膝の痛みとの格闘は続いてます。
ワシは集団で走るのが余り好きではなく大抵独りで乗りに行くんですけど、そうなると膝の痛みがマックスになって全然走れなくなった時どうしようもないというリスクもあります。
ですので、ちょっと遠くに長距離走りに行く時とか坂が多そうな時には情けないですけど、予定しているコースの近くまでクルマで行くことが殆どです。
例えば、春野から気田川に沿って走り横山経由で船明に抜ける時とかには、浜松市天竜区役所までクルマで行ってコースに入ります。
また例えば、ハマイチをする時には気賀の浜松市北区役所までクルマで行ってコースに入ります。
で、今日は後者のハマイチやってきました。
昨年11月から今年の3月4日までは全く走っておらず、しかもその3月4日のランでは定番通り膝の違和感と若干の痛みの他、脹脛が攣るという情けない状態で、まあそりゃそうだわ、全然走ってないんだもん。
ですので今日も弱々しくクルマで気賀まで行こうかと考えとった。
西寄りの風7m以上という風の強さだし。
でも、気温は温かい。
温かいと何となく膝も持ってくれるかもという根拠なしの期待が芽生えてきた。
西寄りの風ということは、ハマイチ前半の西に進むエリアは完全アゲインストで辛いがその部分はまだ体力があるだろう。
膝もまだ痛くないはず。
逆に体力が落ちてきて、もしかして膝の痛みが出始める後半には逆にフォローの風がワシを助けてくれるのではというセコい計算も働いた。
ならば、今日はDoor to Doorでやってみようと決めた。
味噌汁を1杯だけ啜ってから8時に出発。
自宅を出て北に向かって走って、三方原から気賀に降りていく姫街道の長いスロープを気持ちよく走ったけど、帰りここを登るのかと思うと篦棒に気が滅入る。
都田川の落合橋を渡ってすぐ左に折れて、堰堤に咲いた桜のトンネルを走りましたが、まあ綺麗だったですね。
久しぶりにちゃんと桜を見た気がするよ © ill-health(ruephas) 2018 |
都田川の河口まで走って浜名湖沿岸の自転車専用道を走りますが、予想通り風が結構強く身を竦めるようにしたり、下ハンを使ったり。
下ハン苦手です。
東名浜名湖SAの横抜けて佐久米で左折して出来るだけ浜名湖に忠実に走ります。
と書けばそれらしいですが、佐久米を直進すると瀬戸までの間に結構アップダウンがあってシンドいから回避したまでの事よ。
その代わり少しガタガタ道で走りづらいけど。
ロードだとこの荒れっぷりが限界かと思う。
細いガタガタ道を走って浜名湖遊覧船の瀬戸港に着くまでに、歩いていた爺さんに不吉なことを云われた。
「お、あんたもあれか?今日やる自転車の大会だかに出るんか?」
は?
なんだそれ、自転車の大会って?
そんなの全然知らん。
「なんだか結構たくさんの自転車が走るらしいよ」
そんなの敵わん。
そんなイベントに巻き込まれたくない。
大量の人が集団になっているというのは、ワシが最も忌み嫌うところの状況じゃ。
取り敢えず瀬戸港(メルくんの館ですな)まで走って休憩がてらネットで調べてみた。
あった。
浜名湖サイクル・ツーリング2018
ぐう…
なんだって!?
ハマイチレギュラーコース定員1500人だとぉ!
ファミリーコース定員400人だとぉ!
いかん、こんなのに巻き込まれたら大変だ。
ただ救いなのは、彼奴らめのスタート地点は浜名湖ガーデンパークで、ワシがスタートした西気賀の云えば対岸。
と云うことは、彼奴らめは今頃そうだなそれこそ舘山寺とか気賀とか奥浜名湖の三ヶ日辺りにいるのではなかろうか?
そしてどっちにしろワシを追っかけてきている格好であると。
よし、運が良ければ彼奴らめがワシに追いつく前に、ワシは浜名湖ガーデンパークより先へ逃げ切れる可能性は充分であろう。
よおし、こうしてはおられん。
違和感が出始めた膝を庇いつつ、グイと前に走り出す。
瀬戸から先は「浜名湖に忠実」を放棄し、最も効率がいいと思われるR301を使って知波田、鷲津、新居町と抜け、弁天島で左折し渚園を過ぎて雄踏の駐車場まで何とか辿り着いた。
実はこの時点で右膝がそこそこ痛くなってきていたため小休憩。
持参のロキソニンを服用したかったけどマヌケなことにドリンクボトルに水はなく自販機もないので頑張って暫く走ることにしました。
急遽目的地になった浜名湖ガーデンパークを過ぎまずは一安心。
何とか逃げ切れた模様。
膝の痛みはだんだん強くなってきているけど、踏み込んだり、ヘンに引き足っぽい動きをしなければ何とかなる感じで、ちょっとしたスロープでもダンシングを使って膝を庇って走る感じ。
で、やっと舘山寺に到着。
自販機でお茶を買い、ロキソニンを服用。
薬が効いて膝の痛みが和らぐまで大休憩としよう。
舘山寺門前広場というちょっとした公園で少し休んでからトイレに寄り、ただこの辺だと何か落ち着かないのでもう暫く走って浮御堂の辺りにあったベンチに腰掛け、浜名湖を眺めながら、gloを一服しながら(ダメだよねえ、せっかく自転車に乗ってるって云うのに)30分本格休憩。
湖を行く観光船や、頭上を通るロープウェイの人たちに意味なくにこやかに手を降ったりして、バカだねオレも。
クスリが効いてきた感じなので出発。
ゴールの気賀まであと少しだけど、途中東名を横切る前辺りに短いが急な坂道がある(個人的には「呉松の峠」と呼称してます)のが心配のたね。
動物園前の交差点辺りから、例のファミリーコース参加者っぽいヒトビトとスレ違い始めました。
名前の通りファミリーが殆どでしたが、多くが「ガチなロードバイクに乗った親父と普通な自転車orLOOK車っぽい子供用スポーツバイクに乗った子供」という組み合わせ。
頑張ってゴールしてください。
懸案であった「呉松の峠」を根性とダンシングで駕げば、後はもうほぼフラットな道が気賀に続くだけで、しかも風はフォロー。
計算通りの展開に思わず車上で北叟笑む薄気味悪い初老であった。
このあたりではもう大量のファミリーコースの人とスレ違いましたけど、あまりマナーがよろしくありませんでしたなあ。
並列で走る、右側を走るなど当たり前。
大会運営人はスタート前にはその辺ちゃんと説明してはいると思いますが、参加者の方は聴く耳持ってなかったんだろうね。
まあ仕方ない。
更に走って無事気賀に到着。
今度はいい時間帯なので花見客が大量にお出ましになっており、降車して歩く。
歩いて気賀駅まで到着。
直虎ブームが去って落ち着いてました その代わり地元のワルガキどもがバイクで集合 他に行くとこないのかねこいつら © ill-health(ruephas) 2018 |
ただ、いつもだったら市役所に停めているクルマに自転車を積み込み帰るだけなんだけど今日は違う。
あと10km前後走って自宅まで帰らねばならん。
しかもその間には、約50m登るポイント(マックスバリュ細江店⇨引佐動物病院)とそれよか少しマシだけど、15m下って同じだけ登るという何かの罰ゲームのようなポイント(西部特別支援学校⇨常葉リハビリテーション病院、所謂「大谷の坂」)があり、これらをクリアせねばならん。
結果から言うと、前者は結構厳しかったがギアを少し重めにしてゆ〜っくりダンシングしてクリア、後者は最初に現れる下りの惰性を次なる登りに最大限に活かし、少しダンシングすれば結構簡単にクリア出来ました。
クリアとかエラソーに書いてますが、なあに、地元の高校生共が毎日ママチャでフツーに走っている道であることも一応書いときます。
ということで無事Door to Doorで完走できました。
よかったよかった。
今後、ちょっとした風や坂道が絡んだコースであっても、自信を持って走ることに向けてのきっかけになりました。
膝は痛いけど。