特に目的がある訳ではなかったんじゃが、まあふらりと出かけた訳じゃ。
足を伸ばしついでに吉川温泉 よかたん(よかわおんせん よかたん:兵庫県三木市吉川町吉安222:0794-72-2601:¥600:10:00〜22:00)という温泉に入った。
炭酸泉で有名な温泉。
実に久し振りじゃ。
ここに関しての前回ポストは何と2013年3月。
2013年と云うと富士市で単身赴任してた時期じゃから、兵庫県三木市にあるその温泉に行った訳でなく、更に前のそうじゃなあ今から15年位前じゃったか、宝塚で単身赴任しとる時期に行った事を思い出して書いておる内容じゃ。
何故か前回ポストでは書いとらんが、ここは上質な炭酸泉以外の件でも変な意味で有名な場所で、どういう事かというと、
- ここは開設以来「家族風呂」があり大変な人気じゃった。
- 2006年頃までよかたんの家族風呂は大人気のうち問題なく運営されとった。
- その2006年頃、よかたんがある三木市の隣の市で家族風呂付きの温泉を開設する事になった。
- 因みに開設の許認可は兵庫県が取り仕切っとる。
- 兵庫県「家族風呂は混浴じゃ。混浴は県条例で禁止されとるから認可でけん」と主張し、いっかな認可しんかった。
- 近隣市「いやいやあんた。ダメって云っても隣の市のよかたんじゃ大々的に家族風呂やっとるじゃろう。なんでうちだけダメなんじゃ?」
- 兵庫県「おっとそれは知らなんだ。となるとあれじゃな。オタクんとこの風呂は当然認可でけんが、よかたんの家族風呂も直ぐに認可取り消しじゃな。有用な情報どうもありがとう。今日は楽しかったよ。じゃあまたな」
- 三木市長「ぐぬぬぬぬぬぅぅぅぅ、県の野郎ぜってえ許さん。隣の市の野郎もワシのとこの温泉ダシに使いやがってFO!」
今回現場に行った限りの印象では、上記の通りのワシが妄想任せで書いた感じで家族風呂が運営禁止になった訳では決してなく、入浴を求める客が条例に定める条件内であることを確認した上で予約を受け付けているという感じのようじゃ。
またウェブサイトを見てみると、家族風呂には利用制限があることを明示した上で、
[利用制限について]つまり、
兵庫県公衆浴場法基準条例による
〈お問合わせ〉兵庫県庁 健康福祉部健康局薬務課薬務調整係 電話(078)341-7711(代表)
県が勝手に制限しとるわけじゃから、制限内容についてはうちじゃなくて県に訊いてくれという姿勢じゃ。
まあ、という事で以後兵庫県内の「家族風呂狩り」が激しくなり、そのきっかけとなったのがよかたんというわけじゃ。
家族風呂が混浴とはこれ如何に、というのが正直なところじゃ。
例えば男女連れの2人とかじゃったらもしかして家族じゃないかも知れんが、小学生くらいのお子さんを連れた3人組でも入れんとなるとそれはどうじゃろうかと思える訳じゃ。
まっこと無粋な条例である事よ。
そのような事を思い出しながら久しぶりに入ったよかたんの炭酸泉は十数年前と全く同じく素晴らしいものじゃった。
感想は前回のポストと全く変わらずじゃったから、ちいと読んでくれれば有り難い。
一応書いとくが、炭酸泉と云ってもスーパー銭湯などでよくある人工炭酸泉の如く、入った途端にしょわしょわぶくぶく体中に泡が付くという感じでは決してない。
その系統の天然温泉と云えば例えば姫路にある竹取の湯(入ったことあるけどこのブログには未記載)が有名じゃが、よかたんのは入浴しても体にあわあわがじゃんじゃん付くという事はない。
しゃわしゃわ感は殆どないけっこうぬるめの薄濁のお湯じゃ。
しかしながらお湯の中の炭酸成分は極めて高い濃度であり、循環器系への効果は充分であるじゃろう。
兎に角素晴らしい泉質をしっかりと維持しとって、これは当然源泉の素晴らしさもそうじゃけれども、施設の維持管理についてしっかりと取り組んでおられる賜物じゃろうと思う。
温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント |
3.5
|
風情ポイント |
2.5
|
やぎさんポイント |
0.0
|
入浴料 |
600
|
温泉コスパ |
1.0
|