2020年2月29日土曜日

プロジェクト "山神社"(52) 合祀・境内社について②

実際問題、最近になっても神社の守り手がいなくなったと云うような事情で地元の神社を近くの神社に吸収合併させる事例というのは一定数あるようじゃ。
しかし、法的に言えば多くの神社は法人であり、法人の合併にはおそらく定められた手続きを取らねばならんじゃろう。
そう思ってちょっとGoogle先生にお伺いを立ててみると、やはりあった。
その辺の手続きを代行するところが確かに存在する。
例えばこれじゃ。

http://houmu.skr.jp/gyoumu-gappei.html

このサイトは群馬にある行政書士法人のサイトじゃが、見るとワシが思った通りのことが書いてある。
因みにこの行政書士法人を主宰しとる人は「行政書士の資格を持つ神職」という少しく変わった人(失礼)らしく、サイト内の各文章に神社に対する微妙かつ色濃い思い入れがはみ出ておってなかなか楽しませてもらった。

これを見て、やはり想像したような原因でM&Aしてもらってるケースも確かにあることは状況証拠ながらわかった。
しかしながら、疑問もある。
境内社として吸収合併M&Aされて長屋に収まっておるケースは、特に統計的調査をしたわけではないが、勿論田舎にもあるがそうでもないまあまあ人口が多そうなところにも普通に散見される。
逆に「石祠単独型神社」的に見ると、富士市とか御殿場市とか富士宮市とかの人跡まれな山間部に、風雨に晒され次第に傾ぎつつも存続しておる山神社その他の神社が、これもまた結構数多く存在しておる。
本当に野ざらしとなっておるものもあるが、祠の前に先程お供えされたのではないかと思えるくらいに新しげなワンカップ大関や榊がきちんと供えられておる祠さえある。
これはどういうことじゃろうか?
ワシは不思議に思った。
人が多いのにM&Aされている石祠。
殆ど人がいないのに傾いだまま頑張っておる石祠。
何がこの違いを生み出しておるんじゃろうか?

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。