2014年4月19日土曜日

ヘルシー美里 光源の湯(1)

大音量の演歌が響き渡ったヴィラ雨畑を背にし、次の温泉に向かいます。
ヴィラ雨畑から10㎞一寸の距離の所にあるヘルシー美里 光源の湯(へるしーみさと こうげんのゆ:山梨県南巨摩郡早川町大原野651:0556-48-2621:¥550:営業時間は季節や曜日により異なりますのでこちらを参照)です。




こっちの温泉はさいしょっから最後までずっと完全貸し切り。
いやあ、気持ちよかったです。
ここは凄く良かったぞ。

ヴィラ雨畑より校舎っぽさを強く残した建物に入ると、温和な感じの職員さんが出てきて挨拶してくれました。
お金を払うとお風呂の行き先を案内してくれました。
ここも校舎の外に湯屋を設えてあるとの事で、
「校舎から長い渡り廊下(懐かしいなあ、オレの出た小学校にもあったぞ。もっと短かったけど)を歩いていくと、小高い場所に建つ湯屋に行けます」
「先におばあさんが歩いている筈なので、ついていけば大丈夫です」
何か良い雰囲気だぞ、ここ。
云われた通り渡り廊下を歩いていくと確かにばあさんが先行している。
ばあさんは歳なりにゆっくり歩いているので、彼女より相当若いオレは彼女をぶち抜いてやったぜ。
ぶち抜きざまばあさんに、
「こんにちは」
って挨拶するのも忘れなかったぞ偉いだろオレ。
湯屋に入ると誰も居ない。
良いぞ。
次の客が来る前にさっさと写真撮影を済ませようと浴室への引き戸をあけると、床が乾いている。
ひょっとして、オレが今日最初の客?
ひゃっほう!
等と思いながら靴下のまま浴室に入って何枚か写真を撮り、脱衣所に戻って服を脱ぎ、再度浴室に入りました。
おお、素晴らしい硫黄の香りが浴室に充満しているぞ!
こりゃいいぞ。
大きめの浴槽は加熱された温泉で、最大5人でベスト2人程度。
その隣にある小さな浴槽は(多分)無加工の源泉で満たされています。
湯温は19.8℃と表示されてます。
ひえひえだぁ。
熱がりの私ですが、流石に最初にそっちに入るガッツは持ち合わせておらず、先ずは大きい浴槽へ。
おお。
ぬるつるだ。
久しぶりだなあ。
旧赤石温泉白樺荘にはやや劣りますが、あんな感じのローション感のあるお湯。
しっかりした硫黄の香りが素晴らしい。
お湯に入ってお尻や太腿辺りを撫でてみると、ぬるっとした感触。
浴槽に満たされたお湯を眺めると、とろみも感じられますし。
隣の源泉浴槽の温泉を少し手で掬い、口にしてみるとしっかりした塩味と苦み。
ううう。
ゔゔゔゔ、良いじゃないですかここの温泉。
佐野川温泉の泉質も良いけど、あそこにはこのとろみと味がない。
可成り濃厚な温泉成分が含まれているようですね。
そんな素晴らしいお湯に20分程浸かっていると矢張り汗がしきりに流れ始めました。
ところがどっこい。
ここの浴室の窓はちゃあんと開くので、冷たい外気を入れる事が出来るのであった。
貸し切りなので、他人を気にする事無く窓を全開にし、爽やかな空気を体中に浴びます。
しかしまだ熱いぞ、何とか成らんか。
ところがどっこい。
前述の通りここの浴室には湯温は19.8℃の源泉浴槽が装備されているのであった。
熱くて熱くて仕方が無い状況まで自らを追い込み、ままよとばかりに源泉浴槽に入りました。

つべて〜(これ岐阜弁かな。つめた〜いの意)。
でも直ぐに体の回りには体温程度の湯の膜が形成されるため、気持ちいいです。
体がある程度冷えたら加熱浴槽に移り、熱くなったら源泉浴槽に移るという極めてど贅沢な行為を繰り返して堪能しました。

ここも本当に客が少ない。
登山シーズンともなれば話は別でしょうが、基本的に穴場でしょ。
露天が無いのは嫌だと思う向きもあろうかとは思いますが、いやいやここは露天がなくたって全然良いです。
ここも穴場。
時間に余裕がある時にはたまに行ってみようと思います。

蛇足ながら、ここの従業員さんは物凄く親切。
お湯に浸かってたら若い従業員さんが来て、
「湯加減は如何ですか」
なんて訊いてくれました。
入浴中に湯加減を問われたのは、思ってみれば初めてかもです。
また、帰りしなにもわざわざ歩み寄ってくれて、
「もし良ければこれ、ここのパンフとイベント情報です。また是非来てくださいね」
等と別れの挨拶さえしてくれました。
私、こういうのに弱い。
たからきっと、また行くと思います。
もしかして、泊まっちゃうかもです。

あ、しまった。
光源の湯の意味を訊こうとして忘れてたよ。
まあいいや、どうせまた行くからそんときに訊けばいいや。

3 件のコメント:

  1. ブログ5周年おめでとうございます
    赴任地にも慣れみなさんと楽しんでおられるようで何よりです
    これからも楽しみにしています

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  2. おお、極めて数が少ない愛読者の一人であるところのちょこみんとさんじゃないですか。
    どうもありがとうございます。
    でも5周年じゃなくて、まる3年で4年目に入ったとこですよ。
    前のブログからだとまる6年くらいですかね。
    こっちにも慣れて生活してるんで、もう暫くこっちを愉しみます。
    富士市内には殆どと云って良い位温泉銭湯は無いんですが、周辺の県や市にはたくさんありますので、少し足をのばして入って、ポストしますのでよろしくお願いします。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。