2019年2月3日日曜日

やぎさんが好き!(3) Cafe de Clark

やぎさん情報については神社情報とは異なり、図書館で調べられる性質のものではないので、致し方なくネットをあちこち彷徨きながら探しとる。
やぎさんってえのは見た目が可愛いからか、こやぎさんが生まれたとか、うちの店や施設にもやぎさんが来ましたよとかそんなニュースが多い故、某ニュースサイト(BANが怖いから正直には書かんが、まあローマ字で「ワイ」が付くニュースサイトじゃよ)でやぎさんをキーワードにして色々調べとる。
そんな中で捕捉したのが、天竜の方にある古民家系カフェにやぎさんやらねこさんがおって無闇にクソかわいいという情報じゃ。
そのカフェとはCafe de Clark(静岡県浜松市天竜区谷山45:090-1754-1874:土日営業:11:00〜16:00)じゃ。
場所を地図で確認すると、ん、天竜川に架かる赤い横山橋の至近ではないか。
天竜川沿いに走るR152はクルマや自転車でもう数え切れんくらいに走っとる。
そういやあここ数年くらい前からその辺りに「ダムカレー」と書かれた手書き風の看板が立てられとるのは気づいとったが、さてはそれがこのカフェの看板じゃったか。
ワシは直ぐさま席を蹴って(ていうか、寝床を蹴ってが正確な表現じゃよ)クルマに飛び乗り、一路横山に向かったのじゃった。

R152を暫く走ると、何となく見慣れた感のあるダムカレーと書かれた看板が見えてきて、その反対側にほっそい道が山側に向かって続いておる。
いやあ、自分で云うのもなんじゃがワシは運転は決して下手ではないと自負しとって、クルマのクリアランスについては今の黄スイフトで数センチ程度、前のスイフトくんであればマジで「車幅プラス1センチの道幅があれば通れる」という自信があったが、いやあこの道は少しく厳しかったわ。
道の狭さだけでなく勾配も曲がりっぷりもすべて厳し目じゃ。
登り始めて最初のヘアピンコーナーは少し大きめなクルマならば最低1回は切り返す必要があるんじゃが、その上そこは結構なキツさの勾配があるもんで、AT車じゃったら何ら問題無かろうが、マニュアルだと結構恐ろしかった。
一旦止まって急勾配を曲がりながら下がって、また一旦止まって急勾配を曲がりながら登らんといかん。
正直に告白するが1回エンストしてしもうて進むも戻るも儘ならず、暫くそのまま凍りついとったよ。
何とか切り抜けたが。
じゃから先に教えておくが、Cafe de Clarkのすぐ前にも数台分の駐車場はあるんじゃが、クルマの運転に自信が持てんなら、この地図をみなされ。



この地図の上の方に水色の四角が見えると思うが、その部分もCafe de Clarkの駐車場じゃから、こっちに停める事を強くお勧めする次第じゃ。

さて、危機を切り抜けてほっそい道をぐんぐん登っていくと右手にコンクリートブロックで出来た小屋のようなものが見えてきて、おお!その横にやぎさんが1匹おるよ。
きゃあ、やぎさんがおるよ!
やぎさんは目敏くワシという闖入者を見つけ、こちらをじっと伺っとる。
おほほほ、かわいいぞ。
お店の前の駐車場にクルマを停めて、店に入る前にまず兎に角やぎさんのとこに行ったよ。

やあやあこんにちは〜
© ill-health(ruephas) 2019
ほれこの写真を見てみい。
もう完全にわろとるじゃろ。
眼がヘの時になってタレ目になってわろとるよ。
かわいいじゃろ〜!
目線の高さをやぎさんに合わせて「べへへへへへ〜」と対やぎさん懐柔用の掛け声を掛けながら近づくと、やぎさんの方もワシの方に近づいて来る。
小屋のとこに掲げられとる表札を見やると「マサオ」と書いてある。
このやぎさんはオスで「マサオ」くんと云う名前のようじゃ。
頭をなでなでしたりしとると、マサオくん暇じゃったのか人懐こいのか結構好意的に絡んでくれる。
基本は大人しいやぎさんじゃ。
へえいまさお、オスじゃけどかわいいのうべへへへへ〜等と声を掛けながら暫く遊んどったら、マサオくんいきなり予告もなく軽く躍り上がった。
例えるならばフェラーリのエンブレムっぽい感じじゃ。
画像を出したいが、著作権の関係で出せん。
想像してくれ。
おう、まさかの躍り上がりを見せてくれるとは大人しくもあるが元気な感じじゃなあと感心しておったら、その後、小屋のとこから地面へ横っ飛びに飛び降りた。
一言も啼かんし乱雑な行動もなく大人しい感じじゃが、ワシが来て喜んでくれとると勝手に解釈させてもろうた。
一頻りマサオくんと遊んどったら丁度お昼になったので、マサオくんには一旦別れを告げ、表を自由すぎる感じで闊歩したり、ワシのクルマの匂いを嗅いで不審車かどうかを確認したりしとる4匹のねこたちを見ながらお店に入った。
このカフェの名物であるらしいダムカレーをいただく算段じゃ。

お店の中には薪ストーブがあり大変に温かい。
広いスペースになっており、オーディオセットからは柔らかい音質と音量の音楽が流れておる。
女性の方が店主のようで、1人で切り盛りなさっとるが(失礼ながら)そんなにお客さんはおらん、というかその時はワシしかおらず切り盛り感はなくて、のんびりと時間が流れとる感じじゃった。
温かい日じゃったので、外のテラスに席を取りダムカレーを注文。

真ん中のクラッカーが水門
上に抜くと白飯方面の水路に
カレーが流れる仕組みになっとる
© ill-health(ruephas) 2019
オクラが誠にいい感じの美味いカレー。
美味い美味いと云いながらあっという間に完食。
速攻でマサオくんのとこに戻った。

手を出すと、ゆっくりじんわり頭突きならぬ優しく頭押しをしてくる。
お、来たなと思いつつワシも手で頭を押し返すと、マサオもぐいと押し返す。
やぎさんの頭突きについてはその意味をよく知らんのじゃが、マサオくんの場合は挨拶とか遊びの雰囲気が濃厚な気がしたな。
そのうち頭押しから軽い頭突きに移行してきたが、過激性というか凶暴性は全く感じられん。
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。

躍り上がるマサオくんと
それに果敢に立ち向かうワシ
頭頂部が眩しい
© ill-health(ruephas)/ty 2019
冒頭の写真通り、マサオくんには立派な角が生えとるから、まともに相まっては危ないのじゃが、マサオくんは前足を着地して頭をワシの手にぶつけて来るその瞬間、明らかに手加減ならぬ頭加減して力を抜いておる。
まともにブチかましたらこのおっさんはヤバいと判断したのに違いない。
くうううん、かわいいぞお。
優しいなあ。
その後も頭突きを手で受けたり、顎の辺りをナデナデしたり、マサオの口ではむはむされたり色々いっぱい遊んどったが、もうそろそろ帰らねばならん時間になったんで、
「くうむ、まさお、もう帰らねばならんのじゃ。すまんなあ、名残惜しいのう」
等と声を掛けながら立ち去ろうとすると、名残惜しそうに視線でこっちを追っかけて来る。
ううむ、全くもってかわいいなあ。
また来るからねえ、マサオくん。

マサオくんの近影じゃべへへへへへ〜
© ill-health(ruephas) 2019

やあこんにちは〜!べへへへへ〜元気ぃ?
へーい今日も来たよ、にゃああん元気だよ〜
© ill-health(ruephas) 2019


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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。