2019年6月22日土曜日

浜名湖グランドホテルさざなみ館(1)

先週入手した「日帰り温泉半額」のチラシをば握りしめ、本日早速浜名湖グランドホテルさざなみ館(静岡県浜松市西区舘山寺町260-1:053-487-3373:番号さざなみじゃよ)に行ってきた。

前回書いた通り、ワシは2ヶ所ある無料の足湯以外まともに舘山寺温泉に入ったことはない。
理由は簡単。
単純に入浴料が高いからじゃ。
主なものを書き出してみようぞ(何れも税込み。日祭日の大人料金)。
華咲の湯:¥1650
山水館欣龍:¥1080
サゴーロイヤルホテル:¥1100
ニューいずみ館:¥1000
ホテル九重:(のみ不可:食事付き最安プランは¥2900)
開華亭:¥1080
鞠水亭:¥1080
さざなみ館:¥1000(通常料金)
ほれ、この通り何れも4桁オーバーじゃ。
華咲の湯に至っては、黄金週間などの「特定日」だと1940円(ワンドリンク付き)と日帰り専門施設とはとても思えぬ強気の料金設定じゃ。
平均的小市民たるワシ如きがこのような高価格の温泉なぞ入る気になれるわけはない。
勿論、倉真赤石温泉等の泉質及び風情が突き抜けておるところは別じゃが、申し訳ないが舘山寺温泉がそのような温泉ではないことは浜松市民ならば遍く知っとるところじゃろう。
但し。
但しじゃ。
これが500円とならば話は別。
小市民でも充分に入浴を狙える価格帯じゃ。
500円ならばお湯が多少ヘタれておったとしてもそれがなんの問題であろうか。
ならば行くしかないじゃろうと云うことじゃ。

舘山寺温泉は自転車では非常にしばしば通りかかるところではあるんじゃが、クルマで行くのは久しぶりじゃ。
11時過ぎに浜松市動物園のすぐ前にある温泉宿に着いて、広い駐車場に真っ黄っ黄のスイフトくんを停めてフロントに直行し、中に立っておられた受付の方にチラシを示して500円お支払いし(念の為皆さんに伝えるが、このような場合怖気づく必要はあるまい。堂々とチラシを指し示して堂々とお金を払うべきじゃろう)、チラシに書いてあるミニタオルを貰い受けた。
フロントの受付の人はワシに、
「今日はお客様が大変多くて大浴場のお手入れができていないかもしれません。確認できるまでロビーでお待ちいただけますでしょうか」
500円客に対する処遇としては破格のものじゃろう。
暫く待っとるとフロントの人がワシに、
「準備ができましたのでどうぞ3階の浴室に」
とお声掛けしていただいた。

広々とした脱衣室。
もう殆ど大広間。
先客は誰もおらずワシ貸し切り。
先ず露天。
真下にあるr320(舘山寺街道なんじゃろか?)を通る無粋な二輪車四輪車の無駄なレーシング(空ぶかし)の音が残念じゃったが、それがなければ舘山寺ロープウェイが通る浜名湖内浦を眺めながらのゆったりした空間を楽しめる。
あ、因みに外湯内湯ともに床材は砂岩系の滑らない材質じゃから、足元のおぼつかん年寄りも安心できると思うんじゃよ。
泉質はまあ事前の予想通り普通っぽいナトリウム泉で目立った特徴はなく、気になる人は気になる程度の塩素臭もあるんじゃけどもまあだいじょうぶじゃ。
1時間位入っとったが続く入浴客はいっかな入ってこず、ひろ〜い内湯と内浦を望む外湯はすべてワシだけのものじゃったざまあみなされ。

あ、あとここの温泉は五十肩に効くと書いてある。

年寄りがヒイヒイ泣いて喜ぶ効能がズラリ
© ill-health(ruephas) 2019
露天は少し深めで最初は「寛げんなあ」と感じとったんじゃけれどもこれならばその理由は納得できる。
少し深めでないと肩まで浸かれん。
肩まで浸かれんと、五十肩には効能なしじゃろう。
じゃから暑がり熱がりのワシなんじゃけれども、汗をだらだら流しながら肩まで浸かって五十肩の修復に努めた次第じゃった。
ワシのような爺様だけでなく「虚弱児童」にも効用があるようじゃから、弱っちいガキどもはここに来て虚弱状態から脱するよう強く推奨する次第じゃ。

更に。
ここは当然おおもとは温泉宿じゃから、浴室及びその関連施設のアメニティは素晴らしい。
ワシ自身は500円客じゃから基本は冷水機及び濃厚発毛剤以外は手をださんかったが(出してもいいんじゃよ)その点でも満足度は高いと思われる。
ミニタオルを頂けるから、本当に「手ぶら」で来ても楽しんで帰れる。
さらには、これはなんと呼称すれば良いんじゃろう。
脚を置いてぶるぶるさせるやつも無料で、これは有り難く利用させてもらった。

いろんな効能があるが無料じゃあ
© ill-health(ruephas) 2019
脚をぶるぶるさせたら温泉効果も相まって今週の疲れも吹っ飛んだような気がしたじゃあ。
もしあなたにお金に余裕があるのであれば館内の鰻屋さんで少しリッチ目な昼食を頂くのもヨシじゃよ。

いきなりじゃが今回は以上これまでじゃ。
来週も行くかも知れん。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。