香くんという男神は鰻がキライなんじゃろか。
食わず嫌いはやめて兎に角一度食ってみろと提案したい。
そして更に左側にもお社がある。
右手と真ん中のお社には収められておる神社やその御祭神の詳しい説明書きがあったんじゃが、ここのお社にはそのようなものは一切見当たらん。
何だかKing of 末社というような扱いのように見える。
中を覗き見ると、ここには3社祀られておるようで、先程の木板によれば左から、琴平神社・西宮神社・十二祭神社じゃろう。
取り敢えずぱんぱんと柏手を打ってお参り(「これから少し観察させていただきますよ」という意味も含んでおる)してから、まずお社を観察してみた。
社名が書かれた札が2枚ついておるが、風雨に晒され文字が非常に読みづらい。
よく見ると左から何とか「琴平神社」「西(ノ)宮神社」と読める。
一番右に対応する木札は無い。
中に何かないかと薄暗い内部を目を凝らして眺めてみた。
するとこのようなものが置かれておった。

う〜ん、読めねえ…
© ill-health(ruephas) 2021

これまたかなり読みづらい状態じゃったが、下段右から3つ目に「山神宮」と読める文字を見つけた。
やあ、おったな大山くん。
ワシは安堵してありったけの10円(3枚)と100円玉をお賽銭箱に投入して今度は真剣にお参りした。
12人の仲間に囲まれて、狭いながらも楽しい我が家状態であればいいんじゃがなあ。
いや、多分そのように時を過ごしておるに違いないと思う。

帰宅後この十二祭神社について少し調べてみたら、
  • 神明宮
  • 春日宮
  • 八幡宮
  • 西ノ宮
  • 稲荷宮
  • 伊雑宮
  • 弁財天宮
  • 天満宮
  • 山神宮
  • 大黒宮
  • 船玉宮
  • 大海神宮
で、なんでここに合祀されているかはわからんとのことじゃ。
一般的に社名に「十二」がつく神社は結構見かける。
十二所神社とか、十二社神社とかで、これまた調べてみると、
古くからの十二様と称する土着の山の神を祀ったものと、熊野神社の系列のものとがある。前者の信仰は射日儀礼を含む「十二講」の習俗を伴い、北関東・甲信越を中心にして東日本の山間部に分布する。
ということらしい。
この十二祭神社は多分前者の方じゃと思う。
何故ならワシは大山くんサポートメンバー。
「土着の山の神」と云う言葉に心を鷲掴みされたからじゃよ。

しかしじゃ、となると「十二」が社名に付く神社は大山くんがおる可能性があるということじゃ。
このことに気を留めながら大山くん探索をせねばならんじゃろうな。

宮内うどんの看板やぎさん
なずちゃん(左)つくちゃん(右)は
もちろん元気でまったりしとったよ
なずちゃんが意外に頭押しが好きなことを発見
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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。