2013年2月25日月曜日

温泉に行かない日(156) MacBook(MA472J/A)大手術大騒動

私が愛用しているコンピュータはMacintoshです。
MacBook(MA472J/A)という、今のMacBook Proになる前のかなり古いもので、標準OSは10.4(Tiger:ソフトウェアアップデートで10.4.11)という殆ど江戸時代なバージョン。
ボディ色はブラック。
2006年くらいのモデルなので、もう6年以上は経ってるのか。
やあ、ずいぶん使えてるなあ。
よく働いてくれてますよ。
ところが、1年くらい前から何をやるにしてもしきりに「虹色円盤」が頻繁に出てきてそれがなかなか消えない。
下手すると、一言の漢字変換(使い勝手の最悪なことえりですがね)をしようとスペースキーを押してから変換が完了するまで10分以上かかったりするんだな。
あと、OS古すぎてサポートは皆無だし、いろんなソフトも使えない。
例えばさくさく動くと定評があるGoogle Chromeを使いたいんだけどTigerでは動かないんです。
これじゃあ仕事にならない、いや嘘です、Macでは仕事なんかしない、要するに趣味にならない。
これはいかんと思い、怠惰かつPCには比較的素人な私だけど先週末ついに動き始めました。
参考になる人がいるかもしれないので、「素人による、ちょっと古めのMacBook再生どたばた大騒動」をざっと書きます。





  1. 違法な試み
    私は貧乏なのでまず試みたのは、何とかタダでOSのアップグレードを出来ないかという企て。
    要するに、クソ生意気にも私のガキの一人が家族が持ってる俺のより新しいMacBook Proに付いていた10.6(Snow Leopard)のインストールディスクを使えないかという事ですが、当然の事ながら玉砕。
    更にダメ元ですが、もう一人のガキが超クソ生意気にも持っている10.7(Lion)も試しましたが、やはり当たり前に撃沈。
    当然出来る訳ありません。
    もしかして技術的には、例えばMacに詳しいエンジニアであったらできるのかもしれませんが、私は素人、というか素人以前レベルの人ですから。
    云うまでもなく、もしこれがもし出来たとしても違法ですよ。
    OS1ライセンスは、1台のPCにしか使えません。
  2. 一転して適法な試み(普通はまずこれだろ)
    そうなると、取り敢えず出来るのは完全に出荷時状態に戻す事です。
    Amazonで500GBの外付けUSBハードディスク(BUFFALO ポータブルハードディスク ブラック 500GB HD-PVR500U2-BK)を購入し、内蔵ハードディスクで大事だと思われるデータを手当たり次第せっせとバックアップ。
    TigerにはTime Machineなどというこじゃれた機能はないんです。
    その後MacBook購入時に付いてきたTigerのインストールディスク(正確なバージョンは10.4.6)から起動しクリーンインストールをしました。
    BootCampの有効期限切れ[1]で消せなかったWindowsボリュームもろとも消し去ってのクリーンインストール。
    その後3回程ソフトウェアアップデートを繰り返し、何とか10.4の最終形である10.4.11まで戻しました。
    しかしそのOSでまともに動くブラウザは既になく、まあOSとともにインストールされた古いSafariは動くけど嫌いなので(嫌いな理由は多くあるが書かない)已む無くFireFoxのFTPサイトから3.6.28をダウンロードして使っています。
    その他最低限必要なソフト(Skypeなど:Tigerで動く古いバージョンを探すのは面倒だった)をインストールしました。
    という訳で、今このMacBookはほぼ出荷時状態ですので、かなり普通に動いています。
    ただブラウザ始め、いろんなソフトを使うたびに「プラグインが古いからアップデートしろ」と警告されるのでインストールしようとしても、その必要なプラグインがこれまた古すぎてメーカのサイトには存在せず、まともにインストールできない。
    だからいまは放置してます。
    そもそもFireFox3.6.28で云えば、メーカ自身が「古すぎて危険だから使うな」と公言している代物。
    一応もとには戻ったが、セキュリティ的には結構危険な環境で今これを書いている訳です。
  3. 重大な決意その1
    このままではセキュリティ的に危険すぎるし不便なので、相当な決意を持って一念発起し、きちんとライセンスを買ってOSをアップグレードする事を決意。
    少し調べると、Mac Box Setという製品を買えばMacOSをTiger(10.4)から一気にSnow Leopard(10.6)に二階級特進させる事ができ、かつiLifeとiWorkも合わせて手に入れる事ができて結果的には結構お得だという事が判明したため、清水の舞台から飛び降りる勢いで購入。
    なおこの製品は日本のAppleからはもう販売されていません。
    中古品か海外版をネットとかで探して買うしかないですが、私の場合はAmazonで海外版並行輸入新品を¥17000で購入しました。
    海外版と云っても、パッケージやマニュアルが、私にゃあ読めない異星の言語で書かれているというだけで中身は日本で売ってたものと全く同じです。
    全く問題はありません。
    最初はホントかな?と思いましたが、その逆を書いている記事はネットには無いようですので一応信用して買った訳ですな。
    私の財布的には非常に高額ですが、ゲイツの下っ端野郎達が売っている似非MacなOS(Widowsと呼ばれている様ですね)に比べれば何と良心的な価格なのでしょう。
    実はその時点で、
    「もう新しいハードを買った方がいいのでは」
    との考えも浮かびましたが、これから先4年程度はいろんな理由により極めて金が乏しくなる事はわかっているので、出来れるだけ安いコストでこのMacBookを何とか延命させるしかないと決めた訳です。
    ああ、金が欲しいなあ。
  4. Snow Leopardインストール玉砕
    で、そのMac Box Setが本日届いたため早速Snow Leopardをインストールしようとしたら何と、
    「メモリーが足らんから入れられん」
    とSnow Leopard君にたしなめられてしまったのでした。
    なにぃ、メモリが足らんだとぉ?
    Snow Leopardを動かすには最低1GBのメモリが必要と云う事は下調べの時点でわかっていたんですが、私のMacにはその条件を満たす1GBのメモリを積んでいる筈です。
    うーん変だ、おかしいと思ったんですが一応念のため「このMacについて」で確認してみると何と!512MBしか積んでいないことが判明。
    そういやあ、これってちょっと無理して買ったから、メモリは標準のままであきらめた事を思い出したよ。
    しかし私は買った直後からそれを忘れて本日これまで、自分のこのMacBookには1GBのメモリを実装しているものと勘違いしていたのであった。
    わははは。
    まさに仮想メモリ。
    まあ別に動いてたからいいけどね。
    しかし物理的にメモリを増設しなければSnow Leopardは動かない訳で、このままでは¥17000が無駄になるよねえ。
    つまり追加投資が必要な訳です。
    とほほほ。
  5. 重大な決意その2
    で、私のMacBookで確実に動きかつ安いメモリーを探した結果、Amazonで、「BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC2-5300 (DDR2-667) 1GB 2枚組 D2/N667-S1GX2/E」
    というのが¥2680という破格値で販売されているのを発見。
    迷う事なく即購入。
    標準装備されているメモリを抜去し、購入したメモリに置換する事により実装2MBになります。
    今までの4倍だあ、それだけでもうれしいな。
    こんなに安いんならもっと早くそうしておけばと思ったけど、頭の中では1MB積んでると思い込んでいたから、そんな事考えもしなかったんだね。
    明日かあさってには届くので、明日中に100円均一の店で精密ドライバーを買って(またまた追加投資だ)メモリを
    MA472J/A上限である2MBまで増強し、しかる後Snow Leopardインストールしよう。
    やっと目処が付いてきたよ。
  6. 重大な決意その3
    しかし待てよ。
    OSもデカくなる訳だし、iLifeやiWorkをインストールするとなると今のHDではどうなんだろう。

    今でさえデータがあふれかえっていて、手元にCDがあるMP3ファイルに関しては本体から削除したり、当面不要な画像はPicasaに退避させたりと非常に苦労しているではないか。
    少し前、ややイリーガルではあるものの、購入した桑田佳祐のLive DVDからフリーソフトを駆使して音声だけ抜きiPodに入れる企てをした時、ディスク空間が全く足りなくて作業ができず、悔し涙を流したことを忘れたのか?
    さらに云えば、可能であればBootCampを使ってこれまで同様Windows環境を確保しておきたい[2]
    今回買った外付けUSBハードディスクは有効に使えそうだけど、外付けってやっぱりめんどくさいし。
    これらから云うと、MA472J/A標準の80GB(ちっちぇー!)のハードディスクでは極めて不安です。
    今のご時世、500GB程度は小さい方で1TBがごく普通という世界。
    で、ちょっと調べた結果、メモリ同様内蔵HDの換装も比較的簡単という事がわかったので、同じくAmazonで、
    東芝 DT01ACA100 1TB SATA 6Gbps対応3.5型内蔵ハードディスク」[3]を、かなり相当重要な決意を持って購入。
    1TBとは1000MBですので何と今の12倍以上。
    あと数年は余裕をもって使えそうな感じです。
ということで、本日はここまで。
明日以降メモリとHDDが届く筈ですので、その装着を含めて次回以降書きたいと思ってます。

さて貧乏な私が何故こんなに買い物が出来たかというと、会社からある種のあぶく銭を支給されたからです。
詳細は云えませんが、あぶく銭と入っても不労所得とか不正による収入の類いではなく、労働の対価としてのちゃんとした収入で、従って私だけでなく他の殆どの社員にも支給され、給与明細上きちんと「その他支給」欄に記載されていて課税もされている真っ当な金ですのでご心配は無く。
それでもあぶく銭には変わりなく、私は「あぶく銭は無いものと思ってすぐに使っちまえ」という主義を持っているのでこうやって散財した訳です。
散財と行っても、呑んだり打ったり買ったりに比べれば有効活用していると思いますけどね。

[1]
私が使ってたのはBootCampの試用版(バージョン失念)で、確か2007年か2008年の暮れくらいに試用期限が切れてました。
Macintosh側のディスク空間が相当手狭になってきたので、20GBくらい割り当てていたWindowsボリュームを2年くらい前から消したかったんですが、そういう事情で消せてなかったんです。
しかし今ちゃんと調べたら「システム日付を使用期限前まで戻せばBootCampは普通に動く」というTipsを見つけてがっくり。

なるほどね。

[2]
当初は、このブログがWindows環境で動いているブラウザでどのように見えるか確認したり、出張時出先でそのまま報告書を書いたりするために(会社は当然ごく一部を除きWindowsです)Windows環境を作りました。
しかし今ではそういった目的で使う事はほぼ皆無であり、Windows環境でしか稼働しない、今私の車につけているカーナビの地図更新データ受信用ソフト動かしたいというのが目的です。

[3]
少し調べると、
「HDDはバルク品とかはやめておけ。正規品で決めろ」
という意見が多かったんで深く考えず東芝の正規品っぽいものにしました。
でも一方で、
「バルクってのはマニュアルとか包装が省略されているだけで、本体は全く同じものだからバルクで全然かまわん」
という意見もあり迷うところです。[4]
まあ私のような素人は多少高くてもちゃんとしたものを買った方が無難でしょう。

[4]
2013/2/26追記。
別の意味で大丈夫じゃなかった。
そもそもこの型番のHDはMA472J/Aに適合しないのではないかとの疑惑が発生したため本日急遽キャンセル。
現在MA472J/Aへの実績がありそうなHDを再度探してるところ。
従って、Snow Leopardのインストールは暫く先になりそうです。

本文に関係ない注)
これは↓のラベルと重複してて、わかる人にはわかる話なんですが、今回は「温泉に行かない日」の156回目のポストとなります。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。