2014年9月14日日曜日

つむぎの湯(1)

三連休中日(なかび)。
詳しくは書けないけど休み明けの火曜日から週末までは非常にシビアな4日間になる予定で(寧ろその後のほうが大変という話もあるけど)、それに備えるために基本はぼ〜っとしてる予定でした。
昨日は遠近両用眼鏡を作りに富士宮の愛眼までいったし、まあ今日は夕方に一寸ジョギングして夜になったら鉄腕Dashでも見ながら酒でも飲むか、って計画だったんだ。
でもせっかくの日曜だし、明日もまだ休みだし、今日遊んで疲れた体は明日休めればいいやってことで、少し遠めの温泉に行ってみようと思い立ちました。




行ったのはつむぎの湯(山梨県西八代郡市川三郷町鴨狩津向640:0556-20-2651:¥400:10:00〜20:00)。
遠めとは云ってもアパートからみのぶ路(国道52号線)経由で1時間と少し。
国道52号線は信号が少なくて流れのいい道なので走っててもあまりストレスを感じません。
この温泉は市川三郷町が運営する公的施設で、平成15年開設と比較的新しい日帰り施設です。
「新しい」「公設」「安価」という要素が並ぶとその答えとして大抵は「激混み」「雑な運営」「マナーの悪い客」などというのが予想されます。
特に今日は連休中日だし、それを懸念してました。
現地に着き、駐車場を見ると日陰のスペースは全部埋まっており、日向の部分も半分がた埋まっている。
こりゃやっぱり混んでるかな、でもこういうところは風呂に入ってる人より休憩スペースでごろ寝したり酒飲んでる人のほうがうんと多いことが常なんで、浴室は意外に空いてるかもな。
フロントで料金を払うと、係のおねいちゃんが「今日は時間無制限です」。
「普段は時間制限ありなんですか?」
「3時間ですけど、今日はキャンペーンで制限なしです」
「ふうん、そうなんですか。ありがとう」
まあ私の場合、一般的に適温とされている温泉だと「熱い」と感じる体質なので、3時間も温泉に入っていることは滅多にありません。
ですんで無制限だろうが有制限だろうが実質的にはあんま変わんないですけど、まあ無制限だったらそれはそれでいいんだけど。
しかし何のキャンペーンなんでしょうね?

着いたのが昼過ぎで、小腹が空いてたんで風呂に入る前に飯でも食おうと食堂を探しましたが、そんなようなものはありませんでした。
だけど休憩スペースではみんな盛んに飲み食いしているので、ここは持ち込み可なんでしょう。
みんな楽しそうに飲んだり食べたりおしゃべりしたりしてるのは見てて何か羨ましいですね。
ないものは仕方がない。
まあ別に餓死するほど空腹なわけでも無いので、兎に角風呂に行きましょう。
男湯と書かれた紺色の暖簾をくぐると脱衣室で、予想通りあまり人は居ない。
「加温」「循環」「塩素殺菌」「加水」の掲示を見ながら服を脱ぎ浴室に入りました。
いいぞ、やはり空いてる。
浴槽構成は大きい浴槽(源泉加温・バイブラとジェット付き)と、小さい浴槽(源泉非加熱)、あとは露天風呂(源泉加温)。
シャワーの数は数えませんでしたが充分な数だと思います。
先ず小さい浴槽から入りました。
多くの場合源泉浴槽は小さく、しかも人気があるのでオイルサーディン缶詰状態なのが常ですが、ここもオイルサーディンとまでは云いませんがそこそこ混んでいて、ベスト3人最大5人というくらいの浴槽に一時は6.5人(つまり大人6人と小さい子供1人)入浴しているという感じ。
尤もそんな状態は長くは無く、殆どの時間帯は4人程度で収まってましたけど。
お湯ですけど、温度は体温と同じか少し低めで、これは私の大好きな温度。
くそお、もっとデカい浴槽ならばゆったり長時間入れるんだがなあ。
泉質は浴室の壁に詳しく書いてましたが、読むのが途中でめんどくさくなっちゃったんで全部は読んでません。
実感的に言うと、見た目はホントにほんの僅か薄濁のような気がしましたけど基本的にはMTMMで、そんなに濃いものとは感じませんでした。
サラサラした浴感で、今のような時期にはもってこいの湯ざわりです。
しかしオレは変だと思う。
体温と同じくらいの温度の温泉に入っている筈なのに、15分も入ってると何故か額に汗が滲んでくる。
へんだよなあ。
もしかして、見た目や肌触りはリーンな温泉なんだけど、実際には結構濃い目の成分が入っていて、そのせいで汗が出てくるのかと思いましたが、科学的なエビデンスは全くない思いつきです。
源泉浴槽にずっと入っていたかったんだけど、新客が我がオイルサーディン浴槽を恨めしげな眼で見て、肩を落として露天風呂に転戦するのを何人か見てしまったので、名残惜しい気分で露天風呂に行きました。

露天風呂は源泉風呂より大きくて、何故かあまり人気がなく、私一人かもう一人程度の入浴状況でした。
浴槽の上には大きな傘が掛けられていて、今日の眩しい陽光を遮ってくれて誠に好都合。
傘の周りに見える真っ青な空が爽やかで、こんな晴天はホントに久しぶり。
露天風呂は加温してますが、適度な温度で収まっていますのでこっちも結構長いこと入ってられました。
ただ、後から入ってきたジジイが浴槽の中で体をしきりにボリボリ掻くのには辟易しました。
頭も濡れてたし、体はきっと洗ってるだろうから見て見ぬふりをしたけど、もしそうじゃなかったら一言文句つけるところでした。
ボリボリジジイを横目で睨みながら露天は出ることにし、一番大きな浴槽に入りました。
温度は露天と同じくらいで、ただバイブラ(下から泡がぶくぶくでるやつね)とジェットがあるのが違い。
でも私、こういうギミックな浴槽装置があまり好きではないので、ブクブクの影響があまりない場所で瞑目してお湯に浸かってました。
で、最後の締めに、丁度いい具合に誰もいなくなった源泉風呂に20分ほど浸かっておしまいにしました。

来る前に危惧していた「激混み」「雑な運営」「マナーの悪い客」というのは幸いにしてなくて、基本はいい気分で浴槽を後に出来そうでした。
が…。
出しなに体を拭きながらふとシャワーの辺りを見ると、さっきの浴槽内ボリボリジジイが何と、石鹸で体を洗っているではないか!
くっそー、クソジジイ!
頭が濡れてたんで騙された。
ありゃあ汗だったんだ。
三味線弾いてやがったのかジジイめ。
頼むから今度からは、しっかり体を洗ってから浴槽に入ってくれよ。

とまあ、最後だけ残念な結果でしたけど、それ以外は基本合格点のいい温泉施設でした。
露天を源泉非加熱にしてくれたら満点なんだけどなあ。

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