2019年2月9日土曜日

やぎさんが好き!(5) 社会福祉法人葵会 すみれ寮

社会福祉法人葵会が運営するすみれ寮(児童養護施設:静岡県浜松市天竜区春野町気田502-2)にやぎさん存在という情報を聞きつけて早速行って参った。
すみれ寮は秋葉神社下社からもう暫く奥に入ったところにあって、少し分かりづらかったが基本は難なく到着した。
最近のこのご時世じゃから、部外者なるワシが流石に黙って福祉施設に脚を踏み入れるわけにもいかんじゃろう、どうしようかと思っとったら、丁度道を歩いとった実直そうな若い人がワシの車に近づいてきて、
「◯◯君のお父様ですか」と声を掛けて下すった。
施設の職員さんのようじゃ。
入所しとるお子さんの親族と思われたらしい。
「いやすみません。そうではなくて実はこの施設にやぎがいるって聞いて来たんですけど」
と云うと、実直そうな若い人は少し苦笑いをしたように見えた。
「ああ、やぎですね。どうぞご自由に。あそこにいます」
「いやこれはどうもすみません。じゃあちょっと…」
と指差した方に向かいかけると、
「ただですね…」
ん?
なんじゃ?
「ただ」とは何じゃろうか。
「彼は性格が悪いんですよ。気が荒いですから」
「あ、わかりました。気をつけます」
なあにしかし、ワシとてもう既にやぎさんに関してはセミプロの3歩くらい手前まで来とるという自信がある。
やぎさんは意外に凶暴な一面をもっとって、頭突きや足蹴りなどを普通にカマしてくることは実体験を持ってよおく理解しとる。
施設の隣には小屋があって、そこには「エリーのおうち」と書かれておる。

可愛らしく微笑むエリーのイラスト
メエ〜と啼いとる
© ill-health(ruephas) 2019
ここに住んどるやぎさんは「エリー」と名前のようじゃ。
エリーと云えばサザンオールスターズのいとしのエリーが思い浮かぶ。
メロウでスウィートなイメージがある。
このエリーもきっとそのイメージどおりのやぎさんではなかろうかと思う。
あの若い人はわしのこと「やぎさん素人」と踏んで、多少荒っぽいから気をつけなされ程度の感じで注意してくれたんじゃろう、多分。
小屋の前には柵で囲まれたやぎさんスペースが設けられており、その柵から長い首を伸ばしたエリーさんが、柵の外に置いてある餌箱に入った干し草を盛んに食べておった。
何時もの如く、対やぎさん用にいつも用いておる「べへへへへ〜」という掛け声と云うかなんというかを発しながらエリーさんに近づくが、エリーさんはワシを基本無視して、干し草を食べ続けておる。
今まで見たやぎさんの中で、食べる時の口の動きが極めて早い。
普通のやぎさんじゃと、
「じゃく、、、  じゃく、、、  じゃく」
くらいなスピード感なんじゃが、えりーさんは
「しゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこ」
という感じで、毎秒2〜3回は咀嚼しとる驚速じゃ。
ううむ、こいつもしかしてタダもんじゃねえかもしれん、とは感じたがそこはそれ。
ワシとてもう既にやぎさんに関してはセミプロの3歩くらい手前まで来とるという自信がある。
取り敢えずご挨拶じゃと思って、セミプロ3歩手前の余裕でもってびっくりせぬようゆっくり手を差し出したその瞬間、
「ぶんっ!」
という感じで極めて素早く、且つ極めて強力に頭を振ってワシの手を振り払った。
を、こいつは本物じゃな。
で、素早くワシの手を振り払ったあとは素早く餌箱に意識を戻し、
「ばりばりばりばりばりばりばりばり」
と激しい音を立てて干し草を食っとる。
間隙を突いて再度手を差し出すと、
「ぶんっ!」
という感じで極めて素早く、且つ極めて強力に頭を振ってワシの手を振り払い、飯の続きにかかる。
エリーという名からするとメスなんじゃろうけど、極めてオス感溢れとる。
野趣に富んどる。

視界の中でワシを警戒しつつ
無心に干し草をばりばり食べるエリーさん
© ill-health(ruephas) 2019
眼に遊びがない。
うむ、エリーさんは確かに強敵じゃ。
どのようにして触れあえばよいじゃろうかと算段しとると、いつの間にかさっきとは別の若い人が近寄ってきとった。
ミュージシャン風の感じの髪型をしとるが、物腰は丁寧な感じじゃ。
「このやぎは、食にすごく貪欲なんですよ」
「エリーさんはメスなんですか」
「そうですね。この間も1匹子供を生んで、その子供は近所のお宅に里子に出しました。あと、多分今もお腹に赤ちゃんがいると思いますよ」
さっきの実直そうな若い人は「彼」という言葉を使っとったが、メスであっても「彼」呼ばわりするのはよく分かる。
しかし何とか少しでもエリーさんと触れ合いたいと願うワシは、近くに生えとった雑草のようなものを抜いてエリーさんに差し出してみた。
すると今度は恐怖の「ぶんっ!」はなく、素直に草を食ってくれた。

この写真だとなんだか艶めかしい
女性っぽい
© ill-health(ruephas) 2019
よし、この調子で雑草を通じた交流を少しずつ深めていき、心が通じ合ったところで頭をなでなでしてみよう。
暫くその作業を実直にやり続け、これでもうそろそろ大丈夫じゃろうと判断して、雑草を上げたあとの手をエリーさんの頭に伸ばすと、
「がんっ!」
と柵の金網に極めて強烈な頭突きをカマしてきた。
結果は金網じゃったが、狙いはワシの手であったのは明白じゃったな。

おらおらおら、アタシに濫りに手をだすんじゃないわよ
怪我してもアタシは知らないよ
ばりばりばりばりばりばりばりん
前の写真と同一人物じゃ
© ill-health(ruephas) 2019
ううむ、こりゃあ無理じゃなあ…としょぼんとしとったら、エリーさんの動きがいきなりピタッと止まり、頻りに「べへへへへへ〜、べへへへへ〜」と啼き始めた。
なんじゃろうかと思って暫くしたら、年配の女性が自転車に乗って来た。
向かいに住んどるおばちゃんじゃ。
おばちゃんの自転車の音も気配も全くしなかった時点からエリーさんの様子が変わったのは確かじゃ。
メリーさんはそのおばちゃんの方をみて頻りに啼いとる。
おばちゃんを呼ばわっとるのは確実じゃ。
おばちゃんは「このエリーは、どんぐりも殻ごと食べちゃうんだよね〜」等とエリーさんの隠れた一面を教えてくれながら袋に入った葉物の野菜類を餌箱に入れ、出来損ないの大根を遊び場の中に投げ入れた。
エリーさんは前歯を使って巧みに大根を削り取り、うまそうにしゃくしゃく食べてあっという間にその大根は地球上から消滅し、エリーさんの胃袋に収まった。
大根を地球上から消滅せしめた後も餌箱に入った葉物をしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこしゃこ食べ続け、ワシがそんなエリーさんに手を差し伸べるとそれを「ぶんっ!」と撥ね退けるという一進一退を続けとった。
結果として、頭をなでなですることは出来んかった。

しかしじゃね、物の本によればそもそもやぎさんというのは(まあ勿論やぎさんだけではないんじゃけど)野生のものじゃと書いてあったし、エリーさんは一人暮らしの時期も長いようじゃし、考えてみれば「ぶんっ!」も宜なるかな、かも知れん。
今回わかったのは、ある意味当たり前かも知れんが、やぎさんにも個性がある、という事実じゃ。
それはそれで面白く、「ぶんっ!」もしゃこしゃこしゃこしゃこも、姿が見えないうちからおばさんの接近を気取ってべへへへへ〜と啼くのもエリーさんの個性じゃから、それはそれで可愛く思った次第じゃ。

春野福祉センター すみれの湯(1)

公的施設に併設された入浴施設というのは、ちょっと探すといくつか見つかる。
ワシの周辺だと例えばやすらぎの湯(浜松市立の施設で同一施設内で天竜厚生会という社会福祉法人が運営するデイサービスがある)とか福田健康福祉会館 リフレU(磐田市営の健康増進施設内にある入浴施設施設:入浴済みだがブログでのポストなし)とかじゃ。
料金はたいてい安く、やすらぎの湯は400円(浜松市民限定:市外の人は800円)でリフレUは300円で入浴できる。
それらに類する入浴施設が浜松市天竜区にある。
春野福祉センター(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330:053-989-1129:¥200:11:00〜17:00:月曜定休)で、ご覧の通り僅か200円で入浴可能じゃ。

200円で正式に入浴許可がおりた
一安心じゃ
© ill-health(ruephas) 2019
本日行ってきた。
気田川の畔近くに建っておる。
まあ当然お風呂の源泉は水道局の非温泉じゃけど、本当にキレイに維持されとる施設で最大7人ベスト3人程度のスクエアな浴槽はジェット浴も装備されとって、腰湯するのに便利な椅子状の段差も作られておる。
シャワーは全部で5基で、普通だったらちいと少ない感じじゃが、立地的には客がじゃんじゃんくるような感じでもないのでこの数で十分足りる。
言うまでもなく、シャンプーと石鹸も完備されとるし、脱衣室にはドライヤーも扇風機もちゃんと備えられておる。
完璧じゃ。
おまけにサウナまであって、これで200円は安すぎじゃろう。

本日行ってきたが、基本ずっと貸し切りで気持ちよく入浴することが出来た。
幸か不幸かやはり入浴客は余りおらんようじゃ。
お湯の温度はあまり高くはないはずじゃけど、何故かじゃんじゃん汗が出てきて止まらん。
浴室の構造的に余り通気がないせいかも知れん。
あまりに暑くなってきたら一旦浴槽から出て、浴室の真ん中辺りにでんと立っとる柱を背にして座って休めば、おしりや背中からタイルの冷たさが伝わってきて大変気持ち良い。
クールダウン出来たらまた入る、の繰り返しがいい感じに出来る。
秋葉神社や白井鐵造記念館などにいらした時は、帰りしな是非立ち寄られるがよろしかろう。
上記の通り、タオルのみは必要じゃけど基本手ぶらで大丈夫。
ただし、公共施設のこととて閉館時間が17時じゃ。
多分受付は16時30分くらいと思われるので、その点だけは注意が必要じゃろう。

2019年2月5日火曜日

やぎさんが好き!(4) やぎさんの頭突き

ワシは更に群れにぐいと肉薄した。
そしてボールからキャベツの葉を1枚ちぎってやぎさんに差し出すやいなや、
がんっ!
という強い衝撃をケツに感じた。
「誰じゃコラぁ、ワシのケツをどつくのは誰じゃ!」
温泉に行かない日(356) やぎさんに巻かれた
大きめのやぎさんにも優しくグーを差し出すと、やぎさんは数歩後じさりし、顎を下向きにして上目遣いでワシを睨んだ。
攻撃態勢に入ったんじゃ。
ぬう、構わぬ。
そのままその体制を継続しとると、結構俊敏な動きでワシに走りより、頭突きをカマしてきたよ。
可成り強力な一撃であった。
やぎさんが好き!(2) 滝頭公園
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。
やぎさんが好き!(3) Cafe de Clark
以上はここのブログでやぎさんについて書いたブログのうち、やぎさんの頭突きについて書いた部分の抜粋じゃ。
やぎさんが好きになって、最近は時間があって元気があればやぎさんに会いに行く。
以前は、柵の外から眺めておることが多かったが、最近はだいぶんに慣れてきて、頭をなでなでしたり、痒そうなところを掻いてあげたり、背中をぽんぽんしたり、つまり触れ合うことが多くなってきたんじゃが、その頻度が上がるにつれ、所謂「頭突き」を食らう機会が多くなってきたようじゃ。

やぎさん同士が「がん!」という激しい音をもって頭突きし合っとるのを見た時はびっくりした。
激しい感じじゃった。
なんでびっくりしたかと言うと、やぎさんというのは「大人しくて優しい」と思っとったからじゃ。

ワシがやぎさんのことが好きになったのは、いつもにこやかにわろとるからじゃ。
生物学的な事はとんとわからんが、やぎさんの口の辺りって口角が緩やかに優しくあがっとってニヤリとわろとるように見える。
あと、何でか知らんが目元も「へ」の字になっとることも多くて、その口角と目元の「へ」の字が加わると相乗効果でほんとにわろとるように見えるんじゃ。

ところがその優しいはずのやぎさんが、仲間同士でガチな感じの頭突きをカマしあったり、場合により上記のようにワシのようなやぎさん素人にもガンガン頭突きで迫ってくる。

ワシは不思議に思った。
やぎさんは、なんで頭突きをするんじゃろう。
嫌々ながら、ネットでちいと調べてみた。
某動物園の飼育係の話によれば、
『これは喧嘩や自分の力を誇示したい時に見られる行動らしい。
子供や老人、女性にはすぐに頭突きで威嚇する。
「遊んでくれ~」 とじゃれているだけの時もあるとは思うが、あまりにも容赦がなさすぎる
中途半端な角がある場合、危険である。
特に横や後ろから不意打ちのように突かれると危ない。
つきあげるように浣腸されたこともある。
子供の目線だと顔に直撃する可能性がある。
よって現在、園児たちが遊びに来た際も僕ら大人がついていない時は触らせないようにしている。』
http://rental-yagi.com/seikaku/
ヤギは群れの中で頭突きをするようにしてあいさつしたり、けんかをしたりする習性がある
時には立ち上がる。
つながれていても、お構いなしに引っ張ることもある。
こうした生態を知らずに飼い、同校に「どつかれた」「あんなに凶暴だとは思わなかった」「引き取ってほしい」と相談が来るようになった。
https://www.agrinews.co.jp/p42574.html
【Q】
それと、ヤギ同士が頭突きあいをしていたのですが、飼育員さんは「遊んでいるだけだよ」とおっしゃっていました。
遊びと喧嘩の区別はどうやって見分けているのですか?
【A】
こんにちは。
ヤギの行動をよく観察されていますね。
ヤギは、ヒトが近寄ったり、ゴハンを食べる時や仔ヤギがミルクを飲むときなどに尻尾を振ります。
おそらく嬉しい・楽しい等など、何らかの感情を表現しているのではないかと思います。
グルグル首を回す行動ですが、エサが欲しい・構って欲しいなどをアピールする時に頭を後ろに反るように回す事がありますが、このようにグルグルって程ではないので首に違和感があったのかもしれませんね。
ヤギの頭突きですが、「喧嘩と遊び」の違いをはっきりと伝えるのは難しいですね。頭突きをしている時の目つきや雰囲気などをみての判断になります。
https://blog.goo.ne.jp/safari641611/e/89710c277cad301ede0b8497aa69ceeb
うん。
喧嘩と遊びってのは、目つきや雰囲気でわかると云うのは何となく分かる。
何でかっていうと、前回のポストで書いたとおり、Cafe de Clarkのマサオくんの「目つきや雰囲気」が、明らかに遊びっぽかったからじゃ。

さっき引用したポストの引用を、もうちいと前後含めて再引用するよ。
手を出すと、ゆっくりじんわり頭突きならぬ優しく頭押しをしてくる。
お、来たなと思いつつワシも手で頭を押し返すと、マサオもぐいと押し返す。
やぎさんの頭突きについてはその意味をよく知らんのじゃが、マサオくんの場合は挨拶とか遊びの雰囲気が濃厚な気がしたな。
そのうち頭押しから軽い頭突きに移行してきたが、過激性というか凶暴性は全く感じられん。
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。
冒頭の写真通り、マサオくんには立派な角が生えとるから、まともに相まっては危ないのじゃが、マサオくんは前足を着地して頭をワシの手にぶつけて来るその瞬間、明らかに手加減ならぬ頭加減して力を抜いておる。
まともにブチかましたらこのおっさんはヤバいと判断したのに違いない。
(中略)
もうそろそろ帰らねばならん時間になったんで、
「くうむ、まさお、もう帰らねばならんのじゃ。すまんなあ、名残惜しいのう」
等と声を掛けながら立ち去ろうとすると、名残惜しそうに視線でこっちを追っかけて来る。
なんじゃろ、いろんなサイトでいろんなことを書いておって、学術的にも色んな意味でも山羊の頭突きとかは定義されとるんじゃろうけど、結局、やぎさんと心から触れ合えますか、それにより「頭突き」の定義とか取るべき行動も変わってきますよ〜、というような気がするんじゃ。
Cafe de Clarkのマサオくんは、一人住まいじゃったから、やぎさん好きな浮かれたおっさんが来て格好の暇つぶし材料が来たわい、と思って加減した感じで遊んでくれたのかも知れんし、滝頭公園のさくらとななは、とにかくお腹が空いとってイライラしとる時に草を持ったおっさんがへにゃらけた感じで近づいてきたから、取り敢えずはその草を食ったが全然量が足りんからイライラは解消せず、無闇に手を出してきたのでマジで頭突きをかましたのかもしれんし。

結論。
頭突きを含めてやぎさんは可愛い。

2019年2月3日日曜日

やぎさんが好き!(3) Cafe de Clark

やぎさん情報については神社情報とは異なり、図書館で調べられる性質のものではないので、致し方なくネットをあちこち彷徨きながら探しとる。
やぎさんってえのは見た目が可愛いからか、こやぎさんが生まれたとか、うちの店や施設にもやぎさんが来ましたよとかそんなニュースが多い故、某ニュースサイト(BANが怖いから正直には書かんが、まあローマ字で「ワイ」が付くニュースサイトじゃよ)でやぎさんをキーワードにして色々調べとる。
そんな中で捕捉したのが、天竜の方にある古民家系カフェにやぎさんやらねこさんがおって無闇にクソかわいいという情報じゃ。
そのカフェとはCafe de Clark(静岡県浜松市天竜区谷山45:090-1754-1874:土日営業:11:00〜16:00)じゃ。
場所を地図で確認すると、ん、天竜川に架かる赤い横山橋の至近ではないか。
天竜川沿いに走るR152はクルマや自転車でもう数え切れんくらいに走っとる。
そういやあここ数年くらい前からその辺りに「ダムカレー」と書かれた手書き風の看板が立てられとるのは気づいとったが、さてはそれがこのカフェの看板じゃったか。
ワシは直ぐさま席を蹴って(ていうか、寝床を蹴ってが正確な表現じゃよ)クルマに飛び乗り、一路横山に向かったのじゃった。

R152を暫く走ると、何となく見慣れた感のあるダムカレーと書かれた看板が見えてきて、その反対側にほっそい道が山側に向かって続いておる。
いやあ、自分で云うのもなんじゃがワシは運転は決して下手ではないと自負しとって、クルマのクリアランスについては今の黄スイフトで数センチ程度、前のスイフトくんであればマジで「車幅プラス1センチの道幅があれば通れる」という自信があったが、いやあこの道は少しく厳しかったわ。
道の狭さだけでなく勾配も曲がりっぷりもすべて厳し目じゃ。
登り始めて最初のヘアピンコーナーは少し大きめなクルマならば最低1回は切り返す必要があるんじゃが、その上そこは結構なキツさの勾配があるもんで、AT車じゃったら何ら問題無かろうが、マニュアルだと結構恐ろしかった。
一旦止まって急勾配を曲がりながら下がって、また一旦止まって急勾配を曲がりながら登らんといかん。
正直に告白するが1回エンストしてしもうて進むも戻るも儘ならず、暫くそのまま凍りついとったよ。
何とか切り抜けたが。
じゃから先に教えておくが、Cafe de Clarkのすぐ前にも数台分の駐車場はあるんじゃが、クルマの運転に自信が持てんなら、この地図をみなされ。



この地図の上の方に水色の四角が見えると思うが、その部分もCafe de Clarkの駐車場じゃから、こっちに停める事を強くお勧めする次第じゃ。

さて、危機を切り抜けてほっそい道をぐんぐん登っていくと右手にコンクリートブロックで出来た小屋のようなものが見えてきて、おお!その横にやぎさんが1匹おるよ。
きゃあ、やぎさんがおるよ!
やぎさんは目敏くワシという闖入者を見つけ、こちらをじっと伺っとる。
おほほほ、かわいいぞ。
お店の前の駐車場にクルマを停めて、店に入る前にまず兎に角やぎさんのとこに行ったよ。

やあやあこんにちは〜
© ill-health(ruephas) 2019
ほれこの写真を見てみい。
もう完全にわろとるじゃろ。
眼がヘの時になってタレ目になってわろとるよ。
かわいいじゃろ〜!
目線の高さをやぎさんに合わせて「べへへへへへ〜」と対やぎさん懐柔用の掛け声を掛けながら近づくと、やぎさんの方もワシの方に近づいて来る。
小屋のとこに掲げられとる表札を見やると「マサオ」と書いてある。
このやぎさんはオスで「マサオ」くんと云う名前のようじゃ。
頭をなでなでしたりしとると、マサオくん暇じゃったのか人懐こいのか結構好意的に絡んでくれる。
基本は大人しいやぎさんじゃ。
へえいまさお、オスじゃけどかわいいのうべへへへへ〜等と声を掛けながら暫く遊んどったら、マサオくんいきなり予告もなく軽く躍り上がった。
例えるならばフェラーリのエンブレムっぽい感じじゃ。
画像を出したいが、著作権の関係で出せん。
想像してくれ。
おう、まさかの躍り上がりを見せてくれるとは大人しくもあるが元気な感じじゃなあと感心しておったら、その後、小屋のとこから地面へ横っ飛びに飛び降りた。
一言も啼かんし乱雑な行動もなく大人しい感じじゃが、ワシが来て喜んでくれとると勝手に解釈させてもろうた。
一頻りマサオくんと遊んどったら丁度お昼になったので、マサオくんには一旦別れを告げ、表を自由すぎる感じで闊歩したり、ワシのクルマの匂いを嗅いで不審車かどうかを確認したりしとる4匹のねこたちを見ながらお店に入った。
このカフェの名物であるらしいダムカレーをいただく算段じゃ。

お店の中には薪ストーブがあり大変に温かい。
広いスペースになっており、オーディオセットからは柔らかい音質と音量の音楽が流れておる。
女性の方が店主のようで、1人で切り盛りなさっとるが(失礼ながら)そんなにお客さんはおらん、というかその時はワシしかおらず切り盛り感はなくて、のんびりと時間が流れとる感じじゃった。
温かい日じゃったので、外のテラスに席を取りダムカレーを注文。

真ん中のクラッカーが水門
上に抜くと白飯方面の水路に
カレーが流れる仕組みになっとる
© ill-health(ruephas) 2019
オクラが誠にいい感じの美味いカレー。
美味い美味いと云いながらあっという間に完食。
速攻でマサオくんのとこに戻った。

手を出すと、ゆっくりじんわり頭突きならぬ優しく頭押しをしてくる。
お、来たなと思いつつワシも手で頭を押し返すと、マサオもぐいと押し返す。
やぎさんの頭突きについてはその意味をよく知らんのじゃが、マサオくんの場合は挨拶とか遊びの雰囲気が濃厚な気がしたな。
そのうち頭押しから軽い頭突きに移行してきたが、過激性というか凶暴性は全く感じられん。
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。

躍り上がるマサオくんと
それに果敢に立ち向かうワシ
頭頂部が眩しい
© ill-health(ruephas)/ty 2019
冒頭の写真通り、マサオくんには立派な角が生えとるから、まともに相まっては危ないのじゃが、マサオくんは前足を着地して頭をワシの手にぶつけて来るその瞬間、明らかに手加減ならぬ頭加減して力を抜いておる。
まともにブチかましたらこのおっさんはヤバいと判断したのに違いない。
くうううん、かわいいぞお。
優しいなあ。
その後も頭突きを手で受けたり、顎の辺りをナデナデしたり、マサオの口ではむはむされたり色々いっぱい遊んどったが、もうそろそろ帰らねばならん時間になったんで、
「くうむ、まさお、もう帰らねばならんのじゃ。すまんなあ、名残惜しいのう」
等と声を掛けながら立ち去ろうとすると、名残惜しそうに視線でこっちを追っかけて来る。
ううむ、全くもってかわいいなあ。
また来るからねえ、マサオくん。

マサオくんの近影じゃべへへへへへ〜
© ill-health(ruephas) 2019

やあこんにちは〜!べへへへへ〜元気ぃ?
へーい今日も来たよ、にゃああん元気だよ〜
© ill-health(ruephas) 2019


2019年2月2日土曜日

やぎさんが好き!(2) 滝頭公園

田原市の滝頭公園横にある大山祇神社への参拝を恙無く終えたワシは、その滝頭公園に居るはずのやぎさんを探しに行った。



公園は結構な面積があり、キャンプ場の機能もあるようじゃ。
大きな池もあり、おっさんたちが健康のためなのか熱心に散歩をしとる。
決して温かいとは云えない日ではあったが「公園内での火気の使用は厳禁します」という立て看板の前で3人連れの親子がBBQをしとる長閑な風景が見受けられる。
しかし、何ていうんじゃろうか、やぎさんの気配と云うか匂いというか、そういった感じは全く感じられん。
ワシは上に表示されとる(よね)地図の瀧頭不動の辺りから池のある方向へやぎさんを探しながらウロウロしたんじゃけど、やぎさんの気配は一切感じられん。
ワシはしょぼんとし始めた。
この公園にやぎさんがおるという情報は、地方紙のニュースがもとになっとるのでやぎさんがおるのは確かじゃ。
その新聞が発行された時点では。
何らかの事情でやぎさんが飼えなくなりどこかの動物園へ移された可能性は否定できん。
ううむ、これは空振りじゃったと思いつつ、池の辺りからさらにしつこく歩いておると、野球場のようなものが見えてきて、実際皆が野球に勤しんどる。
野球場の周りは緩やかな傾斜になっており、芝生なのか雑草なのか兎に角緑になっておって広い。
む、これはやぎさんの気配じゃ。
やぎさん確率がぐんと上がったのでワシは急にしょぼんからわくわくに精神状態が変化し、元気よく歩いとるとやがて小屋のようなものとそれの周りに囲いのようなものが見えてきた。
きたきたきた。
小走りになって小屋に近づくと…

おったおったおった!

白いやぎさんが2匹おった。
大きいのと小さいのの2匹で、しかし体格にはそんなに差はないように見える。
土手のような傾斜を蹴躓かんよう気をつけて駆け下り小屋に行ったら、2匹のやぎさんもワシに向かってゆっくりと歩いてきた。
おほほ。

はいはい来ましたよ〜!
べへへへへ〜!
© ill-health(ruephas) 2019
やぎさんたちはどうやら暇そうであり、暇な間はワシと付き合うことに決めたように見える。
そこらに生えとる雑草を千切って差し出すと、べへへへへ〜と啼きながら近寄って来て食べてくれる。
腹が減っとるようじゃので、千切れるだけの草を千切ってやぎさんたちに食べてもらった。
暫くそれを続け、多少なりとも関係性が出来たのではないかと勝手に解釈し、隙を見て頭をなでなでしようと手をぐいと差し出すと、やぎさんは数歩後じさりし、顎を下向きにして上目遣いでワシを睨んだ。
攻撃態勢に入ったんじゃ。
交友に入るのはまだ早かったと判断し、ワシは暫く雑草の餌やりを継続した。
よし、もう大丈夫じゃろう。
意を決して掌をグーにして差し出すと、小さい方はくんくんしてくれた。
なかなかいいぞ。
計画通りに話が進んでおることに北叟笑みつつ、同じように大きめのやぎさんにも優しくグーを差し出すと、やぎさんは数歩後じさりし、顎を下向きにして上目遣いでワシを睨んだ。
攻撃態勢に入ったんじゃ。
ぬう、構わぬ。
そのままその体制を継続しとると、結構俊敏な動きでワシに走りより、頭突きをカマしてきたよ。
可成り強力な一撃であった。
うむこれはいかん。
やむなく雑草供給体制に逆戻りすると、頭突きは頭突き、餌は餌、という非常に割り切った感じで大人しく餌を食む。
美味しそうに食っとるし、その時は非常におとなしい。
じゃから、
「へ〜い、やああち、どーれ。頭をなでなでさせておくれ〜」
とやぎさんを懐柔する声を掛けて草を持ってない手を差し出すと、やぎさんは数歩後じさりし、顎を下向きにして上目遣いでワシを睨んだ。
攻撃態勢に入ったんじゃ。

どうもだめじゃ。
だめじゃが、だからといって全然嫌いになれん。
これはこれでかわいいやぎさんじゃと思う。
ただ、田原市民の方にお伝えしたいのは、やぎさんが可愛いからと云って無闇にお子様に手を伸ばさせないことじゃ。
ワシは最近、やぎさんの頭突きや頭押しにだいぶ慣れてきたんで、カマされても上手いこといなすことが出来るようになってきたんじゃがそれでも無闇にはやぎさんの挑戦を受けないようにはしとる。
やぎさんたちはなかなか力の具合を調整を出来んからねえ。

あ、名前を書くのを忘れとった。
おっきいほうが2015年1月生まれのさくらで、ちっちゃいほうがさくらのこどもで2016年3月生まれのななじゃよ。
どっちもメスじゃからね。

さあさあかわいいやぎさんをとくと見ておくれ。

© ill-health(ruephas) 2019

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© ill-health(ruephas) 2019

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プロジェクト "山神社"(33) 本日は開闢記念日

本日はプロジェクト ”山神社”の開闢記念日じゃ。
2014年2月2日にスタートして5年経つ。
このブログでのポスト開始は同年3月14日で、爾来参拝した大山くん関係神社は数知れず。
プロジェクトは、プロジェクトリーダー・プロジェクトメンバー・事務局担当の計1名であり、1人の力を合わせて大山くん探索・研究を強力に進めとる。
さて丸5年経ったわけじゃから、初心に帰るため我がプロジェクトが掲げておるマニフェストを改めて見つめ直してみよう。
これは、富士エリアに37社ある「山神社」(さんじんじゃ)を参拝コンプリートするという、あまり意味のないように思えてその実大変意義深いプロジェクトである。
プロジェクトの目的は、富士エリアに何故かくも数多の「山神社」が存在するのかという疑問を、とにかく現場を訪れて参拝するという直接的行動を通じて探求するというものである。
そして「山神社」は富士エリアだけでなく、全国各地にも相当数存在する。
従って、富士エリア以外に存在する山神社もまた同様に参拝対象であることは、云うを俟たない。
このマニフェストは何回か改定され、練りに練った結果であるため大変に洗練されとる素晴らしい文章じゃろうと自分だけは思っとる。

ということで、記念日じゃから矢張り大山くん参りに行きたいと思い、本日は4年ぶりくらいに愛知県田原市の大山祇神社にお参りに行った。
瀧頭不動尊とか滝頭公園が近くにある。
何でここにしたかと云うと、距離的に適度という事と、滝頭公園にやぎさんがおると云う情報を得とった事と、帰り道にどっかの温泉に寄れそうだという事。
やぎさんと温泉については別ポストで書く算段じゃ。
まず大きな鳥居をくぐるんじゃけど、これは大山祇神社のものではなく、大山祇神社の北にある衣笠山頂に鎮座まします田原山宮奥社のもの。

© ill-health(ruephas) 2019
大山祇神社の少し奥に遥拝所がある。
大きな鳥居をくぐって少し歩くと、左手に小振りな鳥居があり、その奥に小さくて赤い祠が建っておる。
これが本日目的の大山祇神社じゃ。

© ill-health(ruephas) 2019
恐らく、田原山宮の護衛役としてここに鎮座したのじゃろうと想像する。
あと、横にある瀧頭不動尊の説明書きを見るとこの辺りは山岳信仰的なものが強くて、その関係もあると思われる。
地域の皆々から、山とくれば大山くんじゃろうという感じで建立され今も信心されとるとすれば、これは嬉しい話じゃろうと思う。
いつもの3倍ものお賽銭(30円也)を投げ入れ、無事参拝を済ませた。
前にも書いたとおり、ワシが住んどる地元周辺の大山くん物件は概ね参拝しつくしておるので、今後は西方面に参拝の触手を広げていくつもりじゃ。
先日、ふとしたきっかけで豊橋市立図書館の図書カードも入手したことじゃし、愛知県方面の大山くん事情を図書館で調査し、ちいとづつ参拝していく所存じゃ。