2019年11月9日土曜日

温泉に行かない日(407) 京都の銭湯がとんでもない

ワシは平成ヒトケタ時代には一時期京都府に住んどった(京都市内ではないが)から、京都市街地及びその周辺には昔ながらの銭湯が幾つかあるのは知っとった。
しかしその方面を真剣に探索することはなかった。
先月の初めに琵琶湖南岸では銭湯が入れ食いであるというポストをしたが、その流れでやや気になっていた京都方面の銭湯事情をGoogle Mapで調べてみた。
結果はこのようなものじゃ。



うわあ。
♨で地図が埋め尽くされてしもうた。
面倒じゃからきちんとは数えてはおらんが恐らく30件前後はあるのではないか。
なんでまたこのように沢山の銭湯が残っとるのか考えてみたが、まあこれは想像じゃけれども、京都は歴史ある都市であり、要するに古い建屋がたくさん残っとる。
昔の建屋には現在のように各ご家庭に風呂がなかったからそもそも銭湯が多く、更に理由は諸説あるが幸いな事に第二次世界大戦などの戦火から逃れておるから、結果として沢山の銭湯が現存しとるのじゃと思う。

因みにじゃが上記地図の凡例じゃけれども、
  • :水色:未湯
  • :緑色:既湯
  • :赤色:廃業
という区分にしとる。
多分Google Mapは閲覧者による情報提供などにより、まあまあそこそこに鮮度があるとは思うので、廃業になっておる銭湯はあまりないと思われる。

京都に住んどった25年前の時分には温泉銭湯に関しては殆ど興味がなかったため、このような状況であることには気づきもしんかったし、仮に何かの拍子に知っとったとしても入りに行くことはなかったじゃろうと思う。
今のわしにとって見れば誠にもったいない話である。
ワシは今じゃあ静岡住みなので、それこそ「思い立ってひょいと入りに行く」ということはほぼ不可能じゃ。
京都住みの銭湯好きの人が羨ましい限りじゃよ。
ここ数年仕事の内容が変わって、以前結構やっとった出張も最近めっきり行かなくなったので、会社の金を上手く使っての(横領じゃないよ。つまり出張ついでに銭湯に入りに行くという意味じゃよ)入湯もままならん。
従って、これら綺羅星の如く存在する京都の銭湯には中々行くことは敵わんが、まあ例えば時間を見つけて青春18きっぷとかを使って安く行くとか、クルマでぶらっと行ってみるとか、いろいろやり方はあるようにも思える。
あとは、定年退職後の愉しみにとっておくという手もあるじゃろう。
あと10年くらいじゃ。

ワシの住んどる市内には、昔ながらの銭湯は僅か2ヶ所になってしもうとる。
実に残念な状況じゃけれども、この度は少し足を伸ばせばまだまだ可能性はあるということがわかったので、それはそれで良かったと感じとる。


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