作業は数分で終了した記憶じゃ。
アースに適しておるのはボディに直接ねじ込まれておる未塗装のネジなんじゃが、昔のクルマはそんなネジはちょっと探せば、いやいや探さなくとも普通に見れば目に入るものじゃった。
前回書いたとおり昔のクルマのヒューズボックスはわかり易い場所にあり、アースは取り放題。
今考えれば素人クルマDIYおじさんには夢のような環境じゃった。
ワシの脳内時計は止まっとるからそんなイメージしかなく、今日日のクルマもおんなじようなもんだと思い込んどったから、ドライブレコーダーなぞ(少なくとも物理的設置ではなく電源系統は)ワシレベルでも楽勝じゃワイと思っとった。
しかし前回まで書いたように、現実にはヒューズボックスに辿り着くことさえ困難を極めており先が思いやられる。
さて兎に角アースじゃ。
グローブボックスを元通りに戻し、クルマ室内の足元辺りを眺めてみた。
先ずは助手席側を見てみる。
改めて見ると、正直な印象は「隙がない」。
先代スイフトくんのセンターコンソール下とかグローブボックス下なんてスッカスカでまさにやりたい放題じゃった。
一方最近のクルマときたらこの通りの有様じゃ。
隙間がない… © ill-health(ruephas) 2020 |
一分の隙もないとはまさしくこのことじゃろう。
ぱっと見、裸のネジなんて全く見当たらん。
しかし素人目に考えても、ボディに直接ぐいっとネジ止めをせんと困る室内部品は必ずある筈。
ドアを全開にして足元に頭を突っ込んで探すと1ヶ所あった。
黄色いボディに直接ついとるネジ これは使えると思われる © ill-health(ruephas) 2020 |
なにかのプラスティック製部品(恐らくエアコン関係か)を固定しておるが、下地を見ると真っ黄っ黃。
これぞまさしくボディじゃし、ネジを見ると未塗装。
まずはこれが候補になるじゃろう。
しかし助手席側にはこれしか見当たらんかった。
勿論カーペットを剥がしたり、センターコンソール下の目隠し板のようなものを剥がせば他に見つかるかも知れんが、ワシは素人じゃからそこまでやるつもりは全く無い。
助手席側はこんなとこにしといて、次は運転席側の確認じゃ。
こら、カツオ! しっかり掃除せんとはケシカラン! © ill-health(ruephas) 2020 |
最近室内清掃をサボっとるから枯れ草のクズのようなものがたくさん落ちとる。
ついでに云えば、やぎさんの毛のようなものも散見されたヨ。
勿論その殆どはマサオと諭吉のやつじゃろう。
うほほ〜い、マサオ諭吉 全くかわいいのうコイツラときたら © ill-health(ruephas) 2020 |
今はアースの話じゃ。
見た限り、ナットについてはこんな感じの様子じゃ。
オブジェクト入りの写真を使ったのは 3回めかも知れん © ill-health(ruephas) 2020 |
意外ににまあまあ結構ある。
しかしこの中のいくつかは下地がプラスティックのものがあるし、そうでなくともアクセルとかステアリングシャフトとか何だか重要そうなパーツを固定しておるネジばかりのような気もする。
こういったネジを緩めるのは素人がやってはマズいじゃろう。
当然適正トルクもあるじゃろうが、ワシ、トルクレンチは自転車用の弱いやつしか持っとらん。
アース線を接続する方法としては、今ついとるナットを緩めて外すのではなく、余ったボルト部分を使って、新しいナットを追加して既存のナットの上に新たなナットを追加する方法もあるような気もするが、微妙で重要な場所ゆえそういったこともやめておいたほうがいいじゃろうよ。
従って、運転席側でアースを取ることはやめて助手席側のさっきのネジを使うことにした。
駐車監視用のCU-BC100という車載電源ケーブルをどのような感じでどこにつけるかを考えた時に、アースの場所の選択肢がそこそこあると自由度が増すかなあと思ったんじゃが仕方ない。
まあ勿論、ここを使うにしても何らかの形でしっかりアースが取れておることを確認してからになるじゃろう。
兎にも角にも何とかかんとかヒューズボックスの場所とアースできそうなネジを見つけることが出来た。