2020年1月2日木曜日

倉真赤石温泉(16)

例年、正月3が日の間に行く温泉に相当悩むわけじゃ。
最近のワシはややサボり気味であり、山奥にある日帰り専門のこぢんまりした秘湯っぽいところよりは、アクセスの良いのみ可のホテルや旅館に行くことが多いんじゃけども、そのような場所は正月の間は高かったり期間中は日帰りお断りというところも多く、いちいちそれを確認するのも面倒じゃ。
かと云って近隣にあるフツーのスー銭のようなところに行くのも正月にふさわしくない気がする。
矢張り新年一発目はいい温泉に浸かりたい。
となるともう選択肢は泉質がよく確実に営業しとる倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)しかないという事になる。
ブログを確認してみると、2019年1月3日2018年1月3日2013年1月1日2012年1月1日という感じで行っており、ポストがない2014年から2017年についても書いとらんだけで行くだけは行っとると云う具合じゃ。
当然今年も本日行ってきた。

正面玄関の図
このごちゃごちゃ感がワシ案外好き
© ill-health(ruephas) 2020
via Instagram

実はここ数ヶ月この温泉に来ることがなく、本日温泉の前に真っ黃っ黃のスイスポを乗り付けたら、気配を気取った鈴木会長(本名に非ず。スズキの会長にクリソツなのでワシが勝手につけとる渾名)とその娘さんが出てきて、
「いやあ、最近全然来てくれなかったじゃん」
などという場末のスナックのママのような色っぽい言葉をかけてくれた次第じゃでへへ。
温泉の前には鈴木会長及び娘さんの車以外に静岡ナンバーのクルマが停まっており是即ち先客がおられるという事になる。
という事は暫く待つ必要があるが、鈴木会長とか娘さんと話をしとればすぐに時間が経っていくので何の苦もない。
先ずは娘さんに例の倉真赤石温泉カレンダーを頂いた。

これが2020ヴァージョンのカレンダーじゃ
© ill-health(ruephas) 2020
はて。
何時ものやつと少し違う。
昨年までじゃと、肩を見せて(実際にはここにはない)露天岩風呂に浸かっとる妖艶なおネエちゃんが台紙に書いてあったんじゃが…

これが2012年ヴァージョン
ほれ、まっこと妖艶じゃろう
© ill-health(ruephas) 2011/2020
不思議に思って会長に訊ねると、
「印刷業者が変わって絵柄も変わったんじゃ」
との答え。
くぅ。
ワシは内心このおネエちゃんたちが好みじゃったからこれは残念じゃがまあ仕方ない。
その後気になっとった例のドングリコーヒーはどうなったか訊いてみたら、
「あれから何度か試してみたんじゃけどどうも芳しい出来でなくてなぁ。取り敢えず諦めた」
ううむ、これまた残念。
ワシ的には可成りいい出来に感じたんじゃが。
「しかしじゃ、幾つか新メニューを開発して客からは結構好評なんじゃ」
と会長は云って壁のメニューをワシに指し示した。

充実の度合いを篦棒に深めつつあるメニュー
あれ、名入りタオルまでメニューに加わっとるな
© ill-health(ruephas) 2020
「一番人気は自然薯麦ご飯で、これがまた美味いんじゃ」
等と云われれば食うしかないじゃろう。
丁度お昼どきじゃし。
当所のシェフたる娘さんに調理所要時間を訊ねると、
「山芋すりおろしたりが結構時間かかるのよ」
という返事じゃったため、風呂上がりに食べることにした。

そんなこんなしておると先客が風呂から出てきたんで、ワシは入れ替わりに早速浴室に入った。
ここ倉真赤石温泉に関してのポストは今回で既に16回目であり、その泉質の素晴らしさについては過去既にしつこいほど書いておるから、詳しくは過去ものを読んで欲しいんじゃけども、要するにその良好な泉質とその使い方、湯の中を踊る湯の花、加えて温泉施設の持つ風情の良さは全く変化がなく嬉しい限り。
40分ほど素晴らしい温泉を楽しんで湯船から出ると、丁度自然薯麦ご飯が出来上がってテーブルに置かれたところじゃった。
娘さんがワシが出てくる気配を読んで時間を計算してくれたようじゃ。

これが好評を博しておる自然薯麦ご飯
ボリューミーに見えるが案外ぺろりと行けるヨ
© ill-health(ruephas) 2020
ワシは早速箸を取り、小振りの当り鉢に入れられた自然薯に添えられとった生山葵を投入して軽くかき混ぜ、取り敢えず自然薯だけを口にした。

ん!
んまい!
大変に美味い!

次にそれを麦ご飯にやや多めに投入し、一気に掻き込んでみた。
いやあ。
麦ご飯そのものも美味いし、自然薯との相性が抜群でこれは美味いなあ。
装われている麦ご飯は決して少なくはないんじゃけども、それだけではとても足りない感じで出来ればおかわりをしたかったが、この歳になると何事も控えめが肝要じゃと思い直しおかわりはやめておいた(が、帰宅後の今はだいぶんに後悔しておる)。

斯くの如くここ倉真赤石温泉は素晴らしい温泉に加えて、恐らく娘さんの活躍の結果じゃろう、アメニティ面においても可成り進化しておる。
いいところじゃ。

さて因みに、例の屋上露天風呂に関しての情報じゃ。
この屋上露天風呂は2011年から2012年に掛けて鈴木会長が独力で建造したもので、泉源から源泉を直接ポンプアップし無加水非加熱のそのままを味わえるという素晴らしい風呂じゃ。
非加熱じゃから冷たいし、加熱した内湯よりもダイレクトにその炭酸泉が味わえるため夏場に入ると大変に気持ちが良い。
ある年の冬場、ここを訪れたガッツ石松が寒風吹きすさぶ屋上に上り、この風呂に入って「気持ちいい。素晴らしい」と叫んだのは既に伝説となっとる。
しかしここ数年は入ることが出来ない状態が続いとる。
なんでも、
「去年復活させたかったんじゃけども、7月が大雨続きで手を出せなかったんで8月に作業しようと思ったんじゃけど余りに暑すぎてやんなった」
との極めて率直な回答を聞かせてくれた。
「いやあ、是非復活お願いしますよ」とお願いしてみたら。
「よしわかった。じゃあ4月に入ったら手を入れるかな」
とのことじゃった。
うまくすればあの素晴らしい非加熱炭酸泉を今年の夏は味わえるかも知れん。
ワクドキ胸熱じゃなあ。
ああ、夏が待てんよう。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.7

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。