2019年11月16日土曜日

五十肩との戦い(4)

五十肩を自覚した今年3月15日に外来にかかった。
症状は左肩だけに出ておる。
暫く外来受診を続け、薬を飲んだり太い針の注射をぶすりとやられたりしたが結果は芳しく無く、これまでずっとリハビリを続けておる。
病院に通ってやってもらっておるのは、左肩を中心とした部位のマッサージ(及びその最中のPTさんとの雑談)が主で、なんでもない誰にでも出来るマッサージのように思えるんじゃが、2単位合計40分程のリハビリの最後に肩とか腕の上がり具合を確認すると、始める前よりも確実に良くなっておるのが中々不思議な感じじゃと思う。
しかしマッサージによる効果はあまり長続きしないようで、何もしないと次の日には元の木阿弥になってしまっておる。
従ってアタリマエじゃが、日常生活の中でリハビリをしなくてはならん。
ワシが自宅及び会社でやっておるのは次のようなものじゃ。
  1. 普通の輪ゴムを2つ繋いでそれを両手それぞれの親指に引っ掛けて、ごくごく弱い力で引っ張る事を繰り返す
  2. ベッドに寝転がって100円ショップで勝った柔らかいゴムボールを肋骨のあたりに置いてそれに左の掌をあて、これまたごくごく弱い力でやんわりと押す(押すというかもう「触る」くらいのイメージ)という事を繰り返す
  3. たまさかに温泉銭湯などに行った際には、体が温まってきたら左脇の下辺りの筋肉をマッサージする
くらいなもんで、多くの人がイメージするリハビリとは全く違う。
全く力を必要としないリハビリじゃ。

ワシを担当してくれとるPTさんによれば、ワシが五十肩になった原因はどうも発症部位周辺の筋肉のバランスが崩れておるかららしい。
アウターマッスルのほうが力を持ってしまい、というかこりゃ逆だな。
そうではなくてインナーマッスルの方が衰えてしまってインナーマッスルアウターマッスル両者が調和を持って動かなくなっとるとの事じゃ。
従って、インナーマッスルを鍛える必要がある。
上記1.と2.は何れもインナーマッスルを鍛えるリハビリで、コツとしては「決して力を入れてはいけない」じゃ。
早く治りたいためなんだかしっかりやってしまい、結果として力が入ってしまうのじゃがそれだと全く効果がないらしい。
例えば2.のリハビリをする時には、右手の掌を脇の辺りに当ててそこの筋肉に力が入っていない事を確認しつつやっとる。
インナーマッスルには敏感なセンサーのようなものが沢山あるので、僅かな力によるリハビリをするだけでもそれらのセンサーがしっかり機能して力を入れなくても十分効果があるらしい。
力を入れすぎるとインナーマッスルではなくてアウターマッスルを鍛えてしまうことになり、意味がないどころか逆効果になりかねんという理屈のようじゃ。

最近ではこれらのリハビリにもだいぶんに慣れてきて、1.の輪ゴムリハビリはヒマな会議の際にやっとるし、2.のゴムボールリハビリは寝る前になっておる。
ゴムボールリハビリは最近じゃあワシにとって誘眠剤のような効果もあって、気づかんうちに睡眠に落ちておることも屡々じゃ。

これらにより、今年3月における惨状に比較すればだいぶんに症状は改善されてきたように思う。
もう暫くはしっかりと続けていこうと思うとる。

あと、上記1.及び2.のリハビリについては症状の改善のみならず五十肩の予防にも非常に役立つとの話じゃ。
何か最近肩の調子がおかしいなあと感じとる中年初老のおっさんおばちゃんたち、是非試して欲しい。
繰り替えずが、コツは「決して力を入れない」じゃ。
ガッテンいただけましたでしょうか。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。