ワシの感想なんざ屁の突っ張りにもならんが、ワインボトルのラベルに書いてある説明を書き写すからそっちをメインに読んでいただくのもよろしいじゃろう。
ホントは、店員さんに貰った5本セットのバッグに入れてある添え文(それぞれのワインについて説明している)を書き写そうかと思ったんじゃが、ワシが飲んだワインがどれに当たるかがわかんなくなったので混乱を避けるためにそれはやめとく。
記載は飲んだ順で、その順番に何らの意味はない。
《ワシの感想》は無論飲みながら書いたものであるので、支離滅裂感が漂っておる。
酔っとるから仕方ないじゃろう。
酔っとるから仕方ないじゃろう。
①シャルル・メラ・メルロー2020 ヴァン・ド・フランス
《ワシの感想》
「なんか白っぽい赤
悪い意味ではなくて
少なくともこれとは合わないな」
読めば分かる通り、100%酔っ払いの戯言じゃ。
そして白っぽい赤とは果たして何か?
哲学性にあふれる謎の感想。
「これ」というのはマックスバリュで買ったフランス産なれど安物のチーズのこと。
瓶のラベルにはチーズが合うと書いてあるので、ワシの舌が如何に機能不全を起こしてるかの証左じゃろう。
《ラベルの解説》
「豊かなルビー色を湛えたワイン。卓越した力強く繊細な味わい、ベリー系果実とスパイスが溶け合う複雑な香り。
合う料理:サラダ、赤身肉のグリル、ジビエ、チーズ」
© ill-health(ruephas) 2022 |
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確か300円くらい ワシにとっては少し物足りん味じゃったので オリーブオイルをかけて食べた © ill-health(ruephas) 2022 |
②コート・デュ・ローヌ・ルージュ2018
《ワシの感想》
「もう少しだけどっしり感があるといいなあ
口ん中でふわっと広がる香りがいいなあ
合鴨のローストで呑んでる
鯖の塩焼きとか合いそう」
赤を飲んで「鯖の塩焼きが合う」とはまさに神をも恐れぬ野蛮な感想としか言いようがない。
《ラベルの解説》
「熟したラズベリーが溢れる可憐な香りにスパイスが表れる。ミディアムボディでヴェルベットのように滑らかなタンニンと適度な酸を伴う。バランスが良く、果実がとても凝縮している。
合う料理:うなぎ、牛丼、肉料理、チーズ」
なあんだ。
鯖の塩焼きまで突き抜けてはおらんものの、牛丼なる言葉がデーンと書いてある。
一緒に食う飯関係は余り気にしなくて良さそうじゃ。
今度、鯖の塩焼きで飲んでみよう。
勿論、牛丼でもじゃ。
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③オーガニック・シャルドネ2020 ヴァン・ド・フランス
《ワシの感想》
「白いのになんかコクある
味しっかりしてる
あたり前田のクラッカーだけど、スーパーのフルボトル800円のやつとは全然違う
わたし、これ好き
日本飯に合う感じ
マグロの山かけ
海老とアボガドのディッシュ(マカロニみたいなヤツ)」
なんじゃい「わたし」じゃと!?
ワシなんざ「ワシ」で充分じゃ。
「マグロの山かけ」「海老とアボガドのディッシュ(マカロニみたいなヤツ)」とは飲んだときに食っていたアテじゃけど、特に「海老とアボガドのディッシュ」は結構合ったような気がする。
このワイン、コクがあってほんとにうまかった。
《ラベルの解説》
「南仏の古来の土地で有機栽培されたブドウを使用。マンゴーやパイナップルなど南国の果実を感じさせる香り高いミディアムボディです。中程度から高めの酸を伴い、バランス良く長いフィニッシュに続きます。
合う料理:刺身、若鶏唐揚、幕の内弁当、天ぷらなど」
来たぞきたぞ。
遂に幕の内弁当が来たなあ。
こういう書き方をしてくれると、ワシのような素人でもワインの敷居が随分と低くなるのでありがたい。
今んとここれが一番好きじゃ。
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これが、 海老とアボガドのディッシュ(マカロニみたいなヤツ) です © ill-health(ruephas) 2022 |
④ボルドー・ルージュ2020
《ワシの感想》
「あー、こりゃ美味い
トカップにもう少しコクを加えた感じで味というか旨みがその分強いなあ
しかし、個人的にはあと一歩、どっしり感が欲しい
合鴨のロースト」
要するにワシは赤に関しては、どっしりしてればあとはどうでもいい傾向があることが伺われるわけじゃった。
《ラベルの解説》
「プラムなど赤系果実の豊かな香りに、土・コショウの等の(ママ)スパイスが加わる。ボディは軽めのミディアムで、長めのフィニッシュに続く。様々なシーンに合うワインです。
合う料理:焼き鳥、牛肉コロッケ」
このワインは赤じゃけども、ラベルの人も「焼き鳥が合う」と書いとる。
白はこれが合うだ、赤にはこれが合わんだなどということは余り考えず、自分で好きなように飲めばいいようじゃから、しつこいかもしれんが鯖の塩焼きだってやってみる価値は十分あるじゃろう。
しかし「土」がスパイスなんじゃなあ。
ワシには「土」感なんて全くわからなんだが…
外国の人の感覚は日本人にはわからないし、多分逆も同様じゃろうと思う。
© ill-health(ruephas) 2022 |
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⑤ボルドー・ブラン2020
《ワシの感想》
「色目はライト
残念ながら、味もライト
ん?そうでもないな、後から爽やかな旨みがさあーッとくるな
批判覚悟で書くと、和食の朝食で飲みたい
その場合、残念ながら納豆なし⤵︎
ヤマチョウの揚げを薄目の出汁醤油でさっと煮込んだヤツで呑んだ」
朝飯でこれを飲みたいなる発言で分かる通り、この感想を書いた男は確実にアル中じゃろうと思われるが、実際そう感じたんじゃから仕方ない。
軽い味で、朝飯とは言わんまでも休日の昼飯と一緒に飲むには手頃かもしれん。
ドイツの人やフランスの人は昼から飲んどるわけじゃから、日本人だってそうして責められる理由はないじゃろう。
《ラベルの説明》
「濃縮したレモンと爽やかなハーブの香りに、ほのかな土の特徴が加わる。ミディアムから高めの酸を伴い、長めのフィニッシュに続きます。さまざまなシーンに合うワインです。
合う料理:魚全般、寿司」
日本の朝食といえば、納豆がなければ画竜点睛を欠くわけじゃが、もしこのワインを朝飯時に嗜むとなればやはり納豆は禁忌じゃろう。
せっかくの香りがぶち壊しになること必定じゃ。
しかし、干物には確かにとても合うじゃろう。
© ill-health(ruephas) 2022 |
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以上、5本セットを4日かけて飲んだわけじゃが、この中でまた飲みたいと思ったのは、
③オーガニック・シャルドネ2020 ヴァン・ド・フランス④ボルドー・ルージュ2020
の2本じゃろう。
飲みたければ買えば良し。
ワシは本日早速浜松ワインセラーを再訪し、店のお兄さんといろいろ相談しながら、③に比較的近いと思われるこれを買ってきた。
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瓶には何も書かれておらなんだが、購入する際ワインの前に掲げられとった説明書きを書き写しておこう。
サン・ヴェラン・レゼルヴ・ジョベール ドメーヌ・イノゾンティ自然の力が生み出す無農薬のハイクオリティワインドライフルーツのニュアンスが仄かに香るフレッシュでフローラルな ワイン。口当たりはしなやかでレモンを思わせるピリリとした後味が広がります。素晴らしく豊かなアロマと極めて完成度の高い端正なバランスを備え、張りのあるミネラル香がリッチでフルーティな果実味をすっきりとバランス良く引き締めています。 魚、寿司には抜群の相性です。白辛口国/地域 使用ブドウフランス/ブルゴーニュ シャルドネ¥3,100Hamamatsu Wine Cellar
かぼすを少し絞った秋刀魚の塩焼きで飲んだんじゃが、どっちもうまかったあ!
次は、④ボルドー・ルージュ2020に似たやつを買わんといかん。
せいぜいどっしり感があるやつを選んでもらおう。