2013年8月25日日曜日

西山温泉湯島の湯(1)

奈良田の里温泉 女帝の湯を後にしましたが、せっかく早川まで来たんだし、この辺りはたくさん温泉があるんだからもう一箇所寄ってみようと思ったので、西山温泉湯島の湯(山梨県南巨摩郡早川町湯島1780-7:0556-48-2468:¥500:10:00〜18:00<8月は19:00まで>)に行きました。
奈良田の里温泉 女帝の湯から車で少し南に戻った所にある温泉で、ロードサイドの手書き風看板に「自噴」という文字が見えたので辛抱たまらず寄ったわけです。
どうもここはバンガローっていうんですかコテージというんですか、要するにそういうタイプの宿泊施設もあるようで、その割にはあまり車が止まってません。
まあこれなら私のダイキライなバカキャムパーもそうはいないだろうと思い500円払って入ってみましたが…




これが私にはドストライクな場所でした。
浴槽内にはだーれもいない。
服を脱ぎ、まず体を洗うスペースに行きましたがここで少し吃驚。
説明が難しいんで主義に反して写真を載せます。
© ill-health(ruephas) 2013
窓際にある細長い水槽のようなものが見えますが、この中に温泉(源泉かな)が満たされています。
というか、写真ではわかりにくいんですが結構な量が流れてます。
向こう側から手前に向けて流れています。
温泉客が頭とか体を洗う時は、手桶や柄杓でそのお湯を汲んで使うわけです。
こんな凄い贅沢な仕組みは初めて見ました。
流石、自噴。
湧出量が半端無いんでしょうね、きっと。
そこでざばざば大量の源泉を浸かってかかり湯をし、早速湯船に。
この湯島の湯には内湯がなく、露天風呂だけです。
ひとつは最大6人、ベスト3人という感じの木製浴槽。
もう一つは、一人用の立派な石造りの浴槽。
いずれも、湯口から注ぎ込まれるのと全く同じ量の温泉がOFしているまごうかたなき100%源泉掛け流し。
お湯の温度は奈良田の里温泉よりもやや高めですがそれでも40.5℃というやや低めで長い間入っていられます。
そしてどちらの浴槽の湯口にも飲湯用のコップがあります。
© ill-health(ruephas) 2013
まずパーソナルユース用の石風呂から。
全身を温泉に浸かる前に、2つの温泉で相当汗をかいていて喉の渇きを覚えていたのでコップ2杯分の源泉を一気飲み!
硫黄の香りが漂う「美味しい」温泉でした(少し塩を入れたらもっと旨いと思う)。
そしてざば〜っとお湯に進入。
縁から温泉がどうどうと流れだして、いやあこれは贅沢だねえ。
足とか手にはアワアワがじわじわと付着していくし。
向かいにある山の山肌と川に柔らかく降り続ける雨の風景を眺めながら暫く一人用浴槽に浸かってました。
一人用と云っても無理すれば3人くらいは入れる程度の大きさがあるので、手足を充分に伸ばすことは出来ますよ。
で、次に大きな木製浴槽に移動。
浴槽の縁の一部が切り欠いてあって、そこから申し訳ないぐらいに源泉が溢れだしてます。
もう、もったいないなあホントに。
持って帰りたいよ。
僅かに漂う硫黄の香りと木の香りが混じりあって、いい感じです。
泉質こそ奈良田のものより濃厚さでは劣るかもしれないけど、明るくて清潔な雰囲気と、そしてなにより自噴源泉を惜しみなく使ってるあの贅沢感が素晴らしいです。
奈良田よりも有名ではないせいかあまり客もおらず、独りでぼ〜っと過ごすには本当にいい温泉です。
ここは、穴場ですぞ。

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