ふうむ、特殊な観光か…。
これは一体何じゃろうか?
一般的に観光と云えば例えば、日光のイロハ坂に行って紅葉を見る、京都奈良に行って神社仏閣を巡る、冬の飛騨に出かけて雪景色の合掌造りを見物する、春が終わる時期に北海道に行って広大なラベンダー畑を眺める、等が思い浮かぶ。
しかしてこれらは別段「特殊」感はない。
余りに普通すぎる一般的観光行動と云えるじゃろう。
他方、自ら「特殊観光」を名乗る会社が実在し、大型観光バスを運行させておる。
きゃつらは特殊な観光をエサに客を蝟集させ、それを飯のタネにしておるわけじゃ。
そしてそのバスは実際特殊な観光を求めている(筈の)客で満員の状態じゃった。
特殊な観光を味わいたいと思い、それをまさに実行する人たちが(多分)存在するわけじゃ。
両者winwinの状況じゃ。
ううむ、これは。
これはどう考えれば宜しかろうか。
例えば、愛知県豊橋市嵩山というところに「嵩山蛇穴(すせじゃあな)」という場所がある。
山肌に穴がポカリと開いとってその穴は遠く諏訪湖まで通じており、またその穴の近くには変な看板が立っておるが、殆どの国民が知らん場所じゃ。
このような看板が建っておる © ill-health(ruephas) 2019 |
そこは洞窟そのものよりはそこまでに至る案内看板のフォント(筆者は「鷲沢体」と命名している)が特筆すべきという場所じゃ。
鷲沢体の一例 鷲沢の部分が「鷲シ尺」と見えて仕方がない © ill-health(ruephas) 2019 |
ワシらを科学に誘う立派な看板 © ill-health(ruephas) 2019 |
素晴らしき勇姿を見せる科学資料館 © ill-health(ruephas) 2019 |
例えば、静岡県浜松市には渋川からくり人形館という施設がある。
人形たちの素晴らしいパフォーマンスを 予感させる案内看板 胸熱♡じゃ © ill-health(ruephas) 2019 |
例えば、静岡県富士宮市にはA沢貯水池という池がある。
その池は4〜5年くらい前に見つけた。
どうやって見つけたかと云うと、富士市に単身赴任中の休日、あまりにヒマだったためGoogle Mapを眺めておったら見つかった。
最初は宇宙人か誰かが市に相談もせず勝手に建てた 暗号通信用の巨大アンテナかと思っていた © 2015Google 地図データ © 2015 ZENRIN |
例えば、静岡県浜松市には東西覗き穴という変な石碑がある。
行った事はあるが残念ながら写真を撮り忘れておる。
交通量の多い国道傍に立っとるんじゃが、その名の通り石碑の頭あたりに東西方向に穴が空いとって、その穴を通して東から西、若しくは西から東を見ることが出来るが機能としてはそれ以上でもそれ以下でもなく設置目的も不詳であり、要するに殆どの国民が知らん場所じゃ。
例えば、静岡県浜松市におもかる石というものがある。
行った事はあるが残念ながら写真を撮り忘れておる、とこれを書いておった時点では思い込んどったが前にやっとったブログに奇跡的に掲載されておることが先程判明(2020年5月31日)。
2009年の撮影ということはこれは多分 ガラケーカメラじゃろう ボケボケな写真ですまんな謝るワイ © ill-health(ruephas) 2019 / 2009 |
ワシはこれらに書いた如く、余り意味がない場所に無目的で行くのが好きじゃ好きじゃ大好きじゃ。
ワシとしては、東海特殊観光なる会社はこのような一般では余り注目されることがない特殊な観光地巡りを専業としとるのではないか、と睨んどる。
であれば、これは所謂同好の士。
奇特にも程があるというものじゃ。
特殊じゃが無意味でもあるところに行きたいが、ワシだけでは埒が明かんと思われて泣く泣く諦めたことも数知れずな事もあり、もし東海特殊観光がこんなワシの助っ人になってくれるのであらば、ぜひワシにも一枚噛ませていただければありがたいと感じとる。
東海特殊観光。
特殊な観光は君らに任せた。
誠に以て頼りになりそうなやつじゃ。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。