2012年9月30日日曜日

温泉に行かない日(109) 颱風中継をお送りします

とタイトルを書いたとたん、皮肉にも風が急激に止むのは何ででしょうね。
所謂「目」に入ったのかもしれないな。
さっきまで可成り強烈な風がウチのアパートにも吹き付けていて、窓ガラスが破れる事をマジで心配していたくらいです。

ところで、ウチのアパートのすぐ脇には電柱が立っていて、玄関アルコーブからそうですねー、大体3~4mくらいのホントに目の前に、その電柱に乗っかった変電器[1]が見える訳です。
さっき玄関先に傘を2本置きっぱにしている事を思い出し、飛ばされてしまったら諸人の迷惑になると思い、強風下ではありますが玄関から外に出て、傘を回収してからふとその変電器を見ると、変電器本体なのか碍子の辺りなのかはわかんないけど、兎に角バチバチ(パチパチなんてかわいいもんじゃない。バチバチだよ)音がしてて、盛んに火花が散ってる訳。
危なすぎて、且つ美しすぎて思わず見とれてしまったわ。
そのあと思わず笑ってしまったわ。
で、別の方に目をやれば、アパートから数百m先にある高圧鉄塔全体からも盛んに火花が飛んでいて、もう殆どクリスマスツリー。
東京スカイツリーのイルミネーションは、どっかの電機会社の専門家がプロジェクトチームを組んでプランしたらしいけど、ウチの近くにあるその高圧鉄塔から盛んに発生する火花の方が、偶然と必然が生み出したハプニング的美しさがあって、そう言う意味ではスカイツリーを遥かに凌駕していると思ったよ。
危ないけどね。

別に停電になっても全然構わんけど、あの火花を見てると変電器が急に「ぱいぃぃぃ~ん」と爆発して、破片がウチの方まで飛んでこないかと心配になるよ。
冷静に考えて、電気のプロにしてみたらたぶんこの程度の事象は織り込み済みで、全然セーフティの範囲内なんでしょうね、多分。
爆発なんてしないんでしょうね、多分。
恐らくあの火花は、颱風の風で遠州灘から飛ばされていた塩分の仕業のようにも思えるけど、兎に角私のように強電のことに無知な素人にとっては、「高い圧力の電力を送っている設備から火花が飛んでる」なんて状況は恐ろしいの一言であります。
後で真水をかけてみようかしらん。

と、こんな駄文を書いてるうちに、再度風が強まってきた。
早めに寝てしまおう。

[1]
変電器?変圧器?
私にはよくわからんけど、ほら、電柱に乗ってる灰色でなみなみひだひだのケースに入った機械のこと。

温泉に行かない日(108) せっかく颱風なのでダム湖に行ってみた

私は変人なので、天候に関して、その天候を一番派手に感じられる所に飛んで行きたいという変な願望が時々生じます。
この前の冬のある日、その日は非常に寒くて、北の方の空を見たらどす黒くて凶暴そうな厚い雲に覆われてたので、これはもしや雪が降ってるかもしれないと思い、矢も盾もたまらず車で出かけ、思惑通り下界では滅多に見られない雪を存分に楽しんだり、気温が高いと知ると矢張り矢も盾も溜まらず、佐久間(静岡県の中では非常に気温が高くなる事で有名)に車で出かけて熱中症になりそうになったりとか、そんなバカな事を時々します。
で、このニュース。
「強い台風第17号は、30日15時には潮岬付近にあって、北東へ毎時45kmで進んでいます」
か。
ほほう、成る程。
じゃあ、それをがっつり感じられそうなとこに行こうじゃない。
しかも、あんまり危険じゃない方がいい。
海辺だと、矢張り風のパンチ力が段違いだし、高潮に掠われてオーストラリアまで流されるのもつまらん話だし。
ということで選んだのが、都田川ダム(静岡県浜松市北区引佐町川名字八平2-1:053-544-0324<いずれも管理事務所>:ダム湖名称は「いなさ湖」)。
自宅から30分程で行けるし、途中崩れそうな崖とかもないし、山の中だから適当に風も弱まっているだろうし、川も大きくはないから危険度は比較的低いと思ったんですね。
と同時に、
「ひょっとしてダム湖の吃水(っていうのかな。水かさの事)が結構限界ギリまで盛り上がっちゃってて、洪水吐から水がじゃんじゃん越流してるんじゃねえか。だったらすげえな見てえなコーフンするな」
などという勝手な妄想を抱きつつ車で現地に向かいました。

が、期待に反してダムの状態は別にどうってことはなく、水かさはそんなに上昇してなかったし、じゃんじゃん越流なんてしもしてないし。
普段と余り変わらぬフツーな感じでした。
残念。
ということで、雨に噎ぶ美しいロックフィルダムを暫く眺めてさっさと家に帰りました。

ダム自体はどうってことなかったけど、むしろ行き帰りの道中のほうが怖かった。
雨で前がよく見えてないヘタクソな車が多く、そいつらはヘッドライトもつけてなくて、例外なく中央線を大きくこっち側に越えて走ってくるからですね。
ということで皆さん、自然には逆らわず普通にじっとしているのがよいようです。
意味ないなあ~、全く。
こんな事なら近場の銭湯にでも行けば良かった。

2012年9月29日土曜日

温泉に行かない日(107) 父親の入院とテルマエ・ロマエV

如何にも意味ありげなタイトルですが、父親の入院とテルマエ・ロマエVには何の関連もありません。
ただ、二つの事を纏めて書いているというただそれだけの事であります。

昨日、田舎の父親が地元のERに担ぎ込まれたとの報が入り、急遽仕事を休んで帰郷しました。
まあ彼は70過ぎとそこそこ高齢であり、体のあちこちにガタが出ているようで、そう言う意味では正常に加齢しているという事でしょう。
70になっても80を過ぎても元気満々ってジジイは、私に言わせりゃあそれは妖怪です。
とは言っても子供としては当然心配な訳。
母親によれば数日前から腹が痛い腹が痛いと訴えていたそうで、遂に辛抱たまらず救急車でかかりつけ医(内科系)にいったら、即、地域の二次救医療機関であり、かつて本人が消化器のオペをした病院に転送されたそうです。
結果として診断は「上部消化管穿孔」。
上部消化管って言う事はつまりまあ十二指腸かどっかに穴があいたんでしょう。
オペはなしで、治療方針としては暫く絶食して自然に治癒を待つ、所謂「保存的治療」というヤツ。
本人が高齢な事、以前同じような部位のオペをしている事が治療方針に影響しているんでしょう。
ひょっとして腹腔鏡がニガ手な医者に当たったのかねえとも思いましたが、多少入院期間が長くなろうとも侵襲性の高い辛い治療を受けるよりは本人にとってはいいのかなと思いました。
また彼は、以前オペした時に禁酒を申し渡されていたのにも関わらず、隠れて継続的に飲酒してたみたいで(一昔前の高校生みたいで凄くシンパシーを感じるけど、確実に今回の病因でしょうな)、入院しちゃえば少なくともその期間は酒も飲めない訳だから、そういうメリットもあるかもしれません。
そのまま断酒して欲しいと思う。
ERでの救急処置を受けた後はICU病棟に入院。
治療計画書によれば、3週間入院であります。
母親と入院に必要なものを用意し病棟に預け、サインした書類の内容や看護師から受けた説明を父親にかいつまんで解りやすく説明し、各種入院手続きを済ませ、その日のうちに自宅に戻りました。

今回は車で帰郷したのですが、帰りの高速では主要JCTで事故を起こした生禿げたバカオヤジのおかげで大渋滞が発生しており、10分もかからず通過出来る区間に1時間以上を要したため心身ともに疲れ切り、翌日(つまり今日だね)の仕事も休ませてもらう事に。

で、本日。
10時前まで死んだように眠りこけていて先程起床。
シャワーを浴びてひげを剃り、歯を磨いて先日買った「テルマエ・ロマエV」を読んでました。
前巻からなんだか変な方向に物語が進んでいる気がするのですが(否定的な意味ではないです。私らパンピーには思いもつかない面白い方向という意味)、Vもそれを引き継いでいて読み飽きません。
ただ、物語の本質には全く関係ないものの気になったことがあって、それはV巻の最終部分に挿入されている、作者ヤマザキマリさんのエッセイ(コラム)「ローマ&風呂、わが愛 Vol.20」に書かれているワンセンテンスです。
「とりあえず今の私は『テルマエ』終焉に向けて、チャリオットの馬のごとく鼻息荒く怒濤の展開を進めて行きたいと思います」
終焉か。
「あぶさん」とか「こち亀」みたいに長く連載が続く漫画ってのは当然稀で、殆どが連載開始後数年のうちに終焉して行くとは解ってるんですが、テルマエ・ロマエという漫画のファンとしては、出来るだけ長く読みたいという希望を持つのは当然でしょ。
ヤマザキさんのテキストは「では皆様、またVI巻でお会いしましょう!」で終わっているため、少なくともこれで出し抜けに終わってしまうのではないようです(当たり前か)。
一読者としての希望は勿論、次のVI巻の終わりでは「では皆様、またVII巻でお会いしましょう!」、さらに次には「では皆様、またVIII巻でお会いしましょう!」というテキストが出来るだけ長く続く事です。
ヤマザキさん、出来るだけ長く私らを楽しませてください。
ルキウス[1]も頑張ってよ。
お二人さん、何卒お願いしますね~!

[1]
ルシウス・ルキウス問題(テルマエ・ロマエの主人公ルシウスの綴り・発音について)は、Wikipediaテルマエ・ロマエのノート参照。
古典ラテン語専門家、或いは専門家気取りの方々によるWikipediaらしい、頭のカタ~い論議が繰り広げられております。

2012年9月23日日曜日

伊勢志摩スカイライン 朝熊山展望台展望足湯(1)

鳥羽と伊勢を繋ぐ伊勢志摩スカイライン(三重県伊勢市宇治館町岩井田山677-1:0596-22-1810:営業時間は時期及び周辺での行事等で変動するため要確認:普通車¥1220)という全長16㎞の有料道路があります。
鳥羽方面に車で観光に訪れた人の中には走った方がいるかも知れません。
その道路の丁度鳥羽市と伊勢市の境目の辺りの伊勢側に「朝熊<あさま>)山頂展望台」という施設があり、そこには売店や茶屋(軽食堂)ってのが設置されてます。
売店や茶屋自体はこういったシチュエーションでありがちな普通な感じですが、その建物の屋上部分横に展望足湯(伊勢市朝熊町185-3:売店0596-22-1248:¥100:10時~16時)があります。
場所が場所だけに流石に温泉とは行きませんが、記憶では(メモ取るの忘れたので違ったらごめんなさい)伊勢神宮の脇を流れる五十鈴川かどっかの清冽な水を夜間電気を利用して汲み上げ、掛け流しにしているというそこそこ贅沢な足湯です。
名前の通り大変景色の素晴らしい場所に設置してるので、足湯を楽しみながら伊勢湾の様子を眺める事が出来ます。
足湯の脇にある小屋(脱衣室)にかけてある木製の料金箱に¥100を投入し、靴下を脱ぎスボン(死語?)をまくり上げてお湯に足を浸します。
少し熱いですが、例の如く暫くじっとしていればすぐになれます。
料金箱の脇には、入浴指南書の様なものが掲示してあり、それには「足湯に浸かりながら熱いお茶を飲むと、体が内外から暖められ大変よい」(これも記憶ですスミマセン)とあります。
個人的には、足湯に浸かりながら飲むべきは、冷蔵庫で良~く冷やした純米カップ酒だとかねがね思っているので、お茶は要らないな。
10分ほど足湯を楽しみ、景色も楽しみ、車なんで流石に良~く冷えた純米酒とは行かないため、代わりにソフトクリームを食してから下山。
足湯料金自体は¥100と安いものですが、そこまで行く為に通行料金が別途¥1220かかるため、わざわざ足湯を目的にするのはどうかとは思いますが、伊勢志摩スカイラインでのドライブが目的ならば、ついでに寄って行く価値は充分にあると思います。

なお、タイトルの「伊勢志摩スカイライン 朝熊山展望台足湯」は正式名称かどうか自信がありません。
いろんな場所でちょっとずつ異なった名称が書いてある状況です。
単に「展望足湯」と呼称している場合もありますし、そもそもが「朝熊山展望台」っての自体も怪しい。
公式ウェブサイトでは「朝熊山頂展望台」と書いてあるし、Wikipediaの朝熊山の項では「山頂展望台」(朝熊という固有名詞は付いてない)だし。
私はこういう事になんか変に拘ってしまう性格なんで、この状況はやや気持ちが悪い訳ですが、ここでは公式ウェブサイトのトップページからサイト内リンクされている展望足湯ページの表記(「朝熊山展望台の”展望足湯”が大好評!!」)の記載に準じて「伊勢志摩スカイライン 朝熊山展望台展望足湯」としました。
まったくど~でもいい事だとは思うんだけどね。

また、それと同じくらい~でもいい事なんですが、この足湯には犬は入れませんからね、念の為。

2012年9月18日火曜日

たおやかに勤務中Returns(11) 不自然に走行

A:
おい、この記事見てくれ。
医者が飲酒でとっつかまって、捕まった原因は「不自然に走行」してたからだって。
じゃあ「自然に走行」すればダイジョウブだったんだ。
鍛錬がまだまだ足らんな、まだ青いわ長谷川[1]めが。

B:
まぁ、自然に走行してたら停められることもなかったでしょうね。

A:
酒は呑んでも呑まれるな、と。
しかし飲酒でクルマ転がすなんて、バカなイシャだな。
人殺しする前にとっつかまって良かったよ。
それはそれで社会的問題だけど、多分そっちは他の奴らが糾弾してくれるだろうさ。
オレとしては兎に角「不自然に走行」ってのが変な感じで少し笑えただけなんだな。
「不自然に走行」っていう字面読んで直ぐに脳裏に浮かんできたのがさ、キャリー農繁バージョンに乗った農夫が新静岡ICから流入してね、全然普通に周囲に違和感を一切与える事なく新東名をバックで三ヶ日JCT方面に走ってたとか、イオンで買った7000円くらいのスーツで身を固めた中小製薬カイシャ係長が社用車のPRO BOXに乗って午前11時の環七で一人ハコ乗りしてたとかね。
あるいは野田総理が日野レンジャーに乗って阪神高速環状線で二輪走行してたとかな。

B:
不自然を通り越してますね・・・
「奇抜に運転をしていたので」と記載した方がいいかもしれないです。
それとAさん、後からいろいろ書き加えないでください。

A:
そうかな?
ダメかな?
それはそうと「バックで普通に」位だったら、まだ「不自然」のカテゴリ内でしょ。
やれって言われりゃオレだってできそうだぜ[2]
ただし、モンゴルみたいな大平原でっていう条件付きだけどな[2]
さっきの「二輪」というののイメージは、「ジャックナイフ」状態で安定して公道を走り続けてる状態ですね。
それだったら、まあ何とか「奇抜」に含まれるかな。

B:
一人でハコ乗りとかは、もう変態ですね。

A:
やらせてみるか?G[3]に。

B:
BMWでやらせましょう。
捕まった際の上司のインタビュー(目線とボイスチェンジャー付き)も考えておいてください

A:
ハコノリとジャックナイフやらせよう。
インタビューに関しては、オレ、ヴォイスチェンジャー持ってないから、たばこのセロファンで代用していいか?(by柳沢しんご)

B:
「彼はね、職場での礼儀もしっかりしていて、仕事も非常に熱心だったんですけどね。
いかんせん・・汗かきだったんですよね・・。
それが今回の事件の発端になってしまったと思うと・・(泣)・・。汗かきをどうにかしてやれれば・・・(泣)」

A:
わははははは。
いいぞ、そのインタビュー。
わはははは。
セロファンを口に当ててな。

[1]
新聞などのメディアで報道済みだから、本名出しても問題ないと判断しました。
2012年9月14日に現行犯逮捕された山形大学付属病院医師 長谷川七重(43)のこと。
山形署は14日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、山形市飯田西、山形大付属病院医師、長谷川七重容疑者(43)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は14日午前3時15分ごろ、自宅近くの市道で、酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。
パトカーで巡回中の署員が不自然に走行する長谷川容疑者の車を見つけ職務質問した。
山形大では7月にも、当時医学部の男性助教が酒気帯び運転の疑いで摘発されている。
[2]
出来る訳がない。
モンゴルだろうがどこだろうが、出来るわけない。

[3]
これはゴルゴ13の事ではなく、以前も書きましたが(その時は確か「S」扱い)B君の後輩で私の部下のこと。
兎に角汗かきで、愛車のBMWの他大型バイクを1台所有する金持ち。
汗かき+金持ちという最悪の組み合わせを持つ男。

2012年9月17日月曜日

南アルプス赤石温泉白樺荘(4)

この温泉には前回、2012年3月頃に行っているんですが、その時、薬とかを入れたビニールポーチを現地に忘れました。
遥々3時間かけて自宅に帰着後それに気付き、直ぐに電話して事情を説明し、遠方のため中々再訪出来ぬ故、規定には反するとは思うが暫く預かってて欲しいと施設の人にお願いした訳であります。
あれから何と半年、如何に何でももうそろそろ取りに行かねば拙かろうと思い、昨日2012年9月16日、白樺荘に向かいました。
今回は忘れ物回収とは別にもう2つ狙いがありまして、それは、
  1. 新東名を走ってみたい
  2. 新東名を走る時、新たなきゅーちゃん(カーナビ)[1]はちゃんと機能するか[2]を見てみたい
というものであります。

1.の心理はまあ比較的多くの方にご理解頂けるのではないかと思います。
普段私は温泉目指して東に走るときは、東名を使う事はなく大抵国道1号バイパスに乗ります。
でもまあ折角新設なった新東名。
一度は走ってみたいじゃない。
で、実際走ってみましたが、確かに走りやすくて安全で、ストレスは感じませんでした。
しかし余りに走りやす過ぎて場所に寄っては(例えば緩く長い下り坂)意識せぬまま140㎞をあっさり越えてしまうことも。
思ったのは、名前に「新」が付く高速は何となく同じ様なイメージがあるなあということで、新名神を最初に走ったときも同種の感想を持った記憶があります。
まあ私の場合、東京方面に向かうときは上手く使えそうという事が実感出来たのは収穫でした。

2.についてはキチンと更新されていましたので問題はありませんでした。
ただ、浜松から静岡の井川方面に向かうのに、わざわざ静岡経由(新東名浜松浜北IC⇒新静岡IC⇒静岡県道27号線)を選ぶ意図がわからんとは思いました。
普通は浜松浜北IC⇒島田金谷IC⇒静岡県道64号線だと思うんだけどなあ。

で、そういった事を確認しつつ半年ぶりの白樺荘に到着。
施設の開場は10時ですが、私の到着時間は10時過ぎ。
連休中日であり、既に観光客や登山客がわんさか来ているのではとの危惧を抱いていたのですが、現場に着いてみれば駐車場には数台の車しか見えません。
意外に結構空いてるみたい。
浴室に行く前にフロントに立ち寄り、ビニールポートを無事回収。半年もの間保管していてくれてありがとうとお礼を言い、500円払って早速入浴。
想像違わず、浴室に入っても3人程度しか先客はいませんでした。
そのうち二人は親父とジジイだったんだけど、露天風呂の縁に腰掛けてしきりに、
「昔のバイクのエンジンは良かった。面白かった」
という話をしていて、横から聞いているといちいち頷首できる話題ばかりだったんだけど、如何せん大声でかつ際限なく続けているものだから煩わしくなり、一旦内湯に逃げ帰りました。

ところでこの温泉のお湯のコンディションに関しては前回ポストで書いた通り、移転開設直後はまあ酷いものでしたが、最近はまあ何とかなってきています。
勿論旧施設と比べられるレベルではまったくなく、ヌルツル感・お湯のとろみ・香り・湯の花の量、等々、それら全てに店において旧施設の10段落ちです。
でもまあただ露天風呂の方であれば、湯口付近限定だけどある程度の湯の花が見られるし、旧施設では叶わなかった「露天に入りながら雄大な赤石山脈を眺める」という味わいもありますので、最近は余り文句も悪口も言わず、素直にお湯を楽しんでます。

ところがですな、驚くべき事に、露天風呂に戻った私の耳に例の、
「昔のエンジン大好きジジイコンビ」
のこんな会話が入ってきました。
「湯の花なんて、あんなもの別にうっとおしいだけだし、あってもなくてもいいわねえ」
「うんそう。ありゃ別にいらん」
「たぶんみんなそうだろうから、施設の方でも機械通して濾しとってくれてるんだろうなあ」
「そうしてもらうとお湯がすっきりしていいなあ」
「そうだねえ。ここのお湯はなんかすっきりしとっていいなあ」
「あんまり色がついてたり臭いがしたりしても疲れるしなあ」
「透明で清潔なかんじのほうがいいわなあ」
それを聞いて、わたしゃ~脳天に杭を打ち込まれた様な衝撃を受けました。
私を含め、一般的に温泉好きな人が思うことと全く真逆の事をこのジジイコンビは言っています。
オレらの感覚がオカシイのか、ジジイコンビの感覚がズレてるのか解らないんだけど。

湯の花なんてなくていいから濾し取って欲しい。
お湯は特徴なくすっきりしていた方がいい。

う~むむむ…
すげえ割り切りというか、何か一寸違うんじゃないの、と正直思った。
だったらこんな山ん中の温泉にわざわざこなくていいじゃない。
別に家の近くのスー銭かどっかにいけばいいじゃん。
そう思う訳です。

でも一方でこうも感じた。

確かにワタクシ、普段は泉質は気にしないと宣言している。
宣言している割には、ヤッパリ気になってるんですよね、改めて考えるとね。
このブログにも泉質がいいとか悪いとか、知ったかぶりして書いてます。
そういうのって、はっきり言って、やらしいよね。
貧乏でも構わないと公言しているのに裏で小金を貯めてるヤな人みたい。
そう言う臭いがプンプンする、自分で。
そう考えると、意外にジジイコンビの方がマトモで普通なのかもしれない。

似た様な話があります。
一昔とか二昔くらい前の話です。
地酒を矢鱈に有り難がり、所謂ナショナルブランド(例えば「大関」とか「白鶴」とか「松竹梅」とか、誰もが知ってる全国的ブランドのこと)の酒をさげずむようなブームがありました。
その頃地方のジジイ達は大抵ナショナルブランドを愛飲してて、最近酒を飲み始めたばかりのオレのようなまだケツの青いガキどもが地酒や純米酒を有り難がっていた訳です。
で、ナショナルブランドを愛飲しているジジイどもを、
「日本酒の味もわかんねえ可哀想なジジイ」
扱いして軽蔑し、バカにしていた訳です。
味は当然、金かけて少量作った酒を高いカネ払って買って呑んだら旨いに決まってる。
でも、ジジイ達は日本のどこに行っても安く売っていて、どこで呑んでも安定して同じ味がする酒で充分だし、安心して呑めると思っているんだよね。
それはそれで正しくて、地酒好きな人たちは自分たちだけで勝手に地酒呑んでりゃいいだけの話で、ナショナルブランド好き(というかそれしか知らないのが正解かな)なジジイ達をわざわざさげずむ必要はなかったんです。

温泉(泉質とか風情を含めた)についても同じかな。
やたら過剰に泉質や風情に拘って追究し、そう言う事に拘泥しないでただ一日の疲れを癒す為に湯に浸かるだけの人たちを「無粋だ間抜けだ」という風潮が一部にあり、どっちかって言うと私はいつの間にか最近そっちサイドに立脚点を移しつつあったかもしれないです。
塩素臭ばかりが臭いたつ浴槽しかない風呂に嬉々として入っている人たちに対して、心の中で若干「バカにする」気持ちがあるのは事実だし。
いい温泉に入りたいという気持ちは当たり前なんだけど、他のヒトのことは関係ないねと思わないとね。

人それぞれ、物事の楽しみ方や感じ方は違うからね。
人が自分が思っている事とは逆のこと思ったり言ったり感じたりする人が世にいるのは当たり前の事で、そういう事や人に対していちいち必要以上に反応したり非難するのは、大人じゃないと思います。
相手を認めたり、相手と理性的に話せたりする成熟した大人にならないとね、と50前にして悟った未熟なわたくしでありました。

[1]
以前使っていたカーナビと同様、新しいナビの型番にも数字の9が含まれるため、引き続き「きゅーちゃん」と名付けましたが、変ですかな?

[2]
最近のカーナビは何年か限定ではあるけれどもネット経由であれば地図データを無料で更新出来ます。
私の買ったきゅーちゃんを買った理由の一つも地図無料更新サービスがあるからですが、まあ大変苦労致しました。
私はデータのダウンロードはメーカのウェブサイトから直接行うか、まあ精々ウェブアプリを使ってやるんだろうと思ってました。
ところが意に反してWindows OS上でしか動かないアプリを使わなければならないと知って大変動揺しました。
恐らくSDカードのフォーマットがWindowsのものなのでしょうね。
私はMacユーザです。
日頃使ってるMacBookには一応Boot Campにより最低限のWindowsXP環境を作ってはありますが、そのパーテーションの広さは極く少なく今回は使えません。
ということでWindowsPCを持つ友人にかなりの無理を言って、なんとかかんとか更新まで辿り着きました。
その更新自体も大変面倒で、マニュアル通りにやったのに上手く行かず何回もリトライし、時間がかかったとその友人から聞きました。
こんなに苦労したのでちゃんと更新されているかどうか試したかったんですね。
地図データ更新作業については、メーカに再考をお願いしたい気分ですねえ。

2012年9月13日木曜日

たおやかに勤務中Returns(10) 新聞紙で骨にひび

A:
新聞紙にけつまずき、右足薬指を強打し、整形に受診する漢

B:
情けない漢ですね。

A:
黒紫色に染まり、やや右に曲がった状態になっている

B:
右足の薬指を強打し、壊死しても病院にかからなかったんだぜぇ~
ワイルドだろ~

A:
吹いたわ!

B:
とりあえず
相当ひどいようなので、お大事にしてください・・

A:
後で診療明細書のPDFを送ってやるから、めんたまひんむいてよ~く読んどくんだな、へっ!

B:
まさか手術の所に点数が入ってるんじゃないでしょうね。

A:
外来オペしたらそうなるよな

B:
おかげで足の指が一本なくなっちまったぜぇ~
なくなってから病院いったら、
「手遅れです」っておこられちまったぜぇ~
ワイルドだろぉ~

A:
もうやめてくれ~!
部下に睨まれた

2012年9月8日土曜日

温泉に行かない日(106) 温泉より清掃

数年に1回とかの割合で、午後の奥様方向け報道娯楽番組とかで出てくるのが「ゴミの家」系の話題。
よくあるでしょ、ほら。
家主(或いは住人)がだらしないとか、勿体ない精神を過剰に装備してるとか、収集癖が強いとか、まあ様々な理由で敷地内にゴミ或いはゴミ類似物が山を成し、場合によっては悪臭を放ち、近隣をして迷惑の極地に陥れる、みたいなニュース。
まあこの手の出来事のポイントは、その家の周辺に住む人々は大変な迷惑を被っているのに、本人はそれに気付いてなかったり、周りが迷惑そうにしているのは何となく解るんだけど、何故彼らが迷惑そうにしているのかマジで解らないという部分です。
要するに自分では、自分の家にゴミが山を成しているというこの状態が、全く持ってノーマルな状態だと思っているんですね。

で、私の部屋。
はっきり言ってまあ、上でご紹介した「ゴミの家」の縮小版と化しております。
書籍、音楽用CD、DVDが山を成し、或いは崩壊し扇状地を形作り、その間を更に子細に眺むれば、先週家人に隠れるようにして呑んでいたカップ酒や発泡酒の空き缶空き瓶が転がっており、ベッドの下には数年前に組み立てを諦めたプラモデルの残骸が僅かに顔をのぞかせ、その横には選択し損ねた靴下が放置プレイの憂き目に逢っているという始末。
筋金入りのツワモノならいざ知らず、普通の人なら眉を顰める、或いは最悪の場合卒倒することは先ず間違いないでしょうな。

まあ唯、この部屋の住人たる私は、この部屋の現状が余りに常軌を逸しているという強い認識があるというのが、一般的な「ゴミの家」の住人と違っている所であり、 この週末は温泉も含めてどこにも出かけられない[1]事を逆に利用して、思い切って大手術を行う事にした訳です。
朝から始めて現在は10時過ぎ、面積的にはほぼ2/3程度を清掃するに至りました。
いやあ酷かったですねー。

いやあ、そして意味のないポストだなあ。
小学生の夏日記以下だ。
反省反省。

[1]
今日明日は久しぶりの2連休なのですが、本日土曜日は正午過ぎに所用があって少なくとも遠方の温泉には出かけられず 、明日は先日受けた人間ドックの結果尿蛋白に異常値が認められたため、腎内医師に蓄尿[2]を命ぜられ外出不能。
全く詰まらん週末ですわ。

[2]
朝一番のおしっこの次のおしっこからスタートし、次の日の朝一番のおしっこまでを全てポリタンクに蓄めていき、その総量を記録するとともにポリタンクを良く撹拌し、スピッツに少量のおしっこを分けて検査するというマゾヒスティックな検査。

2012年9月4日火曜日

温泉に行かない日(105) 「女体盛り」でこのブログに来た人に告ぐ!

Bloggerでもそうだし、他のブログサービスでも多分そうですが、開設時には「あなたの作るこのブログはえっちなサイトですか?」みたいな質問があります。
それに対して「そうですよ~」と答えると、想像ですがブログ見ようとするときに「あなたは成人ですか?」みたいな事を訊かれるんだと思います。
このブログの場合、「このサイトはえっちじゃないですよ~」と答えているため[1]そのような仕儀にはなっていないわけです。
しかし、たまに人をして「えっちじゃねえか」と思わせる内容で書いてる時もあります。
今までだと例えば、愛知県に存在する秀逸な温泉を持つラブホであるグランドヴィアとか、神宮球場とラブホの件だとかです。

本日帰宅後、まったくもって健全すぎるこのサイトにたどり着いた人がどんな検索の結果訪れたのか暇つぶしに見ていたら、このような感じで来ていた人が一人いたことが判明しました[2]

まあ、わかる。
検索対象になったそのポストには、雄琴温泉と女体盛りという最強のキーワードが内容には含まれているからねえ。
理由はわからないけど、このキーワードでの検索結果が2番目というのも解せないんですが、それが事実であり、期待をもってこのブログに来てみた人はきっとがっかりしたのかもしれませんねえ。

すまんなあ、この人。
期待にそえられなかったのか、過去はともかく現在における事実を確認できて一安心したのかよくはわかんないけど、まあどちらにせよ、これをきっかけにたまにはこのブログをナナメヨミでもしてみてください。
けっしてえっちでもなく、まじめでもなく、意味もないけどね。
ただ、温泉のことについては自分の能力の範囲内ではあるけどまじめに書いてるからね。
どうしようもなく金がなく、どうしようもなく暇なときには、多少の時間つぶしにはなるでしょうからねと、ぬかりなくさりげなくちょっとした営業活動をするわたしであった。

[1]
私自身がえっちであることは、これを全く否定しませんがね、わははは。

[2]
2012年10月28日追記。
更には、こういう状態でも当ブログに来て頂いてどうも有り難う。
山梨+女体盛り、か… ふっ…。
なんで「女体盛り」が絡んだ検索結果でこのブログが比較的上位でヒットするのかがさっぱり解りません。
正に、世に女体盛りの種はつきまじ、であります。