2012年11月11日日曜日

かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(3)

昨日の土曜日は午前一寸仕事、午後はカイシャの研修会で夕刻からその流れの呑み会で痛飲し、という事は普通だったら今朝は遅めに起きて一日ぐだぐだして過ごしたい所ですが、住んでいるマンションの管理組合総会が朝から開催される為、やや二日酔い気味で少し重い頭を抱えてそれに出ました。
総会は午前一杯かかって終了したので、一旦帰宅して短時間シエスタし、少し本を読んだりしながら過ごしていたのですが、何だか今日は薄ら寒く、風呂にでも入らなけりゃやってられない気分になってきたので15時過ぎに自宅を出ました。
最初はみよし湯に行こうと考えていたのですが、もし駐車場が一杯だったら面倒だと思い直し、矢張り寒い時にはしょっぱいお湯に入って暖まるに限ると、かんぽの宿 浜名湖三ヶ日に出かける事にしました。

現地に到着すると雨が降り出しました。
建物に入ると、粋な浴衣を着た妙齢(高齢とは書けねえだろ、書いちゃったけど)の姐さん方がロビーに沢山いらっしゃって何だか艶やかな雰囲気。
その横をすり抜けて浴場へ。
既に通い慣れた感のある場所ですので、素早く脱衣し、先ずは内湯へ。
日曜日の16時過ぎ、宿泊客で混んでるかなと思ってましたが、意外にも適度な混み具合で温泉を楽しむのには何の問題もありません。
湯つぼに浸かり、時折口に入ってくる温泉の味を楽しみます(不潔かもしれないけど、まあダイジョウブでしょ)。
変なヤツと思われるのを覚悟で書きますが、ここの温泉、しょっぱいだけでなく、はっきり言って旨いんですわ。
昆布の出汁が効いてる様な感じと言えばいいのでしょうかね。
勿論積極的にゴクゴク飲み干すという様な事はしませんけど。

露天に移って雨の中、肩まで浸かって体を暖めます。
曇天が広がって夕闇が迫りつつあります。
外灯は点灯しておらず、明かりは内湯の大きな窓から漏れてくるものだけ。
雨の夕刻の明るさ、というかほの暗さは雪と同様、どうも七難を隠す効果が絶大のようであり、普段とは全く違った趣きで、風情豊かな感じがします。
先に露天を楽しんでいた2人のオッサンはどうも地元のみかん農家のようで、落ち着いた口調でみかん育成の話を交わしていて誠にいい感じ。
農作で疲れた体を仲間とともに温泉で癒し、明日に備える。
ああ、良き日本ですなあ。

やがてその二人もすっかり暗くなった露天を後にし、一人残された私は依然として降り続く雨の中、僅かながらではありますが浴槽から溢れ出るオーバーフローの音や、水面を叩く雨の音を効きながらあと20分程、しょっぱくて美味しくてよく暖まる温泉を堪能致しました。

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