2011年11月23日水曜日

かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(1)

先の11月19日の土曜に「暫く休みます」と書きました。
その頃、片付けなければならない深刻な問題が発生し、現在もそれにどっぷりと浸かっている状態です。
しかもその原因は全くの自責である上に、その問題により何の罪もない他人に物凄いド迷惑をかけてしまったという事から可成りの深さの自己嫌悪に陥っていて(一瞬「死んじまおうか」と思ってしまうくらい)、現在に至るまで非常に落ち込んでおり、心身ともに疲れています。
死ぬまでには至らないと思いますが[1] 、この落ち込みは今後暫く続きそうです。

しかし、少しでも落ち着いて自分の気持ちや状況を静かに正視し、今後への道を見つけねばなりません。
その為に少しでも役に立つかもと思い、落ち着かない自宅を出て、近くの温泉に行ってみました。
こんな複雑で落ち込んだ気持ちで温泉に行くのは生まれて初めてです。

以前にも書きましたが、私は比較的クルマの運転はうまいと思っています[2]
しかし今日の気分は余りに重すぎ、長時間の運転には耐えられないと思った為、すぐに行ける、だけどお湯はいかにも温泉っぽい所に行きました。
行き先は、かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(静岡県浜松市北区三ヶ日町都筑2977-2:053-526-1201)。
自宅から車で30分も走れば着きます。
建物の見てくれは典型的な「かんぽの宿」であり、とても「お湯はいかにも温泉っぽい所」には見えません。
ただ、実体験して頂ければ解りますが、焼津黒潮温泉元湯 なかむら館と同じ系列の、塩辛く苦いお湯です。
ただ、なかむら館のような澄度の高いお湯ではなく、お茶色の濁り湯です[3]
表示等によると、普通に循環・塩素消毒しているようですが余り気にはなりません。
寧ろ、内湯・外湯ともに僅かですがOverFlowが見られるくらいです。
昼過ぎに訪れたのですが、お客さんは殆どが地元の方ではしゃいでいる観光客は見られず、落ち着いて温泉に浸かっていられる環境です。

やや熱く加温された温泉が張られた露天風呂にゆっくり浸かって、この度の自分のバカさ加減を考えてみました。
この間47歳になりましたが、そのような人間がしでかしたとも思えぬ事をしでかしてしまい、多少なりとも他人に迷惑をかけてしまった事について数十分の間、じっくりと考えてみました。
今後どうすればいいのか深く考えてみました。

パーソナルな事ゆえここには書けませんが覆水盆に帰らず、しでかしてしまった事は仕方がない。
大変幸いな事に、今回の事に対してキツく意見をしてくれる人物がいる。
その人の言葉に謙虚に耳を傾け、迷惑をかけた人には心よりのお詫びを申し上げ、もう二度と今回のようなバカな真似はすまい。
もう少し年相応の大人にならねば…

という、普通の常識人からすると、
「なんですかこれは?こんなあたりまえの事でさえ考えられなかったのですか!」
と誰もが思う結論に至りました。
本当にバカですみませんと言う感じです。

でも兎に角、お湯に浸かりながら、対面に坐っている白い髭生やした爺さんの顔をぼんやり眺めながら、
「ああ… 私は今までいろんな意味でつけあがり過ぎていて、他者を見下した傲慢な態度で過ごしてきた。今回の事でそれに気付き、今後修正出来る機会を得た事は幸いであった」
という人として当然の気付きを得られた事、真っ当な気持ちになれたの事は良い事であったと思います。
温泉にも、私に意見をしてくれた人にも感謝する次第です。
有り難うございました。
想い出の温泉になりそうです。

[1]
どうかなあ。
悪いのは全部わたしなので真剣に心からお詫びしてみます。

[2]
つまりこの思い上がりがダメなのです。
今回のトラブルを引き起こしたのも、要するにこのような思い上がりです。
今後はもっと慎ましくします。

[3]
一部のサイトに「内湯メイン浴槽の隣にある小さな浴槽は底がつながっていて同じ温泉が入っている筈なのだが、不思議な事に透明」のような事が書いてありますが誤りです。
小さい方の浴槽は所謂「白湯」です。
メイン浴槽と露天風呂の源泉の塩分が濃いために、上がり湯として用意されていると思われます。

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たぶん。