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2022年9月25日日曜日

プロジェクト "山神社"(86) 須倍神社

遠州近辺にある大山くん(大山祇命)を祀る神社はすべて行き尽くしたと思っとった。
ワシは、行ったことがあるところはもちろん、いろんなソースを通じて存在が確認できた大山くん物件については全国津々浦々すべてプロジェクト ”山神社”MapというGoogle My Mapsに記録しておるんじゃが、ワシの近辺にある物件のステータスはすべて「参拝済み」となっておる。
ここ数ヶ月、その山神社Mapの情報を再確認・再整理する作業を進めておったんじゃけども、その過程ですぐ近くにある有名な郷社が実は未参拝じゃったということが判明した。
それは、須倍神社(すべじんじゃ:静岡県浜松市北区都田町6284:053-428-2097:駐車場潤沢)じゃ。
ある程度の規模(無格社で大きめ以上)を持つ神社については「静岡県神社志」を見てすべてリストアップしてるんじゃが、この須部神社は篦棒な数の合祀社を持っておる旨記載されとるので、当然ながらそんな派手な神社には行っとるに決まっとると思いこんどったんじゃ。
これはいかんと、本日参拝してきた。

荘厳な拝殿じゃ
拝殿の裏手は内宮外宮を備えた更に荘厳な空間じゃ
© ill-health(ruephas) 2022

神社は最近「勘四郎」なる店号で有閑マダム(死語)どもで混み合っとる豆腐料理店の近くにある。
で、その店をやっとるのは須倍商店という豆腐屋。
もしかしてこの須部神社は豆腐屋のパーソナル神社かと思ったがまあそんなことはないじゃろう。
むしろ豆腐屋のほうが神社の名前を貰ったんじゃろう。
参道入口の鳥居を一旦通り過ぎて少し登ったところに広い駐車場がある。
駐車場には1台軽トラが停まっとる。
横にはおっさん(どう見ても神職には見えん)が立っとったので、こんにちはと挨拶して拝殿に向かった。
拝殿の方を見上げると別のおっさん(どう見ても神職には見えん)がおって軽トラおっさん(どう見ても神職には見えん)となにか喋っとる。
傍らには少し古いオーディオセットが置いてあるところを見ると、どうやら秋祭りの下準備をしとるようじゃな。
まずは参拝すべきなんで、小銭入れを探っとるとなんと、賽銭箱の手前にPayPayのQRコードがあるではないか!

この写真さえあれば何時でも何処でもお賽銭可能じゃよ
便利な世の中じゃなあ
© ill-health(ruephas) 2022

試しにやってみると、きちんと反応し無事お賽銭を支払うことが出来た(色んな理由があって180円じゃよ)。
少し前のニュースで、どっか都会の方の神社でキャッシュレス賽銭が導入されたと報じられとったが、いかに郷社とは云えこんな片田舎の神社にまでキャッシュレスの波が到達しておることにワシは思わず瞠目した。
しかし、多少のイニシャルコストと手数料がかかるかもしれんが、これならば神社としては賽銭ドロボーのことを気に病むこともなく、ワシら参拝者にとっても小銭の心配は不要じゃからお互い実に都合が良い。
ちなみに数年前、ワシが勤務する会社に経費精算システムが入ったが、ジジイを中心にして未だに反感が強い(現金寄越さんか〜い!的な)。
今度「古の神様でさえ最早キャッシュレスじゃ」と言い放ってやろう。
そうだこうだで参拝し終わると、全く知らぬうちにワシの傍らに音もなく一人のおっさん(既に登場したおっさん達とは別人で、やはりどう見ても神職には見えん)が忍び寄ってきておった。
そしてそのおっさん(どう見ても神職には見えん)はワシを見て藪から棒に、
「あんた。悪いけどさ」
「はっ?…はい?」
このおっさん(どう見ても神職には見えん)、一体なんじゃろうか。
ワシは俄に緊張した。
あんたみたいなよそもんはここでお参りすんじゃねえよ。
見かけねえツラだなあんた、賽銭ドロボーだろ。
どっから来たんだよ、怪しいなあんた。
等と謂れのない誰何(すいか)詰問されるのではないかと怯えておると、おっさん(どう見ても神職には見えん)はワシに向かってぐいと腕を差し出した。
みかんのようなものを2つ手にしとる。
「あんた、かぼす食うか、好きか」
「へ?か、かぼすですか…?は、はい食べます好きです」
ワシの出自は実は大分じゃから、かぼすは無論大好物じゃ。
「これ家で採れたかぼすなんだけど、見てみろ。傷が入っとる。バイクのかごに入れて走ってたらこうなったんだ。味は変わらんが」

傷っていったってこんなもん
こんなの傷のうちに入らん
© ill-health(ruephas) 2022

「は、あ、ありがとうございます。いただきます」
「ワシも昨日、これで秋刀魚食ったんだよね。うまかったなあ」
と言いつつ、おっちゃん(どう見ても神職には見えん)はスクーターに華麗にさっと跨り、どっかに走り去ってしもうた。
ああ吃驚した。
想像じゃが「悪いけどさ」というのは「こんな傷もんだけど構わないかい?」というおっちゃん(どう見ても神職には見えん)なりの謙譲した表現じゃったんじゃろう。
かぼすは有り難く貰い受けてスヌーピーのサコッシュにしまい込み、例のごとく境内をうろついてみた。
日清戦争戦捷記念の石碑や宮司さんが神職として昇進なさった由が刻まれている石碑がある。

征清戰捷紀念碑
戦捷っていうのは「戦に勝った」っていう意味じゃよ、若いの
© ill-health(ruephas) 2022

宮司明階二級須部釧 五十年記念
© ill-health(ruephas) 2022


境内左手に回ってみると、正面からは見えぬ神殿が見える。
大層立派じゃ。

何が立派って、廊下通路があるのがすごいなあ
© ill-health(ruephas) 2022

本殿右手には3つの祠がある。
立派な祠が2つと、朽ちかけた小さな祠が1つ。
既に書いたがこの神社には極めて多くの神社が合祀されとるが、それとは別に境内社として秋葉神社があることは静岡県神社志に書いてあった。
実際にはもう2社あるようじゃ。

ワシ的には一番左のが一番好き(しかし抜け殻)
© ill-health(ruephas) 2022

立派な方の祠にはどちらにも表札(神様の名前が書かれた木札。正式名称を知らんのだすまんのう謝るワイ)があり、右側の方には「秋葉神社」、左側の方の右端には「津嶋神社」左側には「姥神社」とある。

秋葉神社
今で言うBCP初期対応担当(つまり防火)
© ill-health(ruephas) 2022


戦ならワシに任せとかんかい担当
しかし境内社ではなにかとね
© ill-health(ruephas) 2022


姥神社
あれかなあ、高貴な方におちちだけ
あげてましたみたいな人かな
© ill-health(ruephas) 2022


朽ちかけた小さな祠には何もなかったので、もしかして抜け殻かもしれぬ。


右隣のやつとはあからさまな待遇差
© ill-health(ruephas) 2022

さてここの御祭神は、
【内宮】天照皇大神
 (内宮相殿)天手力男命・拷幡千々比売命
【外宮】豊受姫大神
 (外宮相殿)皇孫邇々藝命・天児屋根命・天太玉主命
じゃが、やはり注目すべきは冒頭書いたとおり、外宮に合祀されている神様の多さじゃ。
ワシは静岡県神社志から書き写した数は67柱(うち、大山くんは16柱)じゃった。
参道入口にある石碑には69柱とあり、本殿右側にある案内板には75柱とある。
それぞれの作成年度は恐らく古い順で、
 静岡県神社志 → 参道入口の石碑 → 案内板
じゃろうから、年代を経るごとに合祀数が増えていったのかもしれん。
いろいろ複雑な気分になるなあ。
合祀、境内社っていろんな事情があってそうなってると思うけど、ホントはみんなそんなことされずに、今のままの小さい祠でいいからずっと地元にあって欲しいって思ってたんじゃないかなあ。
畑仕事の道すがら、普通な感じで軽くお参りする神社やお寺、そんなのが大切なのに無理やり村社郷社とかいって集めちゃっておかしくね?
とは言ってもワシは神社は好きじゃけど、学者じゃないからよくわからん。
今となっては小さな神社を懐に入れてくれて大事にしてくれとるおっきな神社はありがたいけれども、ね。
須部神社におかれましては、今の通り、主祭神と同じように、合祀社境内社を大事にお祀りしてくだされよう。
お願いしますよう。

以下、ワシが本から書き写した合祀社一覧。
刮目してとくと読みなされい。

七社神社(経津主神・武甕槌神・大己貴命・神武天皇・宇麻志麻沿命・道命・日本武命)
八幡神社(息長帯比売命・品陀和気命・玉依比売神)
天神社(思兼命・菅原神)・立岩神社(磐之媛命)・白髭神社(猿田毘古神)・山神社(大山津見神)・天白神社(大地主神)・稲荷神社(保食神)・八幡神社(品陀和気命)・若宮神社(大雀命)・山神社(大山津見神)・若宮神社(大雀命)・向山神社(菊理比売神)・若宮神社(大雀命)・小神明社(伊勢御両宮御同神)・山神社(大山津見神)・津島神社(須佐之男命)・白山神社(伊邪那美命)・山神社(大山津見神)・熊野神社(出雲熊野大社同神)・稲荷神社(保食神)・弐拾寺社神社(祭神未詳)・津島神社(愛知県津島市津島神社同神)・金山神社(金山比古神)・八剱神社(熱田神宮同神)・八剱社(熱田神宮同神)・八柱社(湍津島姫命・市杵嶋姫命・田心姫命(三女)・天忍穂耳命(長男)・天穂日命(次男)・天津彦根命(三男)・活津彦根命(四男)・熊野クス日命(五男))・天白社(大地主神)・山神社(大山祇命)・天神社(菅原神)・天神社(思兼神)・金山社(金山彦命)・山神社(大山祇命)・諏訪社(健御名方神)・社宮神社(船戸神)・力神社(天手力男命)・雷社(大雷命)・山神社(大山祇命)・白山社(菊理姫神)・稲荷社(宇迦之御魂神・佐田彦大神・大宮能売大神・田中大神・四大神)・天白社(大己貴命)・社宮神社(麓山祇命)・白山社(菊理姫命)・山神社(大山祇命)・諏訪社(御穂須々美神)・水神社(水波純女神)・西宮社(蛭子命)・木船社(高靈神)・水神社(水波純女神)・井神社(御井神)・山神社(大山祇命)・地神社(地主神)・水神社(水波純女神)・金山社(金山彦命)・稲荷社(伊邪那美神)・白山社(伊邪那美神)・津島神社(津島同神)・六社大明神社(稲田姫命)・三社神社(御祭神未詳)・秋葉社(迦具土神)・天神社(忌部神)


2022年8月14日日曜日

プロジェクト "山神社"(85) 東組氏神/東組山の神

今年の5月11日、引佐町川名にある山の神という神社にお参りに行った(未記載じゃけどGoogle Mapには地点登録と簡単な紹介文を書いとる)。
その際クルマを停めたのが「浜松市かわな野外活動センター」の駐車場で、そこには川名の観光案内マップがあった。
このようなものじゃ。

川名はひよんどりが有名
© ill-health(ruephas) 2022

で、お参りに帰りにこの地図をよおく眺めてみると、嬉しいことにいくつかの山の神があることがわかった。
画像をダウンロードして拡大しよおっく探せばわかるが、左の方から順に、
  • 大燒山ノ神
  • 東燒山ノ神
  • 中組山ノ神
  • 上組山ノ神
  • 東組山ノ神
  • 山ノ神(※高山神社境内)
の計6柱。
実はそのうち大燒山ノ神はこの観光MAPとは全く関係なく偶然見つけて少し前に参拝済みで、やはり地点登録とコメントを書いておいた。
また、高山神社境内にある山ノ神(山神社)には2018年5月に参拝済みで、その際のメモには「高山神社境内社の山神社がこれがもうまったく山神社らしい山神社で激しく感動」などと書いてあるんじゃが、実は全く記憶に残っておらず、改めてお参りしなおさんといかんじゃろう。

となると、どうせならついでのこと川名地区の山ノ神を全制覇する必要があるじゃろうと小さな野望を抱き、その第一弾を本日やってみたわけじゃ。
で、本日の目標はそのうちの「東組山ノ神」じゃ。

© ill-health(ruephas) 2022

都田川ダムでせき止められてできたいなさ湖の南岸にあるようじゃ。
早速いってみた。
東組山の神の近くには川名東組集会所というのがある。


そこならクルマを停められるかもしれんと思い、まずはそこを目指す。
実際行ってみると、集会所の駐車スペースには「進入禁止」と書かれた立札があり、誰もおらんかったものの変なトラブルになったらイヤじゃと思ってそこを避け、近くの空き地のようなところにクルマを停めた。
誰にも迷惑にならん場所じゃ。
先程の観光案内マップが正しいとすれば、この集会所から東に延びる道沿いにある筈なので、炎天下の中てくてく歩きだした。

道の入り口近くにある案内表示
この表示のすぐ南側にあるコンクリ舗装の
小道を東に入る
© ill-health(ruephas) 2022

道々左右に注意して、祠のようなものがないか見落とさないよう歩いたがそれらしきものは視界の中に入ってこない。
観光案内マップは往々にして不正確なことが多いため思わぬところに潜んでいる可能性があるので可成り慎重に観察しながら歩くが見つからない。
住まいる工房株式会社の辺りにある筈じゃが見つけることが出来ず、その先だいぶ歩いてみたが、ない。
道の北側には少し森のようになっていて、その中にあるかも知れない。
少し戻ってそちら方面を探してみようと思った。
すると、道に変なサインが書いてあって、そこから森の方へ軽トラの轍がしっかりと付いた細い道がある。

何のために刻んだのか…?
上野氏にその真意をお伺いしたい
© ill-health(ruephas) 2022

2020年12月19日に、上野幸司さんが路上に刻んだサインがあるところから森の方へ向かうと、やああったよ。

大山くん物件では普通である石祠と燈篭
© ill-health(ruephas) 2022

燈篭と石祠があった。
これじゃろう。
観光案内マップよりもだいぶ北側じゃ。
マップでは、左側に東組氏神、右側に山の神があることになっとるので、周辺に別の石祠がないか探してみたがこれしかない。
従ってこれは氏神の祠なのか山の神の祠なのか判然とせん。
しかしよく見ると、石祠と燈篭の間に周囲の他の石とは違う感じで存在している石がある。

写真右側の緑色の石がもしや大山くん?
© ill-health(ruephas) 2022

う~ん…
ビミョ~じゃなあこれ。
しかし周囲を探索しても他にそれっぽいものは見当たらない。
恐らくこの石が山の神だと断定してしまって、両方に参拝することにした。
もしこの石が山の神だとして、かつ大山くんだとしたら、これまでで最小の大山くんじゃ。
しかしこれはこれで風情があって全然好きじゃ。

今回も特にオチはなく、ここで出し抜けに終わるのであった。
文句あるか?



2021年10月24日日曜日

プロジェクト "山神社"(82) 大峰神社を参拝するために竜ヶ石山に登ってみた

浜松市北区には観光洞窟としてはまあまあ有名な竜ヶ岩洞(りゅうがしどう:静岡県浜松市北区引佐町田畑193:053-543-0108:¥1000:9:00〜17:00)がある。
観光嫌いなワシとて1回行ったことがあるが、まあまあ楽しめるし変な顔ハメがあるのも更によろしい。
その北東に竜ヶ石山(りゅうがしやま:標高359.1m:静岡県浜松市北区引佐町田畑)があって、その山頂のすぐ近くに大山くん疑惑物件があるとの情報が某地元民から寄せられたんでワシは出掛けたが、実は内心憂鬱たるものもあったのは否めん。
何故ならば、行き先は山頂。
山頂を目指すと云えば、此れ即ち登山
登山と云えば登路。
登路と云えばシンドいし、ワシは最近膝の調子がよろしくない。
おそらく行きの登路は明後日あたりの筋肉痛の原因となり、帰りの下り道は膝痛の原因となることこれ明白じゃ。
まあたかだか標高359mの低山じゃし、こうは見えてもワシは高校時代には一時期登山部に所属し、クソ重くて安定性のないキスリングを担いで前穂西穂辺りを縦走したことのある漢じゃ。
なんとかなるじゃろうし、更に自らを鼓舞するために先日購入したイワタニのカセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBを持って行って山頂でお湯を沸かしてカップラーメンを喰らうというちょっとした楽しいイベントを行うことした。 
因みに目指す神社は白山大神・秋葉大神・大峰大神(静岡県浜松市北区引佐町田畑:Google Mapsには申請し登録済みじゃが何故か出てこん。Google Mapsで34.849689,137.654626か「VM23+5F 浜松市、静岡県」で検索すれば宜しかろう)じゃ。
大峰大神というのがやはり誰が見ても大山くんを想起させるわけじゃ。

竜ヶ石山の麓には有り難いことにかなりの台数が停められる無料駐車場がある。
そこにクルマを停め、ビジネス用ではあるが大容量の背嚢に水やらカップラーメンやらコンパクトバーナーやらを詰め込んでいざ出発。
すぐに嫌になった。
ず〜〜〜〜〜〜っとダラダラ登るアスファルト道路が続いとる。
全く山道ではなく、木陰もなく暑い。
ダラダラと云っても時には勾配がキツくなる。
はあはあ息をつきながら暫く歩くと、急に山林が出現し「林道 起点 田畑線」という標識がある。

© ill-health(ruephas) 2021

その先の路面はアスファルトからコンクリートに変わり、木陰を歩くためハイキング感が高まる。
しかし上り坂であることは変わらん。
途中「貞雄桜」という個人名を思いっきり強調した桜があり、竜ヶ石山で一番キレイだと書いてあるが今は秋なのでただの木じゃ。

いやあ、光が映り込んでしもうた
心霊現象にあらず
© ill-health(ruephas) 2021

駐車場をスタートして30分ほどじゃろうか、コンクリの道から右に切れ込む細い山道が現れ、そこには「竜ヶ石山・峠の登山口」との標識がある。

竜ヶ石山の各種表示物はこのように
緑色に統一されておるのでわかりやすく
見落とすこともない
© ill-health(ruephas) 2021

ワシはそれに従い、細くて急坂で歩き辛い山道を進む。
ぐんなりしながら登っていくと、変な形状の岩がある。

なんだかハーフタレントの芸名みたいじゃな
© ill-health(ruephas) 2021

条溝カレンというらしい。
ワシはこのようなものに興味はあるもののタモリではないので、なんでこうなるのかはさっぱりわからん。
地元民によるものと見られる「鬼の洗濯岩」なる看板もあるが、その名前で有名なのは確か宮崎の日南海岸。
ここは山のてっぺん近くなのに不思議なことじゃ。
あと写真を取り忘れたんじゃが、帰り道にはこの条溝カレンに野球ボールくらいのきれいな穴があいとるのもあった。
同じようなものが川で時々見られるが(ポットホールという)、これは川を流れてきた石が岩に引っかかって同じ場所をぐるぐる回り続けると出来ると以前聞いたことがあり、ワシは2015年に富士市入山瀬の潤井川というところで見たことがある。
川で出来るものと同じようなものが山頂近くで見られるのも解せん話じゃが、ワシはタモリではないのでどうでも良いことじゃ。

登山口から30分ほど歩くとこれまで最高にキツい勾配が現れ、それを抜けるとやあ、竜ヶ石山の山頂じゃった。
ちょっとした広場になっており遠く太平洋まで見渡せる素晴らしい風景が見える。
苦労した甲斐があったというものじゃ。

よお〜く見るとアクトタワーも見えるなあ
空と地面の境目には太平洋(遠州灘)も見えるぞ
© ill-health(ruephas) 2021

富士山が見える台というようなものもあったが、その方向には木が茂っとって富士山は見えんかった。
本日の最大の目的は、この山頂から先のすぐ近くにある大山くん疑惑物件への参拝じゃがちょうど昼時で腹が減った。
早速カップラーメンを喰らうことにした。

カップラーメンとかカセットボンベと
比較すればバーナーのサイズが分かるじゃろう
かなり小さい
ちなみにこのカップラーメンは賞味期限半年越え
© ill-health(ruephas) 2021

流石にMade in Japan。
小さくて精密な仕上げのバーナーじゃ。
その脚と五徳を開き、カセットボンベを装着してベンチに安置する。
そこに水を入れたヤカンを乗せてカチリと火をつけた。
小さいのになかなかの安定性があるようじゃ。
しゅ〜っという音を立ててガスは燃焼し、そうじゃなあ中火で10分掛からずお湯は沸いた。
賞味期限を遥かに超過したカップラーメンにお湯を投入し5分待ち、持参の握り飯とともに食べたがこれは大変にうまかった。
腹もくちくなったので一休みし、早速大山くんのとこに行ってみた。
大山くんのとこと書いとるが、実際のところは不明じゃ。

小さな石祠が3つ
身を寄せ合って並んどる
© ill-health(ruephas) 2021

ドーム状に積まれた岩の中に3つの石祠がある。

© ill-health(ruephas) 2021

傍らの表示を見るとこれらはそれぞれ、
・大峰大神(山の神)
・秋葉大神(火防守護・火難除け)
・白山大神(家内安全・縁結びの神)
ということらしい。

一番左(大山くん?)と真ん中の祠は
右側の柱が折れてしもうとる…
© ill-health(ruephas) 2021

この表示の順番通りだと、一番左の祠が大峰大神(山の神)ということになるが、これだけでは「大峰大神=大山祇命」という等式が証明できん。
帰宅後、蜘蛛の巣でちょっと調べてみたんじゃが、この点について突っ込んだ記載のあるサイトは皆無じゃった。
神様名が書かれた表示を作ったのは「田畑崇敬者」であり、田畑とはこの辺の地名じゃ。
もしかしたら地元民に聞けばわかるかもしれんが、この規模の祠じゃと大昔からの自然信仰かもしれず、元々神様の名前が明確に割り当てられておらん可能性もある(太古から神様として祀られていた石とかに対して、後付で有名所の神様を割り当てることはまああることじゃ)。
ならばそれで良し。
ワシとしては勝手に「大峰神社の御祭神・山の神=大山祇命」と解釈し、それで良しとしよう。
まあ一応、地元にある図書館で何か情報が無いかは確認してみよう。


2021年5月15日土曜日

プロジェクト "山神社"(74) 佐久米神明宮

浜名湖北岸を通るR362を西に向かって寸座峠を超え佐久米の辺りに来ると咲夢茶屋というお土産屋が右手に出てくる。
そこから300m程行った所の山側に鳥居があって、それが佐久米神明宮(さくめしんめいぐう:静岡県浜松市北区三ヶ日町佐久米406-2:神社横に5台前後は可能)じゃ。
この道は結構通るんじゃが、こんなところに神社の鳥居があるなんて全く知らんかった。
鳥居のある先が緩い左カーブになっておるので、そっちばかりに注意が行くからじゃろうと思う。

この神社は例により、Google Mapsによる大山くん探索で見つけた神社なんじゃが、投稿者が上げておった写真に由緒書があり、その中に「境内社としては、山神社」とあったので出かけたわけじゃ。
R362を右に曲がってクルマのまま鳥居をくぐってそのまま神社まで行くんじゃが(無礼じゃとは思うがこうしないと神社にたどり着けない)、なんちゃって3ナンバーのワシのスイスポくんでまあまあ通れるくらいの道幅。
ガチな3ナンバー乗りで車幅感覚の鈍い人じゃったら、ちょっと入るのをためらう程度の道幅と云えば宜しかろう。
要するにクルマで神社まで行けます。

© ill-health(ruephas) 2021

神社横の駐車スペースに真っ黃っ黄のスイスポくんを停めて神社前の2の鳥居(国道よりにあるのは1の鳥居)を潜って境内に入るが、この神社の氏子さんたちは結構気合が入っとって、鳥居・手水舎・狛犬・常夜灯など、ほぼすべての設備に誰がいつ頃これらを寄進したかが細かく書いてあるのがなかなかおもしろかった。
例えば常夜灯の横にはこのような看板が立っておる。

© ill-health(ruephas) 2021

読みにくかろうから、ちょっと書き出してみる。
常夜灯

 この常夜灯は、山田三吉氏が明治33年(1900年)に建立し、寄贈されました。山田三吉氏は身体1つで横浜に行き、穀物や肥料などを入れる叺(かます)に変えて(ママ。「代えて」が正しいじゃろう)新たに南京袋を製造し全国に普及させて、財を成した方です。
 また、山田三吉氏の長男の山田三平氏は、中国の満州に進出し、遼東ホテルなど多くの会社を経営すると共に、1918年には母校東浜名小学校(浜松市立三ヶ日東小学校)の講堂を建築してくださいました。
 さらに、山田三吉氏の家業を継いだ孫の山田正司氏(横浜市 山田株式会社取締役社長 五十嵐美恵子氏の父)は、佐久米の石雲寺本堂の再建に多大な貢献をしてくださいました。
 このように山田家は、三代にわたり三ヶ日町に例を見ない多額の寄付金をしてくださっています。
佐久米氏子総代
どうじゃろうか。
他の説明書きを読んでみてもこのような感じのことが書かれており、目立つのは「財を成す」という言葉じゃ。
「玉ころがしで財を成した」という人もこの神社に寄進しとるようじゃが、玉ころがしとは一体どういった事業なのかが気になるところじゃ。
今は鄙びた小さな街なんじゃが、実業界でブイブイいわした人を輩出しとると知ってワシはやや驚いた。

さて先ずは本殿にお参りじゃ。
御祭神は天照大神というビッグネーム有名どころじゃ。
その後神殿する左側にある境内社アパートに行った。

立派な本殿よりもこっちの方にシンパシー感じるワシ
© ill-health(ruephas) 2021

説明書きがあるのは「妙見神社」「猿田彦神社」「山神社(やまのかみしゃ)」の3社で、その他に朽ちかけたような石祠が6つある。
山神社はその中でも一番デカい祠じゃったので、ワシは内心誇らしい気分になった。

アパートの中では一番広い角部屋
なかなかいい物件
© ill-health(ruephas) 2021

祠の上に取り付けてある説明書きを読んだが、この祠の主が誰かについては書かれておらん。

© ill-health(ruephas) 2021

しかしまあ、状況証拠的には大山くんに間違いないじゃろうと信じてワシは賽銭としては破格の50円玉を用意し、木の祠に入れようとしてそれに気づいた。

…ん?
やや?
大山くんじゃない?
© ill-health(ruephas) 2021

祠の中には小さな木のお札が入っておって、それには「山ノ神社 大山咋命」と書かれておった。
うむ、そうか。
ここは大山くん(大山祇命)の物件ではなかった。
大山咋命とは、大山くんと似たような稼業をやっとる神様で、Wikipedia先生の御言葉をコピペするならば、
名前の「くい(くひ)」は杭のことで、大山に杭を打つ神、すなわち大きな山の所有者の神を意味し、山の地主神であり、また、農耕(治水)を司る神とされる。『古事記』では、近江国の日枝山(ひえのやま、後の比叡山)および葛野(かづの、葛野郡、現京都市)の松尾に鎮座し、鳴鏑を神体とすると記されている。なお、大山咋神は里山に鎮まるとされることから、『古事記』の「日枝山」とは、比叡山全体というより、里山である八王子山(比叡山の一部)を指すとする説もある。
ということじゃ。
経験的に山神社の御祭神がこの大山咋命というケースは過去何回かあって、その度(そんな敬虔な神道者ではなく、ただ単に大山くんが好きなだけの)ワシは、「お。間違ってやがら。本当は大山祇命なのに有名所の大山咋命と間違えたんだな」と勝手に思って済ませておった。
大山咋命と大山祇命についてはWikipediaでも、
そのほか、日枝神社(東京都千代田区)、松尾大社(京都市西京区)および全国の日枝神社、松尾神社で祀られている。伊勢神宮豊受大神宮(外宮)の摂社である山末神社は大山津姫命を祀るが、大山咋神が祭神だとする説もある。
と書かれておるように、似た名前で似た仕事なので、昔の人も何かと間違えたんじゃろうと思う。
大山咋命が住んどる物件名の多くは日吉神社なので、やっぱりこの神社も勘違いじゃなかろうかと思いたい。
しかしまあいいじゃろう。
大山くん物件ではなかったが、2人共似た稼業をしておるから神様の世界でも色々と打ち合わせたり仕事を一緒にしたり、もしかしてWEB会議とかもしとるかも知れんしな。

ワシは祠に50円玉を納め、柏手を打って恙無く参拝を終えて帰宅したのであった。


2021年4月4日日曜日

やぎさんが好き!(44) オーバーザレインボー → 大橋牧場

浜松市浜北区にあらたまの湯(静岡県浜松市浜北区四大地9-92-1:053-582-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥680:9:00〜21:00:定休第1月曜:ポイントカードあり♪)という日帰り温泉があり、ワシは何回か行っておる。

その近くにオーバーザレインボー(静岡県浜松市北区都田町7793-24)という牧場がある。
ここはガチな牧場で観光客は受け入れておらんと思うんじゃが、そこにやぎさんがおるという話が舞い込んだもんじゃから、自宅からほど近いこともあるし早速行ってみた。
近いもんじゃから直ぐに着いたが見渡してみると想像通り観光要素は全く無く、寧ろ「牧場のうしさんたちが病気になってはいかんから、関係者以外は入ってはいけんよ」というような掲示さえされとる。
ワシとしては無理矢理にでも関係者になって入りたい。
中の人に挨拶さえすればもうそれで関係者じゃろうと固く思っておるが、しかし中の人は中々中から出てきてくれそうにもない(いいなあ、この云い回し)。
仕方なく牧場前にある道から中の様子を伺うと、まず牛舎の前の柵に囲まれた広いスペースに基本白地で少し茶色の毛が混じったやぎさんがおった。
お乳があるから多分めすやぎさんじゃろう。
どうも人懐こいらしく、ワシを見つけると「とととととと」という感じで近寄ってきてくれた。

本日は曇っておるから瞳孔が四角くないヨ
© ill-health(ruephas) 2021

スペースの周りには柔かそうで如何にもやぎさんが好きそうな草が大量に生えておる。
普段じゃったら遠慮会釈無くむしって食べさせてあげるんじゃけど、ここはきちんとした牧場。
当然、エサの管理もかっちりと行われておると考えたほうが良い。
とは云え、全く何もあげないとなるとこれはワシの方のフラストレーションが高まる。
やぎさんを見てフラストレーションが溜まるなど言語道断歩行者横断斎藤道三。
やぎさんを見る最大の目的は、やぎさんとの交流を通じてお互いのストレスを激減させることじゃ。
じゃから、ワシは路傍の草をほんの少しだけ千切ってこのやぎさんにあげてみた。
やぎさんは大変な喜びようであっという間に食べてしまう。
そして指をはむはむする。
これは何回も書いておるところじゃが、やぎさんのはむはむはこれはもう大変に気持ちが良くてずっとやってもらいたいと思う位に気持ちが良い。
しかもこのやぎさん自身も人の指をはむはむすることが大好きらしく、指を差し出せば素早くずっとはむはむしてくれる。
こりゃあいいなあ。
大人しいやぎさんで人懐こくて、軽く頭押しもしてくれるがこれまた優しい感じじゃ。
あと少しだけ何回か草をあげて、極めて残念じゃがサヨナラをすることにした。
ここの牧場にはこのはむはむ大好きやぎさんの他に、確認できただけであと2匹のやぎさんが飼われておった。
2匹ともワシの方をじっと見て興味を示してくれておる様子じゃった。
しかしそれらのやぎさんは牧場の敷地内に繋がれておる故、遠くから眺めるにとどめた。
何とか関係者になりたいものじゃ。



で、やぎさんとのふれあいが決定的に足らないと判断したワシはその足で大橋牧場(静岡県浜松市浜北区堀谷332:053-582-1010:土日祝日の10:00〜17:00営業)に行ってみた。
実はここには何回か行っておるんじゃが、今調べてみたらブログに書いとらん。
はて、なんでじゃろうか。
まあよい。
ここも基本牧場じゃが、上記の通り土日祝日は一般の人に開放しておる。
主にはうしさん(まあ乳牛じゃろう)を飼っておるが、その他にやぎさん・ひつじさん・うさぎさん・いぬさんなども飼っておる。
牛乳を使ったソフトクリームを売っておってこれがまた美味いし、そして何と云ってもここの目玉は「やぎさんぽ」(¥200/1回:時間はテキトー)ができることじゃろう。
かつてワシは、ここ大橋牧場で何回かやぎさんぽを試み、その試みはすべて失敗と化した苦い経験を持つ者じゃ。
やぎさんぽとくれば多くの者は、あの名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するユキちゃんのような可憐なこやぎさんと楽しく散歩ができると思いがちじゃが現実は全く異なり過酷じゃ。

仲間から無理やり引き剥がして首輪にリードをくくりつけるんじゃが、もうその時点でやぎさん的には不安に思っとるんじゃろう。
踏ん張っていっかな動こうとはせん。
その踏ん張りはかなり強力であり、ワシはそれを「やぎふんばり」と呼んでおる。
こうなると本当に動かん。
そしてそれを強引に動かしたとしてもワシが思っておる方向には絶対に動いてはくれん。
やぎさんの興味がある方にしか動かん。
即ち、全く楽しくないわけじゃ。
そういった苦しい思い出があるのでワシは牧場の人に、
「やぎさんぽお願いします」
「はい、いいですよ。どんなやぎがいいですか」
「えっと以前ですね、茶色やぎさんと散歩した時にとんでもない目に会いましてね」
「ああ、だいぶ前に来て動かなくて困ってた人ですね」
覚えとったんか…
「そう。ですので出来ればこやぎさんがいいんですけど」
「ちょうど良かった。今年の1月生まれたこやぎがつい最近散歩できるようになったんですよ」
「あ、そのやぎさんがいいです。お願いします。名前はついているんですか」
「寒太(かんた)っていうのよ」
ああ、1月生まれじゃからな。
男の子なんじゃろう。
お金を払うと、リードに繋がれた寒太くんがやってきた。
ワシは嬉しくなって早速散歩を始めたが、これはいかん。
まだ3ヶ月の赤子のくせしてもういきなりやぎ踏ん張り全開で動かん。
しかし、リードをくいくい引っ張ると、嫌々ながらという感じではあるが何とか散歩に応じてくれた。

まだまだ幼児体型の名残がある寒太くん
© ill-health(ruephas) 2021

しきりに「べへへ〜いい。べへへ〜〜〜〜〜い」と鳴きながら、なんとかとことこ散歩を始めてくれた。
しきりに鳴くのはやはりお父さんやお母さんに何か伝えたいからじゃろうと思う。
しかし暫く歩いておると、寒太くん自身も少し楽しみ始めたようで、餌用として買い求めたパンの耳には興味を示さんかったが、道に落ちとる茶色い葉っぱを見つけてはこまめに拾って美味そうに食べておる。
で、少し弱めにリードを引っ張るだけでとっとっとっと、と軽やかに歩いてくれる。
うむよし。
これならば確かに「やぎさんぽ」と云って差し支えなかろう。
このような状況になれば、君、これは本当に楽しいよ。

とっとっとっ、と軽やかに歩く寒太くん
© ill-health(ruephas) 2021

わしは寒太くんと充分に楽しい時間を過ごしたあと、牧場に戻った。
このように素晴らしい時間を僅か200円で楽しめる。
やぎさんぽなんて、そんじょそこらで体験できる代物ではない。
是非行くべきじゃろう。
強くお勧めする次第じゃ。

2021年1月11日月曜日

温泉に行かない日(469) 人混みを避けてプチ歴史紀行①

我が国の政府が場当たり的迷走的な武漢ウイルス対策を繰り出す中、兎に角人との触れ合いを可能な限り避けつつ何か楽しめることはないかと探しておった。
普段ならばやぎさんや温泉銭湯方や大山くん方面を探るんじゃけど、静岡県中部以東と西側の愛知県には足を踏み入れたくはない。
そうなると、いずれも行ったことがある場所ばかりであまりおもしろくない。
そうこうしておると、以前市報に載っておった「実際に中まで入れる古墳」に行ってみようと思いついた。
その古墳とは、浜松市北区にある都田総合公園の北側にある見徳古墳(けんとくこふん:静岡県浜松市北区新都田1-4-10-6)じゃ。

綺麗に整った円墳
© ill-health(ruephas) 2021

写真の通り周辺は墓地公園のような感じになっておって、墓地内墓地と云うかそんな風情じゃ。
やや小さめの円墳で、南側に確かに入口のようなものがぽっかり空いておるのがわかる。
その入口のところに案内看板が立っておったので例により頑張って書き写してみようと思う。

© ill-health(ruephas) 2021
© 浜松市教育委員会

浜松市指定史跡「見徳古墳」
平成4年3月10日指定 浜松市教育委員会
この古墳は7世紀(約1400年前)に造られた直径12m、高さ2mほどの円墳です。周りに周溝が巡らされ、塚の内部には南に出入り口のある死者を納めた棺を安置した横穴式石室(全長8.3m、高さ2m)があります。この古墳に葬られた人は、都田地区で最も有力な家族(ママ。華族?豪族?)の一員と思われます。
都田地区では、郷ヶ平4号墳(中津、6世紀の前方後円墳)、恩塚山古墳(一色、7世紀の円墳)も市指定史跡として保存されています。
まあワシには詳しいことが全くわからんし、これを読んでもよくわからん。
ワシがやりたいのはガキと一緒で、ただ単に「古墳の中に入ること」だけじゃ。
ワシは早速入ってみた。

アクセスフリーっぷりがあからさまじゃ
© ill-health(ruephas) 2021

案内図だけ見ると、入り口から玄室までは結構長そうに感じたし、当然中に入れば真っ暗じゃろうと思ったんで、iPhoneのランプを点けて中に入ったが意外にも中はほんのり明るい。
入り口の高さは屈まないと進めないくらいじゃが、中に入ってしまえは立つのに問題ない高さじゃ(ワシの背は低いよ)。
通路の長さは思ったほどはない。
中にはいってそうじゃなあ、10歩程度で行き止まりになってしもうた。
もう少し奥があると思ったんじゃけども、もしかしてこの行き止まりは玄室を保護するために塞いだ壁かも知れんがよくわからん。

わかりにくい写真じゃなあ
すまんのう謝るワイ
© ill-health(ruephas) 2021

振り返った風景はこのような感じじゃ。

遠近法の効果だけではなく
実際に入り口のほうが狭い
© ill-health(ruephas) 2021

奥のどん突き行き止まりから撮った写真じゃが、なんとなくの距離感はわかるじゃろうか。
通路はあまり長くないことがわかるじゃろうか。
「ふうん」と思ってすぐにワシは表に出た。
そんなにすごい体験とは思わんかったが、それでもしかし今生きとる日本人の中で「古墳の中に入ったことがある」という人はそう何人もいないじゃろうから、それはそれで自慢にはなるじゃろう。

 

 古墳から出た後、ワシは古墳の直ぐ側にあるわんぱくゲレンデ(静岡県浜松市北区新都田1-3)でソリ滑りをしたかったんじゃが、折悪しく訪問時はお昼休憩中じゃったのでそれはかなわんかった。
しかし初老がわんぱくたちに混じってそりすべりに興じる姿は第三者が見れは奇異に見えるじゃろうから、これはこれで良かったのかも知れんな。

浜松市子育て情報サイト ぴっぴ より転載
© 認定NPOはままつ子育てネットワーク ぴっぴ

ワシはクルマに乗り込み、次なる目標値に向けて出発した。

2019年11月30日土曜日

かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(6) 【HMIのCEOに告ぐ!】

今年12月20日で営業終了を迎えるかんぽの宿 浜名湖三ヶ日(静岡県浜松市北区三ヶ日町都筑2977-2:053-526-1201:¥600)に、先日11月24日に行ってきた。
ここの温泉はほんとに素晴らしい。
温泉欠乏エリアであるここ静岡県西部地区の中ではトップクラスの泉質で、循環はさせとるが実質源泉かけ流しに近い贅沢な温泉の使い方をしとるのもなかなかいい。
是非とも存続して欲しいと思うんじゃけどまあこのご時世、あるいはかんぽ生命の昨今の状況からして廃業するのは万やむを得ないとは思いはする。

よく見るとワシの姿が映っとる
長い脚が映っとる
© ill-health(ruephas) 2019
廃業までもう残り少ないので早速じゃがタイトル通り、数々の(傾きかけた)ホテルを買収して見事再生を果たしておることで有名なホテルマネジメントインターナショナル㈱(HMI:東京都中央区日本橋小網町6-1山万ビル10階)の代表取締役社長の比良竜虎氏に告ぐ。
ここかんぽの宿 浜名湖三ヶ日じゃが、設備面では経年劣化によりややくたびれとるが、ワシが何回か書いとる通り素晴らしい温泉が特色の宿じゃ。
こんな事書いては申し訳ないが、御社の経営しとるつま恋リゾート彩の郷(つまごいりぞーとさいのさと:旧・ヤマハリゾートつま恋:静岡県掛川市満水2000:0537-24-1111)の温泉よりは確かに狭いかも知れんが、泉質においては比べ物にならんと云えばわかってくれるか。
施設名に反して浜名湖からはちと距離があるが、やりようによっては何とか採算ベース以上の経営、即ち利益が生み出せるポテンシャルを持っておると思うんじゃ。
比良竜虎くん、何とかホワイトナイトになってくれんか。
存続するのは最悪、温泉だけでもイイヨ。
ワシがこの施設に関して求め訴えたいことは以上じゃ。
頼んだぞ比良竜虎さん。
お願いした。

あったか〜い、か…
この幟旗を見れるのもあと1ヶ月のみ
© ill-health(ruephas) 2019
さて今回は温泉だけでなく、昼飯もここで認めようという算段じゃ。
というのは、ここではちょっと前から「日帰り限定楽々プラン」というサービスを販売しとって、内容は1000円払えば入浴に昼飯が付いてくるというものじゃ。

壁に貼っておったポスター
税込み1000円じゃよ
© ill-health(ruephas) 2019
流石にどっかの高級旅館のような豪華な昼飯ではなかろうとは思うが、それでもかなりのお得感があると思う。
上の写真では「メンチカツ定食」となっとるが、今回のメニューはアジフライ定食らしい。
入り口の券売機で楽々プランのきっぷを買ってフロントの人にお渡しすると、引き換えに食事券が貰える。

ご入浴・お食事セット券じゃ
ラストオーダーは14時
© ill-health(ruephas) 2019
まずは温泉に浸かってホッとしてから昼飯にすることに決めた。
気のせいかも知れんが、なんだか何時もよりオーバーフローの量が多く感じる。
普段だと、人が浴槽に浸かるとオーバーフローするという感じじゃけども今回は常にオーバーフローしとる。
外湯も内湯も同じじゃ。
こういうのを見るとわけもなく贅沢な気分になれるんじゃけども、もしかして廃業前の特別サービスかも知れん。
そう思うと逆に寂しい気分になってしまうのじゃった。

その相も変わらず素晴らしい温泉を楽しんでから早速館内にある「レストラン浜風」に向かう。

レストラン浜風の入り口
© ill-health(ruephas) 2019
昼時からは少し時間が外れとるせいか先客は爺さん婆さん一組だけ。
席につくと如何にも「EPAで来ました」という感じの極めてにこやかなウェイトレスさんが注文を取りに来た。
フロントで貰った食事券を渡して待つこと暫し。

はい来ましたよアジフライ定食
© ill-health(ruephas) 2019
まあこう云っては何じゃけど、メインディッシュのアジフライは間違いなく冷凍モノじゃろう。
しかしだから美味い不味い云うのは野暮ってもんよ。
素晴らしい温泉に入り、にこやかなウェイトレスさんに持ってきてもらった暖かなアジフライ定食を食べれることは喜びじゃ。
できるだけゆっくり食ったつもりじゃけども、実際にはあっという間に食い終わってしもうたよ。

はい完食
ご飯をもう少し大盛り目にしてくれればなおよし!
© ill-health(ruephas) 2019
満足してレストランを後にして帰宅することにした。
後にする前、状況に変化が現れていないか確認するために念の為館内掲示を確認してみた。

残念ながら変化なし
© ill-health(ruephas) 2019
写真の通り、今のところ矢張り廃業に関しては規定通り進められとるようで残念じゃ。
HMIにはぜひなんとかしてもらいたいもんじゃ。
時間がないよう。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
510
温泉コスパ
0.8

2019年10月20日日曜日

プロジェクト "山神社"(44) 三嶋神社

今年の6月15日に三嶋神社(静岡県浜松市北区細江町中川347)に行って若菜色の御朱印を頂いてきた
昨年2月にこの三嶋神社に行ったことをポストしたら、この神社の氏子さんと思われる方からコメントを頂き、その内容は「本殿前で御朱印を授与しています」というもので、これを読んだワシは直様三嶋神社に行って若菜色の御朱印を授かった。
そのコメントには その御朱印は「3月~8月若菜色・9月~2月菜種色」であるとも記されておったのだが、9月以降中々行けなくてその菜種色の御朱印を授かることが出来ておらんかったので本日行ってみた。

本日の三嶋神社はアタリマエじゃが一見普段と変わらず落ち着いた佇まいを見せておった。
神社裏手にある「なかよしいちょう」の葉はまだ緑色のままじゃったが、流石に季節は既に秋。
幾つかの銀杏の実が地面に落ちており微かながらにその独特のにおいを漂わせておった。
クルマを停めて表に回って参拝し、初穂料300円也を賽銭箱に収めて早速プラケースの中に入っとった御朱印を貰い受けた。

秋らしい菜種色の御朱印
© ill-health(ruephas) 2019
帰宅後すぐにフォトフレームに収めて玄関に飾った。
今後も季節ごとにこの御朱印をいただき、最新のものを飾ることを習慣にしようと思う。
なお、数少ない読者の中には、
「御朱印が欲しいから行ってみたいけど、もし品切れじゃったらどうしよう。心配じゃ」
と思われる方もおられるかも知れない。
しかし大丈夫、ご安心召されい。
前回なかったこんなものがプラケースに収められておる。

これ、お子様の字じゃよねえ
偉いなあ
© ill-health(ruephas) 2019
曰く、
御朱印がないとき 〒・住所・氏名をご記入のうえ、おさいせん箱へ!郵送いたします。
と拙い字で書いてあるメモ帳じゃ。
書いたのは多分お子様じゃろうと思われる。
郵送の「郵」の字がやや怪しいがまあ良い。
また記入したメモを「おさいせん箱へ」ということは、このお子様は個人情報保護についてのリテラシをちゃんと備えておることを意味する。
偉いものじゃと思う。

それはそれとして、今回気になったことがある。
写真で示すならばこれじゃ。

何の変哲もない本殿前の写真じゃが…
© ill-health(ruephas) 2019
何のことじゃと思われるだろうから、画角が違うものの同じポイントを撮影した今年6月時点の写真もご覧いただこう。

違いは明らかじゃ
© ill-health(ruephas) 2019
賽銭箱が消失し、防犯カメラが見張っとる旨が記されたステッカーが貼付されとる。
賽銭箱は正面引き戸の内側に移動されており、お賽銭については、

よく見ると菜種色と若菜色
この2色はコーポレートカラーなんじゃろう
© ill-health(ruephas) 2019
このようにその引き戸に新たに設けられたプッシュ式の小窓から投入できるシステムじゃ。
防犯カメラステッカーについては所謂「虚仮威し」のケースが多いが、ここには少なくともカメラに見えるものが天井部分に設置されとった。

とてもモノホンっぽい感じじゃ
© ill-health(ruephas) 2019
要するに、この数ヶ月の間にとんでもない不届きモノが跳梁跋扈したということじゃろう。
ケチな賽銭泥棒め。
この神社を維持するために多くの氏子さんや宮司さんがどんだけ努力なさっておるのかを考えればそのような恐れ多いことが出来るわけもない。
天罰覿面であることを願うばかりじゃ。