2020年1月12日日曜日

Ride before you look!(39) 膝痛ビビリポタリング

今回の走行は前回前々回書いた通り、スポーツ用サポーターを膝に巻きつけることで膝痛を防止できるんじゃろかを自ら人柱となって検証するのが目的じゃ。
試したのはZAMSTという会社から発売されておるEK-3という製品で、これは同社の膝サポーターの中では比較的マイルドな性格のものらしい。
で、これについては少なくとも今回に関しては「効果あり」との結果を得たのは前回ポストで書き記したとおりじゃ。
今回のポストはどんなポタリングだったのかの報告じゃ。

今日はテストのようなものじゃから、短めの距離で目標を定めて走り、目標地に到着した時点で膝の感覚を確かめながら、更にその先距離を伸ばすなり撤退するなりを決めていこうという作戦じゃ。
先ずは天浜線の気賀駅を目指した。
極めて短距離じゃし、途中登り坂もないため全く問題なく到着した。

天浜線気賀駅前の
サイクルラックに吊るくられて
ぶらんぶらん揺れとるメルくん
© ill-health(ruephas) 2020
この日の気温はGarmin Connectの記録によれば11℃を超えており、気賀駅に着いた時点で案外発汗があったため、安売り自販機でトマトジュースを購入して水分及び塩分を補給し、同時に膝の調子を確認して違和感痛み等がないと判断した。
これなら更に先を目指せそうじゃ。

次なる目標は三ヶ日町大崎にある浜名湖遊覧船の瀬戸港じゃ。
気賀駅から浜名湖遊覧船の瀬戸港までは浜名湖沿岸を忠実になぞって走った場合大体15kmじゃ。
そこまで大体25km/h前後の速度で走った。
途中、Google Map的には「ほぼ平坦なルート」じゃ。
とは云ってもアップダウン高度は20m程度はある。
一番しんどいのは東名浜名湖SA横の辺りの坂道じゃけど、膝的には問題ない。


勿論普段の不摂生により、坂を登ること自体はしんどかった。
しかしそこを過ぎさえすれば浜名湖に面した超フラットなコースであり全く楽ちんに走れる。
苦もなく浜名湖遊覧船の旧瀬戸港に到着した。
因みに浜名湖遊覧船の瀬戸港の建屋は、ワシが個人的に「メルくんの館」と呼んどる場所で、かつてはヴィンテージ物のEddy Merckxが何台か展示されとった。

2017年9月頃に撮ってもらった写真
後ろに見えるのが古いMerckx
© ill-health(ruephas) 2020
しかしこの港は2018年の台風24号のために船着き場が完膚なきまでに壊されてしまって今は閉鎖されとる。
そしてそれに伴い館内に展示してあった古いEddy Merckxもどこかに撤去されとって今は館内は伽藍堂の空っぽになっとる。
空っぽになっとるだけでなく館内は荒れ放題。

船着き場が消失し、室内は荒れ放題
誠に残念な風景じゃ…
via Instagram
© ill-health(ruephas) 2020

更にそれだけでなく入口のとこに置いてある自販機(冷えた自転車用チューブを売っとる面白い自販機じゃった)も荒らされておって、売上金をしまう辺りが無残にも破られとるという始末。

全くもう…
この世に真砂とバカは尽きんなあ
© ill-health(ruephas) 2020
台風被害で閉鎖される前は、ここでカレーライスを食べるのが楽しみじゃったんじゃけど今はただ荒れ果てておるだけじゃ。

2018年くらいに食したカレーライス
ぬるいがうまかった
© ill-health(ruephas) 2018 / 2020
兎に角膝に問題はないため、この先は猪鼻湖を時計回りに廻って天浜線の三ヶ日駅を目標に定めた
ここでサポータが緩く感じたため少し増し締めして出発。
このルートも激しいアップダウンはなくて順調に距離を稼ぐことが出来る感じじゃ。
何の問題もなく三ヶ日駅近くのコンビニに到着した。
丁度昼飯時じゃったのでPBのカップラーメンと梅の握り飯を買い求め店頭脇に座り込んで喰い、依然として膝に問題は感じられんので喰い終わったら直様出発した。
目標は先程訪れた天浜線の気賀駅じゃ。
但し途中、昨年末に惜しくも閉館してしもうたかんぽの宿 浜名湖三ヶ日(静岡県浜松市北区三ヶ日町都筑2977-2:053-526-1201¥600)によってどんな具合になっとるか確認することにした。
今回は施設名に矢鱈「旧」をつけることが多い。
不景気なんじゃなあと思う。
この区間も兎に角フラットで、多少の風はあったものの気合を入れる必要もなくかんぽの宿に到着。


着くとまだ建物からは何か空調だか電力だかの動力系設備の動作音が響いとるが、駐車場には廃材を捨てるコンテナが置いてある。
駐車場入口を見ると、閉館を示す掲示が貼り付けられとった。

実際閉まっとるの見ると残念な気持ちが強くなる
© ill-health(ruephas) 2020
ここは結構特徴のある泉質の温泉を安価に味わえる得難い場所じゃったんじゃが、昨今のかんぽ生命の為体を見ればまあリストラもやむを得んのじゃろう。
しかしここで働いとった人はそのような悪さには関わりなく一所懸命にやっておっただけじゃし、近隣の爺さん婆さんたちも本格的な温泉を気軽に安価に楽しめる場所をなくしてしまった訳で、本当に残念じゃ。

さて、かんぽの宿も見届けることが出来たんで気賀駅に向かって出発。
気賀駅までは浜名湖沿いの道ではなく幾つか(ワシに取っては)やや強めの峠を幾つか越さねばならんR362経由とした。
多少でも峠を越さんと膝の調子を見るという目的がなくなってしまうからの。


前半にある登り勾配は寸座峠で、大体20m位を登っていくわけじゃがGoogle Map的にも一般のローディ的にもまあ「ほぼ平坦なルート」じゃ。
ワシにとっては地獄坂じゃけれども。
少しビビりつつ峠に立ち向かったが、予想通り体力的には極めて苦しい戦いじゃったけども膝には本当にトラブルが見られない。
サポーターを巻きるけるだけなのに誠に不思議なものじゃと思う。
峠を超えて難なく気賀駅に到着。
あとは帰るだけなんじゃが、最後に一つしんどい坂道が待っておる。
それはR261(通称姫街道)の都田川と刑部川が合流する辺りから三方原台地を登っていく辺りで、国道沿いではなく「旧姫街道」と呼ばれる山側の道を登る部分じゃ。
500m程度の距離で25m程の高度を登らねばならん。
しかしこれまで走った感じでは案外膝に問題が発生せんかったワシは、何とかこの坂道も降車することなく頑張ってやってのけようと決心しておった。

そんなに平坦だと思うんなら
お前自分で登ってみろよGoogleさんよ
と、悪態の一つも吐きたくなる
坂道にかかり、勿論シッティングでは無理なのでスタンディング(ダンシングではない。とても踊りながら走る体力的余裕はない)でゆっくりと登る。
ワシが使っとるGarminは時速5km/hを切ると停止したとみなされて計測が中止されるが、まさにその坂をやっつける間はGarminはずっと停止しておった。
要するにもう止まるがごとくよれよれになりつつ登っておったわけじゃ。
ただ根性で降りることなく登りきった。
登りきったところにある一里塚で降車して休もうかとも思ったが、この勢いのまま帰るほうが宜しかろうと思ってそのまま走り続け、無事自宅に帰着することが出来たという次第じゃ。

調子が悪いと自転車を降りたその後は、筋肉痛及び膝関節痛で歩くのもままならんという仕儀となるんじゃけども、今回に関しては何故かどっちも発生せんかった。
これがサポーターのお陰なのか、ワシの脚が何か未知の現象によりいきなり強化したためなのかは定かではない。
まあ後者はありえんが、今回の結果としてはこのように「サポーターは効果あり」と出た。
今後はもう少し距離を伸ばして試してみる価値はあるじゃろうと思う。
これでビワイチの現実性が若干高まってきたのは嬉しい限りじゃ。




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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。