昨日はどうも日商簿記3級の試験が全国各地でぶちかまされていたようですな。
当然私はそんな俗に塗れたものに手を出す筈もないんですけど、職業上の理由により、簿記っぽい知識が必要になる場合もあります。
その昨日、実際に受験した人がいて、その問題をちょっと見せて貰いました。
その中で一問、私を驚かせた問題がありました。
私は、
土地建物の固定資産税払い込み通知は資産の単位でくるので、設問のようなケースは良くある話です。
なので、取り敢えず一括して払っておき、あとで店主個人分を店に入れて仮払を消し込む。
所得税もついでに払っておいて、同じく店主分を店の会計に戻し、仮払を消し込む。
これが一般的かつ常識的処理だろうと思い、上のよーな仕訳を立てた訳ですな。
仮払いじゃなくて立替の方が良いかも知れない、とも思いました。
で、ネットの簿記試験板のようなところで回答を確認してみたところですな、驚くべき事に答えは何と、
え゛~~~~~~!?
資本金んんんん?
わざわざ減資して店主の税金を払う?????
まあ確かに、店主が商売を始める為に元入れする時は自分の金を借方に持ってきて、
解らんでもないけど、ガバナンス的には普通はそんな事しないでしょ。
ガバナンスとかの以前の話でしょ。
元々は社長の金だったかもしれないけど、今それは会社の金でしょ。
会社の金(資本金)で社長の税金払うなんて、マトモな法人の常識にはありません。
骨董が趣味のなまはげ社長が悪辣骨董屋に騙されて、つい数年前に作られた怪しげな壺を「これは古代の貴重な壺ですぜ」なんて言われて買わされて、その領収書を財務部に持ってきて「精算してくれ」っていう話と同じじゃん。
だから変だなあ、多分そうじゃなくて、別の会計的ロジックがあるんだろうと思って部下が持ってた簿記3級攻略本を見てみたら、またまた驚いたんですがこういうようなこと書いてあったぞ(一言一句は覚えてないけど内容的には下記の通り)。
なんだってえ?
おかしくないかその考え。
店の金は俺の金。
恐るべきジャイアン的思想であります。
こういった勉強や試験を通じて、そういうのがアタリマエだと思い込んでしまっている人たちが世の中に大量に排出(輩出ではないよ)されていると思うとぞっとするぜ。
この間、第1回豊橋銭湯ツアーに出かける前、駅の立ち食い蕎麦屋で昼飯代わりに天ぷら蕎麦食ってたら、後からエラソーな態度で入ってきた貧相でぶっっっっさいくなツラのおっさんが、
なんてケチな男だ。
俺はビンボーだけど、正直で邪心がないから(ごめん、嘘だ。結構邪心はあるけど)立ち食い蕎麦を経費にしてやろうってことは想像もできないぜ。
そーゆー事が平然とできる貧相でぶっさいくなおっさんが金持ちになれるんだろうな。
腐った金持ちだな。
今日日の中国人よりたちが悪いな。
そーゆーシャイロック[1]みたいなヤツが少なからずこの日本に存在しているのは、もしかして日商簿記試験も少し加担しているのかも知れないね。
そういうヤツ、きっとあんたの周りにもいるだろ。
あんたの上司あたり、大丈夫か?
もしそうなら、軽蔑してやれ。
[1]
シェークスピア作「ヴェニスの商人」に出てくる守銭奴的ユダヤ人で、職業は金貸し。
借金のカタにそいつの人肉を切り取って持って行った男として世界的に有名だが、多くの世の借金取り達は、
「そんな程度はアタリマエ」
と思っているに違いない。
改めて考えてみるとむしろ、シャイロックってのは職業的には筋金入りのプロであり、「立ち食い蕎麦で領収書」のケチバカ親父よりは遥かに筋が通っているとも云えるかもな。
すまん、シャイロック。
一寸誤解していたかもしれん。
許せ。
当然私はそんな俗に塗れたものに手を出す筈もないんですけど、職業上の理由により、簿記っぽい知識が必要になる場合もあります。
その昨日、実際に受験した人がいて、その問題をちょっと見せて貰いました。
その中で一問、私を驚かせた問題がありました。
店舗兼住居用の建物と土地に係る固定資産税¥168,000と店主の所得税¥122,000を現金で納付した。という内容。
なお固定資産税のうち25%については店主個人居住部分に対するものである。
私は、
租税公課 126,000 / 現金 290,000くらいな感じかな、と思いました。
仮払金 122,000
仮払金 42,000
土地建物の固定資産税払い込み通知は資産の単位でくるので、設問のようなケースは良くある話です。
なので、取り敢えず一括して払っておき、あとで店主個人分を店に入れて仮払を消し込む。
所得税もついでに払っておいて、同じく店主分を店の会計に戻し、仮払を消し込む。
これが一般的かつ常識的処理だろうと思い、上のよーな仕訳を立てた訳ですな。
仮払いじゃなくて立替の方が良いかも知れない、とも思いました。
で、ネットの簿記試験板のようなところで回答を確認してみたところですな、驚くべき事に答えは何と、
租税公課 126,000 / 現金 290,000でした。
資本金 122,000
資本金 42,000
え゛~~~~~~!?
資本金んんんん?
わざわざ減資して店主の税金を払う?????
まあ確かに、店主が商売を始める為に元入れする時は自分の金を借方に持ってきて、
預金 / 資本金とかって感じで仕訳した筈なので、そん時に払った元々店主のカネである元入金(資本金)で支払いしちゃったっだけだろうっていう感じで、理屈的にはなんとか無理矢理にだけど解らんでもない。
解らんでもないけど、ガバナンス的には普通はそんな事しないでしょ。
ガバナンスとかの以前の話でしょ。
元々は社長の金だったかもしれないけど、今それは会社の金でしょ。
会社の金(資本金)で社長の税金払うなんて、マトモな法人の常識にはありません。
骨董が趣味のなまはげ社長が悪辣骨董屋に騙されて、つい数年前に作られた怪しげな壺を「これは古代の貴重な壺ですぜ」なんて言われて買わされて、その領収書を財務部に持ってきて「精算してくれ」っていう話と同じじゃん。
だから変だなあ、多分そうじゃなくて、別の会計的ロジックがあるんだろうと思って部下が持ってた簿記3級攻略本を見てみたら、またまた驚いたんですがこういうようなこと書いてあったぞ(一言一句は覚えてないけど内容的には下記の通り)。
個人で商売している人は、店主が出資している場合が殆ど。はあ?
従って、店に関係ない店主個人に関わる費用でも店主は自由に店の金を使える。
そんなときはCashの相手勘定に出資金を使え。
なんだってえ?
おかしくないかその考え。
店の金は俺の金。
恐るべきジャイアン的思想であります。
こういった勉強や試験を通じて、そういうのがアタリマエだと思い込んでしまっている人たちが世の中に大量に排出(輩出ではないよ)されていると思うとぞっとするぜ。
この間、第1回豊橋銭湯ツアーに出かける前、駅の立ち食い蕎麦屋で昼飯代わりに天ぷら蕎麦食ってたら、後からエラソーな態度で入ってきた貧相でぶっっっっさいくなツラのおっさんが、
「かけ蕎麦と稲荷一皿。あと領収書だ。名前はブランクのままでいい」とエラソーに云い放って無記名の領収書を店のおばちゃんから貰って無造作に財布にしまい、貧相でエラソーな態度でかけ蕎麦食ってましたが、その領収書により、わずかな金額の蕎麦代が会議費に化け、その金額が貧相で強欲なおっさんの財布に戻り、会社的にはそれを税務上損金扱いとする。
なんてケチな男だ。
俺はビンボーだけど、正直で邪心がないから(ごめん、嘘だ。結構邪心はあるけど)立ち食い蕎麦を経費にしてやろうってことは想像もできないぜ。
そーゆー事が平然とできる貧相でぶっさいくなおっさんが金持ちになれるんだろうな。
腐った金持ちだな。
今日日の中国人よりたちが悪いな。
そーゆーシャイロック[1]みたいなヤツが少なからずこの日本に存在しているのは、もしかして日商簿記試験も少し加担しているのかも知れないね。
そういうヤツ、きっとあんたの周りにもいるだろ。
あんたの上司あたり、大丈夫か?
もしそうなら、軽蔑してやれ。
[1]
シェークスピア作「ヴェニスの商人」に出てくる守銭奴的ユダヤ人で、職業は金貸し。
借金のカタにそいつの人肉を切り取って持って行った男として世界的に有名だが、多くの世の借金取り達は、
「そんな程度はアタリマエ」
と思っているに違いない。
改めて考えてみるとむしろ、シャイロックってのは職業的には筋金入りのプロであり、「立ち食い蕎麦で領収書」のケチバカ親父よりは遥かに筋が通っているとも云えるかもな。
すまん、シャイロック。
一寸誤解していたかもしれん。
許せ。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。