2021年7月23日金曜日

やぎさんが好き!(52) みかん狩りとくら園東 太陽光発電所

ここについては先日やぎさんが好き!(43) 名称不明の太陽光発電所というポストをしたんじゃが、「名称不明の太陽光発電所」ではなんだかしまらんなあと思ったんで、Google Mapsにみかん狩りとくら園東 太陽光発電所(静岡県浜松市西区深萩町304−435:やぎさんたちと直接触れ合えるのは概ね11時位まで)という名前で勝手に登録申請して承認されとる。


初めて行った日以来、すぐに行けてたくさんのやぎさんと直接触れ合うことが出来るもんじゃから愉しくて結構何回も訪れていて、オーナーのおっちゃんおばちゃんとは既に顔なじみになってしもうとるほどじゃ。
おっちゃんおばちゃんに話を聞くと、ほぼ毎日午前中にやってきて普段は発電所の柵の中に居るやぎさんを表の空き地に出して草を食べさせとるとのこと。
「生き物相手だから毎日来ないとねえ」
とおっちゃんは云っとった。
中々できんことじゃ。

本日も午前中、ちょいと時間があったのでワシはやぎさんに会いに行ってきた。
今週に入り大変に暑い日が続いておるが、やぎさんにも暑さに対して強い弱いの個別性があるようで、木陰に入ってぐんなりしとるのもおれば、おひさまのもとわしわしと草を食い込んどる元気なやつもおる。
発電所の出入り口付近にもやぎさんが長い紐で繋がれとるので、其奴を驚かせぬようゆ〜っくり静かに真っ黃っ黄のスイフトを進入させた。
以前普通な感じでさ〜っと入っていったら、それに驚いたやぎさんが全力で走り出し、その勢いで首輪が外れて逃げ出したことがあった。

今回はくだくだしき文章はやめにして、今日撮ってきた写真を主に構成しようと思っとる。

普段はこのように発電所の中に放し飼いにされておって
パネル周辺の除草作業に勤しんどる
© ill-health(ruephas) 2021

写真ではあまり伝わらんが、結構な規模の発電所じゃと思う。
この発電所の西にあるやつよりは小さいが、それでも結構デカい。

白いこやぎさん
結構ビビり
頻りに小さくべへへへへいと鳴いとる
© ill-health(ruephas) 2021


暑さにぐんなりしてへたり込んどる
カフェオレやぎさん
首の範囲にある草をはみ
あとは反芻でなんとか凌いどった
© ill-health(ruephas) 2021


広い空き地を独り占め状態のしろやぎさん
どこの高原ですかという感じじゃが
実際には浜松市西区です
© ill-health(ruephas) 2021


小型のやぎさんながらこいつは全く物怖じしない
© ill-health(ruephas) 2021


木陰に入って草をもぐもぐしとるしろやぎさん
ややニヤリとしとるな
© ill-health(ruephas) 2021


上のしろやぎさんの隣におった
カフェオレやぎさん
普通の草を差し出しても無視するが
キク科と思われる花をあげるとうまそうに食う
© ill-health(ruephas) 2021


このやぎさんはかなりの小心者で
近づくと逃げ回る
© ill-health(ruephas) 2021


何かを見つけそれをじっと見つめる
しろやぎさん
哲学なことを考えているようにも見えるな
© ill-health(ruephas) 2021


入口近くにつながれとった
小さなしろやぎさん
こいつもビビりじゃが草を上げれば寄ってくるよ
© ill-health(ruephas) 2021


皆より先に柵内に戻された大きめのしろやぎさん
文句も云わず口で草を引きちぎっては
むしゃむしゃ食べておった
© ill-health(ruephas) 2021


ニヒルな表情をワシに見せつけるしろやぎさん
ニヒルなのにビビりじゃ
© ill-health(ruephas) 2021

こうしてみると、ここのやぎさんたちはキリリ系であまりニヤリとしとる者がおらんなあ。
その割にはみんな結構ビビリで、何も持たずに近づくと、
「あらやだあらやだ、変な人が近づいてきたわ。いけないわ、少し逃げましょうべへへへへい」
と云った感じで後じさりし、更に近づくとさ〜っと逃げていく。
一方流石は草が大好きなやぎさんだけあって現金なもので、うまそうな草を手に持っとると、小さくべへへえと鳴きながらあっちから近づいてくる。
こんな奴らながらやぎさんには変わりないので頭突き位するじゃろうと思い、おでこあたりを少しぐっと押してみても(ワシの用語で云うところの「頭押し」じゃ)、皆さん平和主義者、ケンカが嫌いなようで手からするりと逃げ出してしまう。
この辺、マサオ諭吉辺りにも見倣ってほしいものじゃ。
因みに触っても平気の平左でおるのは写真5枚めの白黒のやぎさんだけで、こいつは手で口をきゅっとやっても平然としとる。
お腹の辺りを優しく掴むと、草を食べる口の動きも含めてピタリと静止し、手を離すともぐもぐを再開するのが大変に可愛い。

このように大変に可愛いやぎさんと気軽に触れ合えるのがここのいいところじゃろう。
おっちゃん(一見ちょっと怖そうな顔つきをしとる)とおばちゃんは優しくていい人じゃしねえ。
とは云っても、太陽光発電所もその敷地も勿論やぎさんたちも、おっちゃんおばちゃんの所有物、所有やぎさんじゃ。
じゃから、もしここに来てやぎさんと触れ合おうと思うのならば、常識と節度を持って出掛けてほしいと思う。
当然、おっちゃんとおばちゃんにご挨拶してからでないとダメじゃし、やぎさんを濫りに驚かせたり、草以外の食べ物、例えば紙とかじゃね、そういったものを食べさすのはご法度じゃ。




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たぶん。